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「掘った芋いじるな」とはどういう意味か

プレジデントオンライン / 2019年3月26日 11時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/SIphotography)

「掘った芋いじるな=What time is it now?」など、日本語なのにネーティブには英語に聞こえる不思議な表現があるのをご存じですか。「プレジデント」(2019年4月15日号)の特集「中学英語でペラペラ喋る」より、そんな「空耳英語」をご紹介します――。

■「掘った芋いじるな」が、英語に聞こえる?

実際は聞こえていないのに、なぜか聞こえたような気がする「空耳」。誰かが発した言葉が、まったく違う意味の言葉で聞こえるときに用いられる。

この特性を用いて、英語力アップに生かそうというのが「空耳英語」である。私たちは日本語を話しているつもりだが、ネーティブには英語として理解できる表現も、確かに存在するのだ。

たとえば日本語の「掘った芋いじるな」という文。これは英語のWhat time is it now?(今、何時ですか?)に発音が近い。

単語を1つずつカタカナ読みすると「ホワット・タイム・イズ・イット・ナウ」だが、ネーティブは1つずつ発音をしているわけではなく、「掘った芋いじるな」のほうが流暢な発音としてネーティブの耳に入りやすい。

また、What can I ~?(私は何を~できますか?)の発音は、北海道の地名「稚内」に近い。canはアメリカ英語では「キャン」と発音するのが通例だが、イギリス英語では「カン」に発音が近くなる。

発音上、canのnとIは音の連結(リンキング)が起こり、「カナイ」と発音される。頭にwhatという疑問詞を付ければ、「ワッカナイ」に限りなく近づくというわけだ。

What can I ~?という表現はよく使うので、覚えておいて損はない。

さらに、使用頻度の高い英語表現の代表格といえば、Please~.(~してください)。これはお菓子の「プリン」という言葉を連想させる。ネーティブに向かって何かをお願いするときは、ぜひ「プリン」を思い出しておきたい。

■英会話の中に紛れこませるのがコツ

これらの「空耳英語」を使ううえでの注意点がある。

PIXTA=写真

いきなりネーティブに向かって「掘った芋いじるな」と話しかけてはいけない。彼らは日本語で話しかけられていると思い、英語での解釈は不可能だ。

ポイントは、英会話の途中で、さらっと空耳英語を使うこと。そうすることで、話の文脈から、より理解することができる。

また空耳の日本語は、はっきりと滑舌よく話しても、相手に理解されにくい。ネーティブの理解度を上げるためには、やや早口で、口をあまりあけずに不明瞭気味に話すのがいいだろう。

空耳を語学学習に利用しているのは、日本人だけではない。ネーティブたちに話を聞けば、彼らも空耳を使って日本語を覚えることがあるそうだ。

日本語に聞こえる英語も存在する。たとえば、日本語の「問題ない」は、Monday night(月曜の夜)、「どういたしまして」はDon,t touch my moustache.(私の口ひげに触らないで)と似ているというのだから興味深い。

空耳は、グローバルなコミュニケーションを円滑にする1つの手段となりそうだ。

実用性の高い空耳英語リストをご紹介する。

■▼今すぐ使える! シーン別「空耳英語」会話集

(プレジデント編集部 写真=PIXTA、iStock.com)

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