高橋名人 ネトゲ廃人を「たかがホビーで廃人なんて」と苦言

NEWSポストセブン / 2012年2月8日 16時0分

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ネトゲ廃人に苦言を呈した高橋名人

 ファミコンブームに沸いた1980年代年から1990年代、スター級の人気を博した、元ハドソン社員の高橋名人こと高橋利幸さん(52)。当時は、ゲームを宣伝する立場でありながら、子供たちのことを考え、あえて「ゲームは1日1時間」と発言したこともあった。その名人は、いまのゲーム界をどのようにみているのだろうか。ゲームに依存してしまうネトゲ廃人、ひいては子供たちのひきこもりの問題まで…長年、ゲーム界を支えている名人だからこそいえる、緊急提言。

――当時、イベントで「ゲームは1日1時間」といった、その真意は?
名人:きっかけは、全国キャラバンで、目の前にゲームに参加する250人ぐらいの子供達を囲む大勢の父兄の顔を見たときに、何かいわなきゃいけないと思って「ゲームばかりやっちゃだめだぞ。1時間ぐらいで集中して、あとは外に遊びにい行けよ」っていったんです。

 1980年代にファミコン登場するまで、ゲームセンターは不良の溜まり場と思われていたり、子供達に好ましくないとされたゲームが家庭にはいってきていつでも遊べるようになった。子供はゲームしかしなくなるのではと危機感を持つ。でも、やっぱり子供は親からすると基礎体力も知識もつけないといけないから、ゲームは1日1時間ほどにして、あとは運動や勉強したり、友達と話したりしようよっていう意味も込めていい始めたのが、「1日1時間」という発言なんですよ。

――でも、ゲーム会社の人が、ゲームをやるなっていうのはマズイのでは?
名人:その場で、問屋さんも聞いていたので、すぐにハドソンに連絡がはいったようで、次の日には会社の役員会ですよ。「高橋がなんか変なこといってるらしい」と。でも結局、会社の方針で“ゲーム業界の息を長くするためには、健全な方向でいったほうがいい”ということになり「ゲームは1日1時間、外で遊ぼう元気よく、僕らの仕事はもちろん勉強、成績上がればゲームも楽しい、僕らは未来の社会人」という5大標語を作ったんです。

――いま、ゲームをやりすぎて“ネトゲ廃人”になる人もがいます。
名人:だって、それ大人でしょ。大人はね、何いったって聞くわけないですから。

―― “ネトゲ廃人”についてどう思います?
名人:ダメです。廃人になるまでやるなんて。たかがホビーですよ。娯楽っていうのは、何かをしてそれを休むためにあるんです。その娯楽を24時間やったら娯楽じゃなくなるんですよ。ホッとする瞬間を作るから休めるんであって。それがパチンコとかでもいいわけですよ。他にもテレビゲームやスマホだったりネットゲームだったり、サッカーやったりとか何でもいいと思うんですよね。

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