トヨタが本気で取り組む"自動車のミライ"
プレジデントオンライン / 2018年9月16日 11時15分
■車を所有せずにサービスとして利用する社会が到来する
2018年4月、政府は自動車の「自動運転に係る制度整備大綱」を策定したが、世界的にはさらに包括的な観点から「人の移動に関する革命」が進行中だ。それがMaaS(Mobility-as-a-Service=サービスとしての移動体)構想である。
鉄道やバスは事業者が輸送機器を所有して利用者にサービスを提供してきたが、自動車はもっぱら利用者が所有するのが前提。だが、自動運転やライドシェアの普及で「所有せずにサービスとして利用する」のが主流となるかも。MaaSはそれを前提としたサービスを構想しており、東京大学生産技術研究所次世代モビリティ研究センターの須田義大教授は「IoT技術で鉄道やバス、タクシー、ライドシェアなどの多様な移動体情報が一元管理され、利用者の情報端末に目的地までの最適なドア・ツー・ドアの移動方法が提案される」と説明する。
欧米の自動車メーカーはいち早くMaaSに注目、ライドシェアを念頭に置く自動運転車の開発を進める。日本勢は「所有」の発想にとらわれてきたが、18年1月にトヨタ自動車がMaaS専用次世代電気自動車「e-パレットコンセプト(e-PaletteConcept)」を発表して急追。革新的に利便性が高まるだけに実現すれば利用者拡大は必至。「自動車の販売台数は減ったとしても稼働率は確実に高まる」(須田教授)。
(金融ジャーナリスト 大西 洋平 写真=時事通信フォト)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
なぜタクシーが捕まらないのに、ライドシェアが進まないのか…「クルマづくり世界一の国・日本」の根本問題
プレジデントオンライン / 2024年7月8日 17時15分
-
第一交通産業・田中亮一郎社長に直撃「タクシーでできることはまだまだある。まずは規制緩和の実行を!」
財界オンライン / 2024年7月2日 7時0分
-
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「日本型ライドシェア開始から3ヶ月~都市・地方の展望と課題~」
レスポンス / 2024年6月28日 7時30分
-
アウトクリプト、アジア・パシフィック地域で初めて自動車サイバーセキュリティのテクニカルサービス機関の資格を獲得
PR TIMES / 2024年6月26日 12時45分
-
灼熱の貨物車両にすし詰め状態! カオスで不思議な国、バングラデシュを旅する【前編】
ASCII.jp / 2024年6月19日 7時30分
ランキング
-
1隣人をサンドバッグ扱いし、骨折30カ所 暴行死させた元ボクシング練習生の無慈悲な犯行
産経ニュース / 2024年7月18日 8時0分
-
2元育成ドラフト1位の高校非常勤講師、バイト先だった飲食店で600円盗んだ疑いで逮捕
読売新聞 / 2024年7月17日 19時8分
-
3「ふざけるな」「警察呼ぶぞ」カスハラ被害者、今もフラッシュバック…心の被害深刻化
読売新聞 / 2024年7月17日 16時17分
-
4お金がない人ほど気にしていない「5つの出費」とは?資産1億円を達成した女性が教える、投資を学ぶ前にすべきこと
日刊SPA! / 2024年7月18日 8時50分
-
5恐怖心がない?トランプのガッツポーズに危うさ 常人離れした度胸は無謀と背中合わせ
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)