終電を逃したら「乗り捨て自転車」がお得

プレジデントオンライン / 2019年6月17日 15時15分

■終電を逃したら何で帰るか

我々にとって、電車は大切なライフラインですが、同時に足枷でもあります。

電車がない時間の帰宅手段は非常に少なくなるため、いわゆる「終電逃し」は非常にダメージの大きい行為です。

終電を逃してしまった場合、多くの人が粛々とタクシーを使って帰宅すると思いますが、22~5時まで(一部地域では23時以降)は深夜料金が適用されるため、通常より高額の料金がかかります。

例えば、新宿駅で終電を逃し、仙川まで帰宅する場合。電車のIC運賃は174円ですが、タクシーの場合は深夜料金を考慮すると、料金は13キロで6000円前後。歩いて帰るのは厳しいですが、ホテルに泊まるほどの距離ではないため、やはりタクシー帰宅を選ぶ方が多そうです。

ですが実は、新宿、池袋、東京駅などのターミナル駅では、帰宅用の深夜バスが運行されており、新宿-仙川間であれば、京王バスが運行する午前1時20分発の府中行きの便で帰宅することができます。仙川駅までの運賃は1250円なので、タクシーを使うよりも5000円近くお得です。

帰宅用の深夜バスは、新宿からは西東京・神奈川・千葉方面、池袋からは埼玉方面、東京駅(丸の内)からは千葉・神奈川方面へのバスを各社が運行しているため、終電を逃したとしても、山手線を使ってターミナル駅までたどり着けば、生還の可能性は残ります。また横浜や大宮といった大都市の駅からも、深夜バスが出ているため、自分のよく使う駅からバスが出ているかをチェックしておくと、役立つ場面があることでしょう。

また、お酒を飲んでいなければレンタサイクルでの帰宅も視野に入ってきます。

東京都内では「ちよくる」「ハローサイクリング」などのシェアサイクルが有名で、これらはポートのある場所ならどこでも乗り捨てが可能。

「ちよくる」の場合、皇居を中心に西は新宿区から東は江東区、南は大田区までをカバーしており、料金は30分162円。新宿・錦糸町・蒲田方面の帰宅には重宝します。

15分60円からレンタルできる「ハローサイクリング」は郊外型のサービスで、東京都内だけでなく千葉・神奈川・埼玉県も広くカバーしており、帰宅時の利便性ではこちらに軍配が上がりそうです。

さらに京都府や大阪府、香川県でもサービスを行っているため、関東在住でなくても使う機会がありそうです。

■電動自転車であれば、1時間で12~13キロ

私の経験上ですが、終電後の街はそれほど混雑していないため、電動自転車であれば1時間で12~13キロの距離を進むことができます。新宿~吉祥寺や池袋~戸田間がちょうどこれに該当し、タクシーで帰れば5000円ほどかかる区間を、数百円で帰ることができます。冬は辛いですが、これからの季節ではあまり気にならないでしょう。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/Martin Leitch)

上記の手段で帰るのが難しく、タクシーを使うと数万円かかってしまう区間の場合、ホテルに宿泊することも視野に入れましょう。

東横インの「シンデレラリバティプラン」やルートインホテルズの「ミッドナイトプラン」など、ビジネスホテルでは深夜のチェックインに限り、通常料金よりお得に泊まれるプランも用意されていることがあります。東横インの場合、シングル1泊が5000円を切ることがほとんどで、漫画喫茶やファミレスで始発を待つより、ゆっくり体を休めることができます。

終電を逃しても最後まで諦めず、活路を求めましょう。

----------

山野祐介
行動するお金博士
1991年生まれ。自らの節約生活をもとにした「1週間食費0円生活」を月刊誌で連載中。節約術やお金の最新事情に精通。

----------

(行動するお金博士 山野 祐介 写真=iStock.com)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング