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会議中バレずにこっそり寝るテクニック

プレジデントオンライン / 2019年1月7日 9時15分

長い人生、絶対に寝てはいけない場面は多々存在する。が、どうしても睡魔に勝てないときもある。そんなときは、どうするべきか? 常に睡魔と闘っている多忙なビジネスパーソンに話を聞いた。

■会議で寝るために「普段から仕込む」

学生時代ならば受験、大事な彼女との映画デート、社会人になってからは重要な会議……。絶対に寝てはいけないのに、襲いかかる睡魔に耐えきれず、つい寝てしまったという者も少なくない。小誌の調べでは、役員の10%、平社員の19%が「大事な会議で寝てしまったことがある」と回答した(グラフ参照)。

「超有名経営コンサルタントも、第一志望の東大受験時に睡魔に勝てず、試験中居眠りして不合格になったという噂です」とは、業界関係者の話。大物ですら睡魔に苦しんでいたのだ。それでもバレずに眠れる方法があったとしたら、頭の片隅に入れておいても悪くないだろう。20~40代のビジネスパーソンに聞いた、会議中、バレずにこっそり寝るテクニックを紹介しよう。

「寝ていることがバレない方法を考えるから、失敗するんです。逆です。起きているのか、わからない人になればいいんです」とは、関西地方に本社を置く専門商社勤務のA氏(30代)。バレずに寝る方法は、むしろ起きているときの振る舞いに秘訣があるという。

「眠くないときでも、会議中は常に腕を組んで机を前にじっとうつむくようにしています。こうすれば、本当に眠いときに同じ振る舞いをしていても違和感がない。『会議中のあいつはこういう態度』という印象を周囲に抱かせることでバレずに済むわけです」

PIXTA=写真

この作戦、逆転の発想ともいえるが、会議中に頻繁に発言を求められる機会が多い人や、司会にとっては参考にはならない。そこで紹介したいのが、次の“伏線”を張るパターンだ。

「会議中に睡魔が襲ってくるかどうかは、すでにわかっていることが多いですよね。前日に深酒するなど、疲労が溜まっているときは間違いなく午後の会議は眠くなる。そこで、会議開始前の雑談タイム中に『昨日食べたものが当たったのかもしれない。今日はお腹を下してるんだよね』と軽く伝えておくんです」(40代・公務員)

このつぶやきはどんな効果をもたらすのか。「会議中、睡魔が襲ってきたら、申し訳なさそうに『ちょっとトイレにいってきます』と言ってその場を退出。トイレの個室が即席ベッドに早変わりです」。

ほかにも「『大事なクライアントから電話がかかってくる予定だ』と会議前に伝えておくことで、電話に出るふりをして会議を抜け出す」(40代・メーカー勤務)という者も。「そのまま、誰もいない会議室などに駆け込んで、しっかりと寝ます」。物理的にその場を離れれば、寝ていることは当然バレない。

■唐突に「そもそも論」を語る手もあり

だが、この方法を会議のたびに実践しては、周囲に怪しまれてしまう。そこで使えるのが、デジタルアートをけん引する制作集団「チームラボ」代表、猪子寿之氏が実践しているといわれる“ほかのアイデア出し作戦”だ。

「チームラボの猪子さんが出ていた人物ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎日放送)を見たときに『これだ!』と思いました」とは、30代のITベンチャー企業役員。

「多忙の猪子さんは長時間にわたる企画会議で明らかに居眠りをしていたんです。ウトウトする彼を除くメンバーだけで議論を進めていた最中、猪子さんは、急にほかのアイデアを口にし始めたのです。さらに、番組のナレーターはその発言をフォローするように『(猪子氏は)会議中に眠り始めた。ところが……』と、さも彼が議論を追っていたと言わんばかりの状況説明をしていたのです。それを見た瞬間、『この方法なら寝ていてもごまかせる』と思いました」

つまり、居眠りによって議論を聞き逃していても、「そもそも、問題の本質はなんだろう」と、前後の文脈を踏まえなくても構わない話題や、別のアイデアを口にすればいいというわけだ。猪子氏のように急に語り始めることで「寝ていたのではなく、沈思黙考していた」という主張すらかもし出せるのだという。

最後は、仮病を使って乗り切る方法をご紹介しよう。これは、医療器具メーカーから、大手システム会社に転職した30代男性の話だ。

「アデノウイルス感染症という病気があります。夏にかかりやすい病気なのですが、ウイルスで流行性角結膜炎を引き起こすと、オフィスの蛍光灯の光でもとても眩しく感じてしまうという症状も出ます。患者の中には室内でもサングラスをかけないと生活できなくなる人もいる。つまり『アデノウイルスに感染しているかも』と周囲に伝えておけば、会議中サングラスをかけられるわけです。そうしたら、いびきさえかかなければ、寝たい放題ですよ」

どの方法も、効果は期待できそうだが、最終手段であることは言うまでもない。ビジネスパーソンたる者、しっかり睡眠時間を確保することが一番である。

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(写真左)目の病気のふりをする際は、デザイン性に優れたものではなく、医療用のサングラスを薬局などで購入して本格的にやるほうがいい。(写真右)顧客からの偽電話を申し訳なさそうに取ろう。スマホの画面を見ずに、着信音を鳴らす練習を。タイマー設定にしておくのもOK。(PIXTA=写真)


▼寝てしまったとき、寝そうになったとき、どうしましたか?(フリー回答)
●寝てしまっても、腕組みをして考えているふりをしている
●下を向き、落ち込んでいるよう周囲に勘違いさせる
●長く眠るとバレるので、なるべく短時間で起きる
●シャーペンで自分の手足を刺して眠気を覚ます
●眠らないよう意味もなくノートに書き続ける
(アンケート結果をもとに編集部作成。)

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(編集者・ライター 鈴木 俊之 写真=PIXTA)

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