ご療養16年の雅子妃殿下 お気持ちを整える「工夫と努力」

NEWSポストセブン / 2019年3月7日 7時0分

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日本赤十字社の全国大会で「次期名誉総裁」である雅子妃殿下を紹介される美智子皇后陛下(2018年5月) 日本赤十字社提供

 雅子妃殿下のご体調は、近年、劇的に回復している。背景には着実に準備されてきたご努力と、皇后になられることへのご覚悟があるという。ジャーナリスト・友納尚子氏がレポートする。

 * * *
 5月に皇后陛下になられる雅子妃殿下。ご療養が16年に及び、現在も続いていることから、果たして皇后として務められるのか、という疑問の声がないわけではない。

 しかし、そんな心ない言葉を払拭するように、雅子妃のご回復は3年前から大きく上向かれている。

 2016年夏に天皇陛下の生前退位のご意向が発表されてから、美智子皇后陛下の最後のお務めにどうしてもご一緒したいと雅子妃は願っていたと聞く。その思いが、ご回復を促したのだろう。

 昨年5月の日本赤十字社の全国大会もその一つで、名誉総裁を務められている皇后の最後のご臨席だった。雅子妃は実に15年ぶりにご出席されたのだった。そして、一つのドラマが見られた。

 皇后が式典の最後に挨拶を終えられると、後ろで待機されていた雅子妃に向かって声をかけられた。はにかみながら笑顔で応えた雅子妃は前に出て、次期名誉総裁となる紹介を受けられた。会場は、割れんばかりの拍手で溢れていた。

 雅子妃にとって、両陛下の存在は大きい。昨年12月の55歳の誕生日に際して発表された文書には、両陛下への思いが記されていた。

〈26年近く前に皇太子殿下との結婚が決まりました時から、天皇皇后両陛下には、私を温かく迎え入れて下さり、今日まで変わることなく、広いお心でお導き、お見守り下さいましたことに、心から感謝申し上げております。

(中略)両陛下が、大きな責任を担われながら、どれ程深く国民の幸せや国の安寧を願われ、お力を尽くしていらっしゃったかということを改めて思い、敬意と感謝の気持ちで一杯になります〉

 同文書では今後についても言及されており、そこには強い決意が感じられた。

〈これまで両陛下のなさりようをお側で拝見させていただくことができました幸せを心の糧としながら、これからも両陛下のお導きを仰ぎつつ、少しでも皇太子殿下のお力になれますよう、そして国民の幸せのために力を尽くしていくことができますよう、研鑽を積みながら努めてまいりたいと思っております〉

 その思いを胸に雅子妃のお出ましは増えていき、マスコミ対応にも大きな変化が現れるようになった。

「ご療養に入られてから何年かは、撮影が禁止されることもありましたが、昨年夏のご静養先の須崎では、御用邸に隣接する三井浜を皇太子ご一家が歩いて記者団の質問に答えられたのです。また、プライベートな空間である、御用邸敷地内を散策されるご様子の取材許可も下りました。これは初めてのことでした」(宮内記者)

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