『ふたりエッチ』作者「ためになるエッチ漫画にしたかった」

NEWSポストセブン / 2012年3月7日 16時0分

 現在52巻まで刊行され、累計2300万部の売り上げを誇る『ふたりエッチ』。童貞&処女のまま結婚した2人が悩みを解決しながら性生活をステップアップしていく物語は、現在も「ヤングアニマル」にて連載中だ。この長寿漫画誕生の裏には、作者である克・亜樹(かつ・あき)氏の高尚な理念があった。以下、氏が誕生秘話を語る。

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 エロを題材にしてますので、もちろん「ヌケる」ということは意識しています。ただ同じぐらいこだわっているのがデータ部分です。その時々の結婚事情やセックス観、男女の意識の性差といったことに関するデータを入れることで、「ためになるエッチ漫画」にしたいと初めから考えていましたので。

 そうやって作品に時代を反映させることが長く続けるコツなんでしょう。もう15年やっていますが、そろそろネタがないかなと思うと必ず新たなものが出てくるんです。スローセックスだったり、「婚活」ならぬ「妊活」だったり。時代が変われば新しい女性像が出てくるのも当然で、シングルマザーが流行ったときなども作中に登場しています。

 だから、日本で起こっている性に関する事象は、意識して情報を集めるようにしていますね。官能漫画のイメージとはかけ離れているかもしれませんが、新聞も数紙読んで全て自分でスクラップしているんですよ。週刊ポストも愛読しています(笑)。データのファイリングは大変なんですが、これだけはこだわりというか生命線だと思ってますから。

 1971年にベストセラーとなった奈良林祥先生の『HOW TO SEX』(KKベストセラーズ刊)ってあるじゃないですか。僕は高校生の頃、買いたくてしょうがなかったんだけど、本屋で買うのが恥ずかしくて買えなかった。実は、あれが描きたかったんですよ。当初、考えていたタイトルも「エッチ進化論」でした。酷すぎるネーミングだと思って、結局、ボツにしましたが(笑)。

※週刊ポスト2012年3月16日号



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