【お盆】さだまさしにだまされるな! 長崎の精霊流しは大量の爆竹が鳴る耳栓必須の大騒動 / 曲のイメージとは正反対

Pouch[ポーチ] / 2017年8月15日 12時45分

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【お盆】さだまさしにだまされるな! 長崎の精霊流しは大量の爆竹が鳴る耳栓必須の大騒動 / 曲のイメージとは正反対

お盆の曲といえば長崎出身、さだまさしさん率いるグレープの「精霊流し」。亡き恋人の精霊船を流す、という切ない場面を、さだまさしさんが蚊の鳴くようなか細い声でしっとりと歌い上げる名曲です。

この曲を聴いて浮かぶ長崎の精霊流しのイメージは、夜の静かな川辺に浴衣を着た人たちがぽつり、ぽつりと集まって、小さな灯籠つきの小舟を流す……。目元にはうっすら涙、川の流れとともに、小舟の灯りがゆっくりと遠くなっていく……というものかと思いますが……。

ぜんっぜん違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そのイメージとは真逆も真逆。たぶん1年の中で長崎が最もうるさい日、それが精霊流しが行われる8月15日なのです。 

【デコトラのような巨大な精霊船が街を練り歩く】
まず、精霊船の大きさ。手のひらサイズの小舟どころか、超デカイ。一見するとデコトラみたいなド派手な装飾が施してあって、川に流すのではなく、長崎の繁華街の道路を移動させます。

そのでっかい精霊船を、亡くなった人の親戚や友人たちが、大勢集まって「ドーイドーイ」と掛け声をかけながら押して歩きます。イメージとしては、お祭りの神輿に近いかもしれません。

【大量の爆竹がバンバン打ち鳴らされる】
そして、その精霊船を押しながら、チャンコンチャンコンと鐘を打ち鳴らし、超大量の爆竹を鳴らして歩きます。基本的に爆竹は箱単位で火をつけるので、想像を絶するうるささです。沿道で見守る人も、精霊船を流す方も酒が入ってたりするので「こっちに向かって爆竹を投げた・投げない」でケンカになることも……。

通りには大量の爆竹が一気に爆発するときの、パンパンパンパンパン!パンパンパンパンパン! という、ものすごい音と光、そして煙があたりに立ち込めます。

【耳栓とハンカチを忘れずに】
精霊流しにおいて、耳栓とハンカチは必須アイテム。精霊流し当日、沿道のコンビニやスーパーでは「耳栓あります」という張り紙が貼られるのはおなじみの風景。爆竹が飛んできたり、人混みで足を踏まれるので、短パン、ビーサンなんかでいくとヤケドする可能性も……。

長崎の精霊流しは、しめやかというよりは、サバイバルという言葉がよく似合います。けれども沿道にはたくさんの出店が並ぶので、どことなくお祭りのような雰囲気もあります。花火や爆竹が使われているのは、中国との交易の影響で、あちらの文化がミックスされてるのかもしれませんね。

【華やかさと寂しさのコントラスト】
ただ、そうは言ってもやはり亡くなった人を弔う行事です。精霊船を見ながら「あら、◯◯さんのお店のおじいちゃん亡くなったんだね……」と、誰かの訃報を知ることもあります。精霊流しは、激しい喧騒のなかで、故人を偲ぶ思いが入り交じる、とても不思議な時間かもしれません。

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