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子供に教育投資する前に試すべき0円授業

プレジデントオンライン / 2018年12月1日 11時15分

写真=iStock.com/metamorworks

高年収でもカツカツの人と、低年収でもリッチな人。大きな差がつく理由は、「節約知識」の違いかもしれません。今回、4つのテーマごとに「裏ワザ」をご紹介します。第2回は「習い事代」についてです――。(全4回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年8月13日号)の掲載記事を再編集したものです。

■勉強・英会話にも、無料でチャレンジ

家計に金銭的余裕がなくても、子どもや自身の将来につながるような自己投資は続けていきたいもの。できるだけお金をかけずに、学びの機会を得る方法はないだろうか。エフピーウーマン代表の大竹のり子氏に話を聞いた。

例えば、今学期の子どもの成績表を見て「塾に通わせるべきか」と悩む家庭の場合には、家庭教師のトライが運営する「Try IT」はどうだろうか。家庭教師の派遣を担う同社の家庭教師による公開授業の動画を無料で閲覧できるサービスだ。

中学、高校で学ぶ、主要5教科(国語〈高校のみ〉・数学・社会・理科・英語)の単元ごとに約15分程度にまとめられている。スマホでの閲覧も可能で学習の効率化が図れそうだ。動画に加えて練習問題も公開されているので、問題演習用の教材としても活用可能だ。

国際的なコミュニケーション能力が求められる現代社会において、「わが子をバイリンガルに」と考える家庭では、英語を話せる外国人との会話経験も欠かせないと考えているだろう。

その際には価格比較サイト「価格.com」を通じて、オンライン英会話講座を比べてみるといい。近年、「Skype」などの通話サービスを通じて、異国の地に住む英語スピーカー講師とのマンツーマンの英会話レッスンが受けられるサービスが増加している。しかし、教室型の店舗と比較して、講師やカリキュラムの質など不明瞭な点も多い。そのため、各社2~7回程度の範囲でレッスンの無料体験を用意しているのが一般的である。

同サイトの人気ランキングで1位(2018年7月取材時)の「レアジョブ英会話」の場合、期間限定で25分のレッスン7回分の無料体験が可能なのだ(通常は2回分)。対面でのやり取りがないだけに豊富な無料体験で信頼関係を構築したいという狙いもある。

同様のサービスは数多く展開されているので、複数のサービスでお試しを繰り返すうちに英語力の向上も期待できるかもしれない。

一部のキリスト教教会で開催される英語講座も、無料で受講可能だ。「GO-EIGO」というサイトを通じて近所で講座を開設している教会を探してみてほしい。内容は子ども向けの日常英会話講座から、TOEIC対策にもなる口語表現実践コースなど、受講対象も幅広い。

子どもの豊かな成長のためには、自国の文化的教養も身に付けてほしいのが親心というもの。

「歌舞伎座」の本格歌舞伎でも1幕だけ(全体の内容の4分の1程度)であれば、演目によるが半額以下の2000円程度で観覧できる。落語も東京・上野の「鈴本演芸場」で日曜の午前10時開演の早朝寄席であれば、1人500円とお得だ。これからの夏休みなどを利用して、持て余してしまいがちな時期に連れ出してみてはどうだろうか。

■月1万円のジムに、週何回通えるか

将来のことを考えて自己投資するのは、子どもだけとは限らない。近頃では、特に健康志向の高まりもあって、緩んだ体型を引き締めようと、ジムに通うことを考えるビジネスパーソンも多いだろう。

「24時間利用可能」などの文句に釣られて、月額会員制のジムに入会したものの、仕事の忙しさから結局週2回程度になってしまうという方にすすめたいのが、地方自治体が運営する公営ジムだ。例えば、千代田区の体育館内にあるジムでは、区民であれば、1回300円で利用することが可能。週2回の利用ならば、300円×2回×4週でたったの月2400円に抑えることができる。健康的な生活習慣づくりが主な目的ならば、まずは公共施設の利用も検討したいところだ。

これまで、金銭的な不安から子どもの教育費や自己投資に無頓着だった人も、これを機に検討してみてはどうだろうか。

(ファイナンシャルプランナー 大竹 のり子 構成=プレジデント編集部 田代健太 写真=iStock.com)

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