刑事と公安 仲が悪い理由を公安経験元刑事が語る

NEWSポストセブン / 2019年2月16日 7時0分

 捜査手法も意識も大きく違う。公安にいた時は、この違いからいつもケンカになっていたという。だが、この手法が公安には必要だったのだ。

「公安は事件捜査に弱く、実践はダメだ。鑑識を呼ばず自分たちで現場の検証作業をやると言うが、手際は悪くやり方は古い。取り調べや裁判のための書類を作成できる人もいない。だから俺が呼ばれたんだ。

 だがね、長居する所じゃない。やつらは自分をエリートだと思っているし、互いに秘密が多すぎる。同期で公安のやつらに、何をやっているのかと聞いても『うん』と答えただけだった。俺みたいに数年いただけなら言えるけど、純粋培養でどっぷり浸かっていれば何も言えない。辞めた今でも守秘義務厳守だ。暗いよな。人間が合わないよ」

 刑事と公安は、やはり絶対に合わないのか…? 普段は仲が悪くても、オウム真理教の捜査の時だけはひとつにまとまったのだと話す人たちもいる。だが、元刑事は言う。

「あの時も全然ダメでした。こっちには上っ面の話だけあげておいて、中で公安部の連中だけでひそひそ話してるんだから。まとまりなんてしませんよ」

 公安と刑事の確執は、どうやら外からでは計り知れないほど根深いものがあるらしい。

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