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不倫三昧&失職「ポンコツな夫」にひと肌脱ぐ妻の共通点5

プレジデントオンライン / 2016年3月27日 13時15分

自民党から今夏の参議院選挙の目玉候補と目されていた乙武洋匡氏だが、5人の女性との不倫が発覚し、出馬はピンチになっている。「妻を裏切る行為」と謝罪したが、その際、夫人もコメントを掲載。これが完全に裏目に出て、世間の反感を買い“炎上”した。乙武氏が騒動の収束を狙って妻にコメントを出させたとの見方もあるが、近頃目につく「不肖の夫」のために妻はどう対処するべきなのか。エッセイストであり、教育・子育てアドバイザーでもある鳥居りんこ氏が、「あの事件」を例に語った。

■なぜ「ゲス不倫」議員の妻が株を上げたのか?

先ごろ「イクメン ゲス不倫」で名を馳せた宮崎謙介元センセー(議員辞職)の妻は金子恵美衆議院議員であるが、一連の騒動で宮崎元センセーが勝手に男を下げたのと反比例して、金子議員の女の株は上がったとの下馬評である。

これは金子議員が夫に向かって、「恥をかいてきなさい」と一喝したと報道されたことに起因している。自ら起こした不倫騒動に関して、自民党幹部やメディアに対してに洗いざらい説明してこいと喝を入れたのである。

夫の絶体絶命のピンチで、怒れる世間を鎮めるためにも、自身のプライドを守るためにもこの言葉のセレクトはさすがだったと思う。

つまり、夫に「与えられた仕事に対して責任を取れ」と迫りながらも、離婚はせず再構築を目指す=「世の中は総バッシングでも私は傍にいるよ」との明確なメッセージを夫と世間に出したということになろう。

もし、金子議員が「泣きわめき」「恨みつらみ」を公にさらしたならば、この騒動はもっと面白おかしく伝えられ、炎上し続けたかもしれない。

このご夫婦が今後、どういう道を選択するのかはわからないが、現時点では宮崎氏は賢夫人になっている。

「男の成長は女次第」ということもちょいちょい聞く話だが、今日は「妻に迎えると得するタイプ」という目線で5つのタイプをあげて語ってみたい。

■「妻に迎えると得するタイプ」の共通点5

【タイプ1:管理ができる女】

これはあなたの行動やらを監視して、お小遣いの管理を引き受ける妻という意味ではない。どちらかと言えば、夫を含めた他人ではなく「自らに厳しい女」ということになる。

妻が家庭(衣食住)の主導権を握るケースは多いと思うが、この家庭生活を円滑に進める管理は3つある。

▼ひとつは「健康管理」。

人間は食べたもので動いているので、特に「食」の部分は重要だ。できうる範囲で栄養と予算と食べる楽しみを上手に組み合わせないといけない。これが健康な暮らしを下支えするのは言うまでもない。

きちんとした食生活で暮らしている人物は男女問わず、食だけではなく生活全般がきちんと回っている。

例えば、きちんと食事をしようと実践している人は冷蔵庫の管理も自然としているし、テーブルの上に余計なものを置かない。それは相乗効果で他の部分にも波及し、家の中も整えられ、くつろぎのスペースができ上がっているだろう。

暮らし全般に居心地の良さが感じられるのは「衣食住」の管理が行き届いているからなのだ。これをひっくるめての「健康管理」である。

▼ふたつめが「時間管理」。

いつまでに何をしなければいけないということを直近、短期、中期、長期という時間枠で考えている女はやはり賢夫人である。

「2時間後に出かけるから、今、靴を磨いておこう」というのが直近の時間管理。
「衣類ゴミの日が来週だから、今週の家事に衣替えを追加しておこう」ということが短期の管理。
「来年は友人たちの披露宴や出産のお祝いラッシュ。寿貧乏にならないように今から貯めておこう」というものが中期の時間管理。
「子どもが小学校に上がれば少し時間ができるだろうから仕事をする。そのために今はこの勉強をして資格をとるべく頑張ろう」という未来予想をするのが長期管理である。

さらに、家事能力に秀でている女性は「時間貯金」ができるという話を聞いたことがある。

例えば、夕食の鍋物用にネギを切るとすると、ついでに翌朝の味噌汁のためのネギを刻んでおく。そうすると朝の忙しい時間にひと手間が省略され、その時間が浮く。それを「時間貯金」と呼ぶらしいが、これがやれる女は間違いなく「暮らし上手」だ。

▼みっつめが「書類管理」。

家庭にはポスティングも含め、様々な書類が持ち込まれる。今すぐ必要なもの、将来的には必要なもの、不必要なもので構成されるかと思うが、これを瞬時に判断し、きちんとファイリングできる女はやはり子育ても上手い。

要不要の判断がつく女は家計管理もできるので、やはり任せて安心という面では最強だ。

■「ピンチ」に立つ夫に賢い妻がかける言葉

【タイプ2:占い師になれる女】

タイプ2はこれである。占い師になれる女。人生は選択の連続なので、迷うことの方が多い。

「昼飯をラーメンにすべきか、蕎麦にすべきか」くらいは勝手に好きなだけ悩めばいい話なんだが、人生の岐路に立ったときに、自分の一番傍にいる女がさわやかに、またはっきりと「こっち。こっちに行きなさい」と言い渡してくれることは大きい。

野球賭博で問題視されている読売ジャイアンツの高木京介投手も球団に告白する際、事前に妻に相談したと語っているが、こういう人生の分かれ道で「あなたはこっち」と背中を押してくれる人がいるということはそれだけで財産である。

いわば「占い師」になれる女は肝の据わり方もハンパじゃないが、また情に厚いのも特徴になる。占い師として行き先を告げたのならば、道先案内人としての責任も背負うことになる。

つまり、どういう結果になろうとも「傍にいるよ」と言っている。こういう女がそばに居続けてくれる人生は幸せだ。

【タイプ3:金を惜しまない女】

そしてタイプ3。これは、ここぞの時に金を惜しまない女である。

戦国時代~江戸時代前期の武将・山内一豊の妻ではないが、日頃は倹約家であったとしても、一家の一大事とあらば「ポン」と金を出す。さらに言えば、出すことに喜びを感じる女はやはり男にとっては最高だろう。

例えば、夫の田舎で法事があるとしよう。長男である夫名で儀式が執り行われるため、出すものを出さねばならない。

身内とはいえ、その人の存命中には会ったこともないのに、総費用を負担しないといけない立場に追い込まれたとき。片や「(無理をすれば)出せるという恵まれた環境に感謝しよう」と割り切って、家計費から出す妻、片や、夫にはどうしようもない顛末に対して、文句を言い続ける妻とではふたりの未来が変わってくる。

子どもの教育費なども頭が痛い問題になるが、こういうタイプの女は必要だと納得すれば、どうにかしてみせる根性に秀でるので、パートナーとしては心強い限りであろう。

■「してもらう」より「してあげる」妻

【タイプ4:「私を幸せにしてくれる?」と言わない女】

一方、タイプ4はこうなる。結婚前に「私を幸せにしてくれる?」と“抜かさない”女である。

女は一生「白馬の王子様」を待っている生き物であるので、結婚前には「王子待望感」がマックスになって、こう言ってしまう女は多い。

しかし、こういう女は危険だ。自己愛に溢れている可能性が高いからだ。

幸せは自分で感じるものであり、夫であったとしても自分以外の人物から受け取る類のものではない。さらに言い切るならば、幸せは「してもらう」よりも「してあげる」方が何倍もの満足感を感じるものである。

自分の一番大切な人の笑顔を見ることを自らの喜びにする人が結局一番幸せなのだ。

「幸せにしてくれる?」と聞く女は間違いなく「なんで? なんで? どうして? どうして?」と言いながら、男を追い詰めていくだろう。夫は伸びるどころではなくなる。

【タイプ5:物差しが自分スケールの女】

最後にタイプ5を語ろう。物差しが自分スケールである女である。幸せの物差しが世間スケールではなく、自分スケールの女がいい。

「お隣の子が私立小学校に行くならウチも」
「あの子がこのブランドを持っているから、アタシも」
「同期の○さん、もう課長だそうじゃない? ウチはいつなの?」

誰かに合わせることに幸せを感じるのではなく、幸せは自分の尺度で感じる女が切り盛りしている家庭には笑顔が多い。

以上「妻に迎えると得をするタイプの女」を綴ってみた。

以前、このコラムで綴った『ハッピーを引き寄せる「凄みある女」の共通点5』(http://president.jp/articles/-/16383)の進化版である。

特に、結婚願望のある未婚男子に参考になれば幸いだ。既婚男子で、上の5タイプとは正反対の嫁さんをもらった読者の皆さん、ご愁傷様です。悪しからず。

(エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー、介護アドバイザー 鳥居 りんこ)

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