不用品を売る"副業"では大して儲からない

プレジデントオンライン / 2019年7月16日 15時15分

■やってはいけない「副業」に用心せよ!

政府の「働き方改革」により副業が推進され、世はまさに大副業時代。各種メディアやSNSでも副業情報が拡散され、副業向きのアプリが次々とリリースされるなど、誰でも始めやすい状況となっています。

ですが、推進されているからといって、その流れに手放しで乗ることは、本当に良い結果を生むのでしょうか?

例えば、副業として真っ先にあげられるフリマアプリの“メルカリ”ですが、「不用品を売って副収入にしよう」と取り上げられることが多いです。しかし、その「不用品」がどこから来ているのかといえば、もともとは自分の財布からです。これでは「不用品を若干良いレートで売った」だけであり、副業とはいえないのではないでしょうか。

自らハンドメイドで作った商品を売ったり、需要のある商品を仕入れて販売すれば、立派な副業だといえますが、その“商品”を見つけるのが、商売の醍醐味であり、もっとも難しい部分です。

同様にものを売ってお金を得るサービスでは、バンクの提供するアプリ“CASH”があります。

このアプリは手持ちの商品の写真をスマートフォンで撮ると、瞬時に査定額が算出され、商品を送付する前から出金が可能なアプリ。利便性は十分だと思われますが、気になるのは査定額です。

CASHでは査定が可能な商品は運営が指定するブランドのみとなっているうえ、査定額はネットオークションやフリマアプリ、中古品買い取り店よりも低いことがほとんど。

■生涯を懸けても2万8000円ほどしか稼げない副業

CASHにて中古のiPhone Xを査定してみたところ、3万560円という査定額が出ましたが、中古スマホ店“じゃんぱら”の査定では、4万8000円でした。

また、ヴィトンの財布やポーターのカバンも査定してみましたが、1000円以下にしかなりませんでした。

CASHでは査定後、商品を郵送するだけで取引が完了し、売りにいく手間がかからないため「割高な手数料を払って商品を売却できる」と言い換えることもできそうです。

歩数に応じてポイントがもらえる“FiNC”は1万歩を歩くと5円分のポイントがもらえます。伊能忠敬が日本地図を作った際に歩いた歩数はおよそ5700万歩。生涯を懸けても2万8000円ほどしか稼げない副業は、徒労としかいえないでしょう。

■年間10万円程度は稼げる「カード申し込み」

誰でも行うことができ、かつ現実味のある額を手に入れることができる副業としては、“ハピタス”や“ポイントタウン”など、各種ポイントサイトが提供しているクレジットカード入会案件があげられます。これは指定のクレジットカードを作ると、サイトからポイントがもらえるというもので、インセンティブの高い“セディナゴールドカード”や“楽天カード”を作れば、1万円程度のポイントを簡単に得ることができます。また、カード側の入会特典なども活用すれば、さらに得られる額は増えます。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/Sean_Kuma)

ポイントサイトでは、カード以外にも通販、サービス登録でもポイントがもらえるため、何かを買ったり登録前にポイントサイトを眺める習慣がつけば、いい兆候です。

カードを短期間に複数枚申し込むと審査に影響するため、多くても1カ月に1枚ペースにしておくのが無難ですが、それでも年間10万円程度は稼ぐことができるでしょう。

プラットフォームを利用する場合は、“お客さま”にならないよう注意が必要です。

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山野祐介
行動するお金博士
1991年生まれ。自らの節約生活をもとにした「1週間食費0円生活」を月刊誌で連載中。節約術やお金の最新事情に精通。

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(行動するお金博士 山野 祐介 写真=iStock.com)

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