浮気がバレたときに使える"やさしい嘘"
プレジデントオンライン / 2019年3月29日 9時15分
※本稿は、「プレジデント」(2018年12月17日号)の掲載記事を再編集したものです。
■心の底では軟着陸を望んでいるはず
あなたが男性であれ女性であれ、このケースでは気まずい思いをするに違いありません。しかし、相手が感情面であれ経済面であれ、とにかくあなたとまだ別れたくないと思っているのであれば、表面上いかに怒っていても心の底では軟着陸を望んでいるはずです。であれば、あなたがすべきことは事実を認めて謝罪することではなく、とにかく浮気ではないと言い張り、「そんな事実はなかったし、怒る必要も別れる必要もない」と無理やりに言いくるめることです。
では、ケース別に見ていきましょう(便宜上、あなたを男性と仮定して進めます)。まず、不倫相手との浮気LINEを妻に目撃された場合です。
「キスしたい」「アパホテルに行こう」など、あなたは意欲的なメッセージを不倫相手に多数送りつけていると思いますが、「相手が君だと勘違いしていた」で押し通しましょう。これはよく使われる言い訳であり、かなりムリがありますが、とにかく「絶対に事実を認めないぞ」という強い気持ちが大切です。
次に、不倫相手との電話を妻に聞かれた場合です。「女の声が聞こえたんだけど」と詰め寄ってくる妻に対しては、「お母さんだ!」と言い張りましょう。親には正直に打ち明けて口裏を合わせてもらうようにしましょう。大丈夫。これもトラブルを円満に解決するための「優しい嘘」です。夫婦円満のためにきっと協力してくれるはずです。
仮にスマホに登録していた不倫相手の名前を目撃され、「けい子って誰よ!」と詰め寄られても、母親との協力関係があればこれも解決可能です。親の携帯番号を浮気相手の名前に上書きして、「ほら、けい子に連絡してみな」と妻に電話させればいいのです。後は親のハンドルネームだと言い張りましょう。
■「開き直ってパートナーにも一回浮気を促した」
さらに街中でのデート中に妻に目撃された場合ですが、これは「君へのプレゼントを見繕ってもらっていたんだ」で解決可能なはずです。より難しいのはホテルから出てきたところを目撃された場合ですが、「彼女は他社のヘッドハンターであり、会社の人間に見られるとまずいから、ホテルのレストランを使っただけ」という言い訳を推奨します。
奥さんは「あなたの年収が上がるかも」という期待感に駆られて、浮気のことなどどうでもよくなるに違いありません。後で不倫相手からそれっぽいビジネスメールを送ってもらえば盤石です。
ですが、家で行為の真っ最中に妻が帰宅した場合などはどうすればいいのでしょうか? そんなときは衣服とともに不倫相手をトイレに押し込みましょう。
あなたは何食わぬ顔して妻を迎え入れます。そうして、しばらく妻と談笑などした頃、タイミングを見計らって着衣した不倫相手がトイレから登場。大げさにあなたに感謝を述べてから去っていきます。後は「道端でお腹を押さえて、あまりに苦しそうだったのでトイレを貸してあげた」などと言っておけば完璧です。パートナーの善意を疑うことは難しいはずです。
また、アンケートに寄せられた意見には、「浮気がばれたときに開き直ってパートナーにも一回浮気を促した」というものもありました。もはや言い訳でも何でもありませんが、しかし、考えてみればポリアモリー(複数恋愛)の概念も広まってきた昨今、浮気の価値観も多様化していていいはずです。こういった提案が現れるのもダイバーシティの一側面と言えるでしょう。
■▼絶体絶命の1000人を救った名言集
浮気がばれたとき
※以下は、クラウドソーシング「ランサーズ」を通じて収集した1000人の回答から、プレジデント編集部が選んだものです。
●ナンパした女の子の部屋へ遊びにいったのですが、女の子の彼氏が訪ねてきました。運よく彼氏は鍵を持っておらず入ってこられなかったので、私はトイレを借りにきた友人に扮することにしました。彼氏を上げてしばらくしてトイレから私が出てくるというストーリーです。トイレから出ると彼氏に挨拶し、大げさに感謝の意を表しながら出ていきました。演技がよかったのか、そのカップルには何のトラブルもなかったようです。
●過去に浮気がばれた際、ただの取引先関連の方だと必死に伝え、浮気相手からも仕事発注メールなどを私に送信させたりして証拠をつくり、何とかきつい状況を脱却できました。
●昔、浮気がばれて、彼氏が怒って電話をかけてきました。家にまで押しかけて、指を落とすぞと脅されたので、警察を呼んで仲裁してもらいました。
●結婚5年目に元彼と浮気しているのを夫の友人に目撃されました。すぐさま夫から追及されましたが、決して浮気は認めませんでした。それが自分であることを頑なに否定したのです。あれから3年。もう大丈夫そうなので、また元彼に連絡してみようと思っています。
(作家 架神 恭介 写真=iStock.com)
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