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「何回決心しても挫折する」人の行動心理学【自己診断テスト】

プレジデントオンライン / 2013年11月13日 10時15分

挫折を繰り返す人6タイプのマッピング

いつも挫折をしてしまう人の共通点とは何か。経営トップや金メダリストを指導してきたメンタルトレーナーが科学的に分析する。

■挫折の原因は根性不足ではない

私たちは挫折を繰り返すたび、「意志が弱い」「根性が足りない」と自分を責めます。しかし本当の挫折の原因は、そんなことではありません。

実は目標達成を阻んでいるのは、「過去にどんな経験をしてきたか」ということ。過去の経験は知らず知らずのうちに、私たちの考え方や行動に多大な影響を及ぼしています。私たちの人生のシナリオは主に家族からどんな扱いを受けたかによって決まりますし、ビジネスマンの場合は、最初の職場や若いころに自分を形成した職場での経験が、その後の仕事人生を方向づけるといっていいのです。

目標達成できない理由は人それぞれですが、過去にどんな経験をしたか、これまでどんなふうに生きてきたかによって、大きく6つのタイプに分けることができます。

図を見てください。縦軸に「自己肯定感」、横軸に「チャレンジする気持ち」をとった座標軸があります。目標を達成できるかできないかは、自分で自分を認める自己肯定感と、チャレンジする気持ちの強弱によって決まります。

自分の能力を信じていればいるほど自己肯定感は強くなりますが、過去に虐待を受けたり人間関係で大きくつまずいたりすると、自己肯定感は弱くなってしまいます。

またチャレンジする気持ちが強いと何事も積極的に取り組むようになりますが、逆方向のベクトルが強ければ、現状を守り続ける保守的な人ということになります。

挫折をこれ以上繰り返さないために重要なのが、自分をよく知ることです。自分がどのタイプかを知るには、図の「自己診断テスト」に答えてみてください。まず全体でチェックがいくつあったか数えてみましょう。20以上あった方は挫折しやすいタイプといえます。

図を拡大
あなたの「挫折度&挫折タイプ」自己診断テスト

(1)が最も多かった人は、昔の栄光が忘れられない「没落貴族タイプ」。(2)が最も多かった人は、いままで何も考えてこなかった「自分と向き合わないタイプ」。(3)が最も多かった人は、過去に誰かから不当な扱いを受けた「虐待を受けたタイプ」。(4)が最も多かった人は、チャレンジはするものの、結果に結びつかない「夢のままで終わるタイプ」。(5)が最も多かった人は、粘りや忍耐強さに欠ける「人生の器用貧乏タイプ」。(6)が最も多かった人は、日常の行動が習慣化する前にやめてしまう「習慣にできないタイプ」。最も目標を達成しやすいのは、自己肯定感もチャレンジする気持ちも強い「目標達成するタイプ」です。

成功からはあまり多くを学べないけれど、失敗や挫折のなかには、必ず改善のヒントが隠れています。次回、それぞれの挫折パターンの特徴と処方箋を解説します。

ただし、無理をして自分を変えようとすることは禁物。人間は、基本的に自分を変えたくない生き物です。それなのに向いていないことを急にやろうとしたり、これまでの挫折経験を振り返らずに新しいことを始めても同じ過ちを繰り返すばかりです。自分を大きく変えずとも、無理なく成果を挙げる方法を考えるべきなのです。

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【挫折タイプ別処方箋】http://president.jp/articles/-/11158

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(プロフェッショナル心理カウンセラー 浮世 満理子 構成=長山清子 撮影=武島 亨)

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