小室圭さんの恐るべき自己ブランド化戦略
プレジデントオンライン / 2017年6月1日 9時15分
当初、「非の打ち所がない好青年」と祝福された、眞子さまの「婚約相手」小室圭さんに関する謎がここへきて噴出している。しかし、その自己ブランディング力(成り上がり力?)には、私たちにも学ぶべきポイントがありそうだ――。
■急浮上!小室さんに関する9つの謎
「人格がにじみ出ている」とか、「非の打ち所がない好青年」とか、眞子さまとの婚約ニュースが出た直後は、聖人級に持ち上げられまくった小室圭さん。
見た目は「海の王子」に選ばれるほどのイケメンで、内面もハイスペックです。インターナショナルスクール育ちでTOEIC950点、国際弁護士を目指すほど将来有望な青年で、バイオリンも弾きこなし、眞子さまのお相手にふさわしい、という祝福の空気が漂っていました。
しかし最初の高揚した空気が沈静化すると、次第に小室さんに関する謎が浮上してきたのです。
【小室さんに関する9つの謎】
(1)小室さんが働く法律事務所前で会見をした時、自分の職場なのに会社のビルが開く時間を把握していなかった。
(2)自分の座右の銘を聞かれても「時期が来たら……」と答えなかった。
(3)母子家庭で、祖父や母と3DKに暮らしている庶民派なのに、インターナショナルスクールやICUの学費、留学費用などをどのように捻出していたのか。
(4)「海の王子」に選ばれたあと、アナウンススクールに通って一時男子アナを目指すなど進路が迷走する時期があった。
(5)「海の王子」時代のブログ記事の英語のスペルが間違っていた(ReadyをLadyと表記)。
(6)大学時代、女子学生をはべらせた半裸に法被の写真が存在(でも手は肩から浮き気味でジェントルマン)。
(7)大手銀行の丸の内支店に配属されたのにすぐ辞めてしまう。
(8)婚約のニュースでコメントを出すのが女友達ばかり。
(9)お母さんと会社の帰りに待ち合わせるなど、母子の仲が良すぎる。
▼昔「茶髪に半裸姿」→今「スーツのボタン全留め」
とにかく情報が出れば出るほど謎が深まる、謎王子です。
お金持ちなのか貧乏なのか。品行方正な王子キャラなのかそれとも遊び人なのか。全然つかめません。学生時代の「茶髪に半裸姿」から、会見したときの「黒髪のまじめなヘアスタイルにスーツのボタン全留め」というキャラ変ぶりに驚かされます。眞子さまへの恋心でここまでイメージチェンジしたのでしょうか。
リア充の陽キャラからインペリアルキャラに華麗な変身を遂げました。
■小室さん「自己ブランド化」の根底に「母への思い」
![](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/5/7/250/img_5706a94f96bbbd2fc2fbd2c9c72b8a5132495.jpg)
謎が多いとはいえ、コメントなどからは、性格は素直で善人であることが伝わってきます。「海の王子」時代、常に笑顔で活動していたとか、「人の役に立ちたい」と学生時代に語っていたとか、父親が亡くなったあと「お母さんは僕が守る」と気丈に話していたとか、バイト先のレストランの排水があふれた時、裸足になって率先して対処したなんて話もありました。ミステリアス感と優しさが、女友達にモテて囲まれる秘訣でしょうか。
小室さんのステップアップぶりには、いち庶民として鼓舞されるものもあります。
ふつうだったら将来を半分あきらめてしまいそうな境遇なのに、果敢にセルフブランディングして願望を叶えていっているのです。その根底には、「お母さんを楽にさせてあげたい」という親孝行の思いがあるのかもしれません。
▼バイオリンと英語で「インペリアルキャラ」に変身!
小室さんの勝算のひとつは、まず、幼少期にバイオリンを習いはじめたこと(母からは「バイオリンの天才」と呼ばれていたそうです) 。宮家では皆様クラシック音楽をたしなまれることが多く、奇しくもそこにとけ込める素養を身に付けることができました。
そして将来を見据え、インターナショナルスクールで英語スキルを身に付けたのも大きいです。また、ICUで眞子さまと一緒になってから、意識してかどうかわかりませんが、「海の王子」に応募し、自ら姫にふさわしい称号を得ようとしました。その後、「姫」である眞子さまに対して果敢にアプローチして、イギリス留学中に訪ねて行ったり、ぬいぐるみをプレゼントしたり、デート代は全て彼が持ったりと、文字通りプリンセスのようにもてなします。インターナショナルスクールでレディーファーストの思想を学んだのでしょうか。
■「人は努力次第で“上級国民”になれる」
![](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/250/img_19851ed15b3c9ffd9b1cc1c1f7b4c04034484.jpg)
そういえば「眞子さま以前」の彼女も社長令嬢だったと聞きます。お嬢さまとの接し方がとてもうまいのかもしれません。王子キャラにもかかわらず、お姫様を立てているのがさすがです。
小室さんのこれまでの経歴は謎の部分も多いですが、人は努力次第で上級国民になれる、という希望を世の中に与えたように思います。
品格や素養は後からでも身につけることができるのです。母親が「うちの王子」とホメて育てたのも大きいでしょう。人は誰でも王子になれる……。小室さんに嫉妬して「一億総常磐会」*と化して揚げ足を取る前に、自分も王子や姫になれる可能性を探ってみてもいいかもしれません。
*常磐会:学習院女子中等科・高等科の同窓会組織
*本コラムへのご意見や、取り上げてほしい身の回りの気になるヒト・モノ・コトがありましたら、下記URLにぜひお寄せください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdKgResspYB2rqe3TXr52qJfMq9RJtgGE-wx9UIH1L4s7Hk5A/viewform
(漫画家/コラムニスト 辛酸 なめ子 イラスト=辛酸なめ子)
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