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セミナーより安くて早い"実践読書"の方法

プレジデントオンライン / 2018年10月19日 9時15分

「時間」という資産は、誰にとっても有限だ。ところが、その使い方は人によって驚くほど違う。いつも時間が足りない人と、仕事が終わる人の違いはどこにあるのか。「プレジデント」(2017年3月6日号)より識者の助言を紹介しよう。今回は「自己啓発」について――。

■「読書」はコストが安くて効率的

私はセミナーにはほとんど行きません。スキルや知識を学ぶのはもっぱら読書です。そのときの自分の関心にあわせて自由に選びます。ただし速読や乱読はしません。どんな本にも学びになる箇所があると考えているからです。また関心をもったジャンルに対して、最低3冊は関連書を読みます。

たとえば『君主論』では、翻訳の原著以外に3冊読みました。特に参考になったのは『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫)。「非道の書」などといわれますが、「いいやつばかりではない。油断するな」という内容だと受けとめ、共感を持ちました。

ポイントは3冊に共通する部分です。共通しない点は、それぞれの独自の見解なので玉石混交。一方、共通する部分はエッセンスです。

そんな部分は200ページのうち10ページだけかもしれませんが、それでいいと思います。10ページでも参考になる部分がみつかれば、それは「いい読書」のはずです。

■実践しながらエッセンスを抽出する

さらにその内容を実践してみると、よしあしがわかります。私はロジカルシンキングは『考える技術、書く技術』(ダイヤモンド社)、ノート術は『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)のやり方を参考にしています。本に書いてあった通りではありません。実践しながらエッセンスを抽出することを心がけています。

読書はコストが安くて効率的。ぜひ試してみてください。

▼名著を熟読して、エッセンスを実践するのが近道

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木部智之
日本IBMシニア・プロジェクト・マネージャー
1976年生まれ。著書に『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』がある。
 

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(元日本IBMエグゼクティブ・プロジェクト・マネジャー 木部 智之 構成=伊藤達也)

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