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時間のムダを防ぐ「1日の構造化」と「ノート書き出し法」

プレジデントオンライン / 2016年6月16日 10時15分

24時間を構造化してみよう(例)

■自分時間をつくる「24時間構造化」

1日24時間を自分はどう過ごしているのだろう。家計簿をつけるように、自分の1日を円グラフに書き出してみよう。すると、寝ている時間と働いている時間で、ほぼ1日は埋まっていることがわかる。つまり、まとまって自由になる時間は想像以上に短い。「だからこそ、時間を無駄にはできない。時間は貴重だと身に染みるはず」(臨床心理士と税理士の資格を持つキャリアコンサルタント、阪南大学の寿山泰二教授)。

▼使い方はアイデア次第

どうしても出社時間から計画しがちだが、早く出社して、近くの喫茶店で勉強したってかまわない。運動不足だから、ひと駅前で降りて歩いてみようとか、生活を改善するアイデアがわいてきたらしめたものだ。

■不安を退治する「ノート書き出し法」

ふと気が付くと、不安なことや、解決しようのないことで堂々巡りをしていたということは多いはず。最近うまくいかない妻との関係、そりの合わない上司……。

「よく言われるように過去と他人は自分ではコントロールできません。考えずにはいられないのなら、不満や不安をノートに書き出してみること」(寿山教授)

写真=PIXTA

あいつが今日はこんなことをした、あんなことを言ったと不満を書き出してみると、いろんなことで悩んでいるようでいて、実際は同じようなことで繰り返し悩んでいることが見えてくる。

また、うまくいかずに失敗したことで落ち込むのも、ずるずるではなく、これから20分間思いっきり落ち込むと時間を決める。うじうじと「失敗はあいつのせいだ」と他人のせいにしたり、「あのとき、こうすればよかった、なんて俺はダメなのだろう」とか、長時間、うじうじと落ち込んだところで何かが解決するわけではない。時間を決めて落ち込み、早く建設的な挽回策を練ろう。

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阪南大学国際コミュニケーション学部教授・博士(臨床教育学)
寿山泰二
(すやま・やすじ)
関西学院大学商学部卒業。民間企業、公認会計事務所を経て、税理士として独立。その後、京都創成大学教授を経て現在。税理士免許と臨床心理士資格を持つ日本唯一のキャリアコンサルタント。

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(阪南大学国際コミュニケーション学部教授・博士(臨床教育学) 寿山 泰二 構成=遠藤 成、大塚常好 写真=PIXTA)

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