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リアル&オンライン英会話教室 実力比較ランキング【リアル編】

プレジデントオンライン / 2014年10月26日 11時45分

ランキングBEST5

通学型の「リアル」。主流となりつつある「オンライン」利用型。あなたの目標を確実に達成へと導く英会話学校は、どちらのタイプか――。

■自由に話すだけの学校や講師はダメ

いまやビジネスマンにとって「英語ができる」「できない」は、死活問題。そのため、勤務前後にせっせと英会話学校へ通ったり、TOEIC試験に向け、自宅で独習を重ねる人も多い。しかし、英会話学校を利用し学習をはじめたものの、「挫折した」「レベルアップしなかった」「経済的に継続が厳しい」という声も多く、英語習得へのジレンマがあるのも事実のようだ。

そこで、英語学習を効果的に持続するため、各自に合った英会話学校の選び方、使いこなすコツを、語学学習のエキスパートでもある達人2人に聞いた。また、1000人アンケートの結果を基に、利用者の多かった英会話学校の評価ランキングや、データを掲載。英会話学校選びの参考にしてほしい。

英会話学校の選び方について、長年にわたり日本人の英語学習を見つめてきた、ジェームス・バーダマン早稲田大学教授は「レッスンプランのない学校はダメ」と断言する。

「宿題がない、予習がいらない授業は自分のためにならない。レッスン時間はひとりで練習した成果を披露する場。自由に話すだけなら外国人の友人をつくったほうがいい」(バーダマン教授)

また、講師の選び方についても、「発音や会話のスピードが自分のレベルに適切か。英語にすぐに反応できない場合でも、間を取ってくれるか。さらに、間違いをいちいち指摘するのも、生徒のやる気をそぐ原因に。ほどほどの直しで、大切なところだけを的確に説明してくれる講師のほうが上達する」と語る。つまり、いい学校や講師というのは、しっかりと予習をさせ、かつ生徒のレベルに合わせて指導できるのだ。

「先生がキレイ、カッコイイも、モチベーションにつながる。が、英語を教える能力と豊富な経験を持つ講師を選ぶことが最重要」(同教授)

しかし、こうした能力と経験を兼ね備えた講師は、英会話学校では満足せず長続きしないのが現状。ならば、「少なくても指導できる『先生』であることが最低条件」とバーダマン教授は語る。

■ランキングBEST5

1位●ベルリッツ

教室数:61
講師:ネーティブまたは同等の英語力の非ネーティブ(日本人以外)
受講料:6000円~(40分)
TOEIC対策コース:2万1500円/短期集中コース(全4回 8回コースもあり)
アンケートの声:[GOOD]質が高いので、値段が高いのは納得できる(男/東京)[BAD]詰め込みすぎな気がした(女/大阪)

2位●Gabaマンツーマン英会話*マンツーマンのみ

教室数:39(関東/関西/中部のみ)
講師:ネーティブまたは同等の英語力の非ネーティブ(日本人以外)
受講料:5000円~(40分)
TOEIC対策コース:カスタマイズ可(要相談)
アンケートの声:[GOOD]自分のニーズに合わせてカスタマイズできる(男/東京)[BAD]講師の教育が不十分に感じた(男/東京)

2位●AEON/英会話イーオン

教室数:251
講師:ネーティブまたは同等の英語力の非ネーティブ(日本人含む)
受講料:7425円(40分/週1×8カ月)
TOEIC対策コース:1万3000円(50分/週1×6カ月)
アンケートの声:[GOOD]授業のプロセスが効果的でよかった(男/東京)[BAD]先生により「やる気」に差がありすぎ(女/東京)

4位●ECC外語学院

教室数:185
講師:ネーティブまたはバイリンガル日本人
受講料:1万5500円~(80分/週1)
TOEIC対策コース:5796円(80分/週1/全40回)
アンケートの声:[GOOD]教え方が上手で、スキルアップした(男/兵庫)[BAD]不要な教材も購入する必要があった(男/岡山)

5位●NOVA*マンツーマンのみ

教室数:325
講師:ネーティブ
受講料:4629円(40分/月4回)
TOEIC対策コース:対応可(要相談)
アンケートの声:[GOOD]安いので無理なく続けられる(女/福岡)[BAD]オーストラリア人ばかりで訛りがひどかった(女/大阪)

※1回あたりの受講料=すべてマンツーマン・レッスンの料金を表示/TOEIC対策コースは、特に表示のないもの以外「グループレッスン」1回あたりの料金を表示。すべて税抜き表示。表示金額以外に入学金、教材費など必要な場合あり。
※掲載したランキングは、(株)マクロミルの協力によりプレジデント編集部が行った、「英語学習に関するアンケート」の回答者、1030人のデータを集計。10段階評価の平均値を示したものです。

■リアル英会話学校のメリット・デメリット

【メリット】

・講師と対面するため、人間的な交流が可能。微妙なニュアンスが理解しやすく、または伝えやすい
・日本人スタッフによるサポート体制が充実している
・教室へ「通う」ことで、気持ち(勉強モードへ)の切り替えができる

【デメリット】

・受講費が高め
・受講日と受講可能時間が限られている
・講師の質を前もって確かめられず、自分からは選べない

■学校&講師選びのポイント

ネーティブ信仰を捨てる

英語教育の訓練を受けていないネーティブなら、訓練をしっかりと受けた非ネーティブ講師を。教育水準の高い講師を選ぶことは必須。TOEIC対策の場合、英語が使える日本人講師のほうがいいケースも。「日本人への英語教授法をわかっていない講師、教養がない講師も避けたい。いい講師は受講生を安心させる力がある」(バーダマン教授)。

「安い」だけは問題外「高いからいい」も要注意

「安い」が取り柄の学校では、講師の質は期待できない。「自国で何をしていたか、教育水準は高いか(教えてはくれないだろうが)聞いてみてもいい」(バーダマン教授)。また極端に「高い」学校も要注意。学校は「受講費」と「講師の質」「必要経費」のバランスで経営。やたらとキレイでムダなスペースの多いところは、受講費に上乗せの可能性あり。

■英語レッスンを使いこなすコツはこれ!

「レッスンの日」を待つのはNG

「土曜の3時間だけでは途中で嫌になるか、覚えたものを忘れてしまう。毎日10分でも英語に集中する時間をつくろう」(バーダマン教授)。レッスンの日を待つのはNG。学校でコツさえわかれば、自習で十分。間をあけずに繰り返せば、英語は必ず身につく。毎日ステップアップをめざし、昨日よりもレベルダウンしないよう日々練習あるのみ。

■リアル英会話学校でTOEICスコアアップのコツ!

TOEICスコアを要件にする職場や企業をめざすなら、TOEICの勉強をしよう。学校では得点のための「コツ」を学び、あとは自宅で独習も可能。日本人プロ講師のほうが試験対策にはベター。受講時間は「試験」と捉え、自宅での学習は必須。試験に対する自分の「動力(モチベーション)」を高めるよう、とにかく「練習」あるのみ。講師の生の英語を聞くことはリスニングの練習に最適。ただし、TOEICで高スコアをクリアしても、それだけではペーパードライバーと同じ。英語はコミュニケーションツール。実際に使ってこそ生きるし、より英語が楽しくなりますよ。

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ジェームス・M・バーダマン
米国出身、在日40年。来日以来、日本人が英語を学ぶ姿を見つめ続け、日本人英語学習者のため「使える英語習得」の指南本を数多く執筆。近著に、英語学習の誤解を払拭する、『日本人の英語勉強法』がある。現在、早稲田大学文化構想学部教授。

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(プレジデントウーマン編集部 戌亥 真美)

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