睡眠負債を解消し目覚め最高のアプリ12
プレジデントオンライン / 2018年11月11日 11時15分
■快眠を促進する「脳波サウンド」
さわやかな目覚めをサポートしてくれるアプリとして以前から知られているのは、眠りの深さをセンサーで感知し、眠りが浅くなったタイミングで起こしてくれるアラームアプリです。しかし最近は、寝入りばなのリラックスを助けてくれるもの、睡眠の記録・分析をしてくれるもの、止めるときにかなり苦労しないと止まらないアラームなど、さまざまな工夫が凝らされたアプリが数多くあります。なかには「睡眠負債」を記録して、たまり具合を警告してくれるアプリも。
これらの中から、ビジネスパーソンにもおすすめのアプリをいくつかご紹介いたしましょう。
【1】なかなか眠れない人に
寝付きの悪い人向けに、音楽や自然音などの「癒やしの音」で、入眠をサポートするアプリがあります。
「不思議な脳波」は、専門家が製作したという「脳波サウンド」を聴くことで快眠を促進するアプリ。理屈はよくわからないのですが、確かに眠くなります(笑)。
「WaterSound(ウォーターサウンド)」は、その名の通り雨や波といった自然の水音を流してくれるアプリ。「Binaural(バイノーラル)」は左右の耳にそれぞれ微妙に周波数の異なる音を流し、リラックス効果があるとされるうねり感で眠りを誘います。
(1)不思議な脳波
「良質な睡眠」「視力回復」などのカテゴリに分かれた、多数の「脳波サウンド」を用意。画面中央のボタンを押すと音が流れる。多くの曲は別途料金の支払いが必要だが、無料でダウンロードできる「快速入眠」だけでも、寝入りばなを助けてくれる。
(2)WaterSound
雨や波、小川、海中など、自然界のさまざまな「水の音」で眠りに誘う。流す時間はタイマーで設定。
(3)Binaural
アルファ波やシータ波など、人間の脳波に同調した音でリラックスや眠りに誘う。要イヤホン。
【2】なかなか起きられない人に
目覚ましを何個用意してもダメという方には、頭や体を強制的に使わされるアラームはいかがでしょう。
「おこしてME」は、起き抜けの頭を強制的に始動させられる、さまざまな機能を盛り込んだアラームアプリです。たとえば、玄関の靴入れの写真を記憶させておくと、朝起きて玄関まで行き、同じ構図の写真を撮らないとアラームが止まりません。あるいは、算数の計算問題や図形の記憶パズルを解かないと止まらない設定にもできます。
スマホを50回シェイクしないと止まらない「デラオキ」、眠りの浅いタイミングで起こしてくれる定番アプリ「Sleep Cycle(スリープサイクル)」もおすすめです。
(1)おこしてME
設定したタスクをクリアしないと止められないアラームアプリ。記憶させたものと同じ構図の写真を撮る、記憶させたものと同じバーコードを読み込む、算数の計算問題や図形記憶パズルを解くなど、さまざまな「試練」を設定できる。
(2)デラオキ
鳴り始めたらスマホを50回シェイクしないと止まらない。アラーム音も大音量かつ刺激的。
(3)Sleep Cycle
定番「スマート目覚まし」。睡眠分析やいびきの録音機能(有料)も備えた多機能なアプリ。
■眠りの深さを、グラフで見える化
【3】睡眠を記録・分析する
自分の睡眠の状況はどうなのか、深くきちんと眠れているのかを、寝ている間にさまざまなセンサーで測定・記録し、グラフ等にして見せてくれるアプリが存在します。
たとえば、タレントの渡辺直美さんが使っていることでも話題になった「Sleep Meister(スリープマイスター)」。入眠までにかかった時間や、起きるまでの間の眠りの深さを測定し、さまざまなグラフで表示・分析してくれます。
寝具メーカーのエアウィーヴも、ほぼ同様の機能を持ったアプリを提供しています。また「Somnus(ソムナス)」という目覚まし・入眠支援アプリには、最近話題の「睡眠負債」のたまり具合を知らせてくれる機能があります。
(1)Sleep Meister
スマホ内蔵のセンサーで体の動きを感知し、睡眠の深さを記録・グラフ化。飲酒や入浴など寝る直前の行動と、眠りの質の関連もチェックできる。入眠サウンドや目覚ましアラーム、寝言の録音など多彩な機能が無料で使え、操作画面もわかりやすい。
(2)Airweave sleep analysis
快眠マットレスのメーカーが提供する、睡眠データの記録・分析が可能なアプリ。
(3)Somnus
SNS機能を組み込んだ睡眠記録アプリ。設定した睡眠時間から「睡眠負債」を積算して表示。
【4】睡眠の質をよくする
質のよい眠りをとるためには、寝る前にゆったりリラックスすることが重要です。
「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」は、その名のとおりベッドや布団に横になった状態でできるタイプのヨガを教えてくれるアプリ。呼吸法や体の動かし方を音声でガイドしてくれ、非常にリラックスできます。ストレス低減や集中力の向上に役立つとして最近注目の、「マインドフルネス」のアプリもおすすめです。
アプリを通じて快眠グッズを手に入れるという技もあります。ハーブ専門店「エンハーブ」や、「睡眠科学」シリーズのパジャマ(男性用もあります)などを販売しているワコール、寝具専門店などの公式アプリもチェックしてみましょう。
(1)寝たまんまヨガ 簡単瞑想
ベッドなどに寝たままの姿勢で行える「ヨガニドラー」の支援アプリ。インストラクターの音声に従ってゆっくり手足を動かすうち、体や心がほぐれてくる。さらに深いリラックスを追求したい向きは、さまざまな追加プログラムを有料でダウンロード可能。
(2)Mindfulness
グーグルなどIT大手も導入する瞑想法の支援アプリ。入門編~初歩の瞑想ガイドが無料で使える。
(3)エンハーブ
ハーブ専門店の公式アプリ。睡眠に効くハーブティーやエッセンシャルオイルの勉強と購入に。
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1984年、宮城県生まれ。タレント、アプリソムリエとしてテレビやウェブ媒体で活躍。「デラオキ」をはじめ、実生活で多数のアプリを試用。
Twitter @akinyan0826
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(タレント 今井 安紀 構成=川口昌人)
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