歯磨きしても口がクサいと言われる人の特徴5
プレジデントオンライン / 2019年8月18日 6時15分
■正しい歯磨きは、トラブル予防の第一歩
口腔(こうくう)トラブルで真っ先に思い浮かぶのが「虫歯」。大人でも虫歯を発症する人は意外と多いよう。虫歯が痛いからと歯磨きがおろそかになり歯垢(しこう)を落としきれないと、歯周病(歯槽膿漏(のうろう))の原因につながり、結果的に歯を失うことにもなりかねない。虫歯や歯周病は口臭のもとにもなるため、働く女性は特に注意したいもの。口腔トラブルの予防と対処法について、歯周病専門医の石田智子先生に伺った。
「ブラッシングの仕方にはクセがあり、磨き残しは誰にでもあります。歯周病予防の観点からも最低でも3カ月に1度は、クリニックでの定期検診とクリーニングを」
唾液中のカルシウムが歯に付着し、歯石に変化するまでが約3カ月。そのため、3カ月に1度はクリーニングで除去することが推奨されているという。
「虫歯や歯周病は口臭の原因にもなります。女性は特に口臭を気にする傾向がありますから、まずはその原因が何かを見極めることが大切です」と石田先生。
口臭の主な原因は、食べカス、虫歯・歯周病など口内の細菌によるもの、口の乾燥など口腔環境によるもののほか、胃の働きが悪い、胃から食べ物のニオイが上がる、糖尿病、喫煙などもその原因に。また、コーヒー、お茶類は口腔内のpHを酸性に傾け、唾液の分泌を低下させるため、細菌が活性化しやすくなるので、多量の摂取は控えたほうがよさそう。
「口のニオイは自分では気づかないことが多く、デリケートな問題なので他人に指摘されることもあまりありません。虫歯などが原因なら治療で解消できますが、ふだんから口の乾燥を引き起こさないように、水や白湯を小まめに摂取することも大切。さらに唾液は虫歯予防にも重要。唾液を十分に出せるよう、シュガーレスのガムやキャンディーの利用もおすすめ」
口の中には直腸に匹敵するほどの細菌が存在しているそう。そのため、トラブルの原因にならないよう、毎日の歯磨きなどのケアが重要となる。
「また、かみ合わせがずれると、顔のシワやたるみにもつながります。定期検診と合わせてチェックしてもらうといいでしょう」
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アイエスデンタルクリニック 院長
歯周病専門医、かみ合わせ専門医。一般歯科治療から審美歯科治療まで、歯や口元の悩みを丁寧なカウンセリングと適切な治療で解決してくれると評判。極力抜かない、削らない治療法で一生使える美しい歯をサポートしてくれる。
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(プレジデントウーマン編集部 戌亥 真美 写真=iStock.com)
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