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英語を勉強せずに済ませる方法はあるか

プレジデントオンライン / 2018年10月26日 9時15分

「時間」という資産は、誰にとっても有限だ。ところが、その使い方は人によって驚くほど違う。いつも時間が足りない人と、仕事が終わる人の違いはどこにあるのか。「プレジデント」(2017年3月6日号)より識者の助言を紹介しよう。今回は「英語が苦手」について――。

■MBAホルダーでも英文より和文を読むほうが楽

翻訳サイトの目覚ましい進化に接すると、近い将来、英語を学習する必要はなくなるかもしれないと思うことがある。

たとえば「グーグル翻訳」に英字サイトのURLを打ち込めば、すぐに全文が日本語になる。この数年でかなり精度が改善されていて、実用にも耐える。カーソルを動かせば、英字の原文が確認できるので、細かいニュアンスは別途調べればいい。

海外メディアの記事は積極的に読んでいるが、多くは翻訳だ。英フィナンシャルタイムズ紙は日本経済新聞に翻訳記事が載るし、米ニューズウィーク誌は日本版がある。アメリカのビジネススクールを卒業した私でも、英文より和文を読むほうがはるかに楽だ。そして質を考えると、まだグーグルより、プロの手を経た翻訳記事のほうがいい。

一方、私は卒業したビジネススクールのアジア地域のアドバイザーを務めており、同校の学長と年に数回は食事をする機会がある。そのときはもちろん英語を使って会話をする。

■大切なのは英語力よりも専門性の高さ

コミュニケーションには「意味」と「意識」の両方が必要であり、意味を伝えるだけなら翻訳サイトで事足りるが、意識を伝えるには、やはり英語で直接語りかけたほうがいい。

大切なのは英語力よりも専門性の高さだろう。卓越した専門性があれば、会社側が通訳を用意してくれる。また専門性が高くなれば、その分野の英語は自然と習熟するはずだ。

▼「高い専門性」が身についていれば無理する必要なし

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小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表
1957年生まれ。京都大学法学部卒業、東京銀行入行。米国ダートマス大学タック経営大学院でMBA取得。96年に独立。
 

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(経営コンサルタント 小宮 一慶 構成=山田清機)

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