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クルージングが3世代旅に向いている理由

プレジデントオンライン / 2019年6月23日 11時15分

屋外の巨大スクリーンでは、子供向けの映画も上映。出港のときは、老若男女デッキに出てきてノリノリの音楽でお祝いムード。

クルーズ旅行は、小さな子供連れや3世代での参加も増えているのだそう。船の中には、親も子供も楽しめるポイントが盛りだくさん。「子連れでダイヤモンド・プリンセス」を体験リポート!

■3世代旅行に大人気のクルーズ

船の旅というとこれまではお金と時間にゆとりのある年配者がメインだったが、最近多いのは女性同士の若い世代や孫から祖父母まで一緒の3世代旅行だという。特に、手がかかる乳幼児との旅行は、交通機関での移動から宿、食事のタイミングまで、親は気が抜けなくて休んだ気になれないほど目まぐるしいこともある。

その点、クルーズだと大きな荷物はチェックインの際に港で預けると、そのまま部屋まで持ってきてくれ、乗船中は重い荷物は部屋に置いておけばいいので気楽。乗っているだけで次の街や国まで移動してくれるので、移動の心配もいらない。そして盲点だったのが、船内はバリアフリーの場所が多いということ。足腰に不安が出てきた高齢者でもエレベーターなどで移動ができる上に、船内でレストランから映画まであるので移動が少なくて済むのは助かる。

旅行の時に世代間ギャップで問題になるのが、食事だろう。船の中の食事は、基本的なメイン・ダイニングでの食事のほか、ビュッフェレストラン、24時間対応のルームサービスなども無料で利用できるため、子供と祖父母の食事の好みや時間帯がずれても大丈夫。子供のお腹がすいたら、ビュッフェスタイルのレストラン「ホライゾンコート」にはうどんから寿司、サラダバーやフルーツバー、多種のケーキまであるので、連れて来れば良いし、ハンバーガーやピザを焼いてくれるスタンドもある。特に、アイスクリームスタンドは、行けば好きなアイスをもらえるとあって、子供は何度もリピートしそうだ。

何種類ものケーキが並び目移りするビュッフェや、焼き立てのピザが食べられるスタンドなど、子供が喜びそうな食事も無料なので助かる。

3世代が同じ船の上でも、それぞれの時間を楽しむことができるという点では、とても効率的で充実した旅になるだろう。

■子供向けエンターテインメントも充実

船内で子供たちが楽しめるエンターテインメントも事欠かない。まずは、室内外にある大きなプール。夏ならば外のプールで楽しめるし、冬でも室内プールがあるので大丈夫。水着は必携だ。

室内プールの周りはチェアが豊富にあり、ピザやハンバーガーのスタンドもあるので、泳いだり休憩したりと楽しめる。

そして、ライブラリーに行くと、ファミリー向けのボードゲームもいくつか置いてあるので借りることができる。英語のものが多いが、絵を書いて当てる「Pictionary」や4つの色を先に並べたほうが勝てる「connect4」など、すぐ理解して遊べるものもあるので家族で遊ぶにはいい。

また、大人、子供向けにそれぞれ船内を歩いて分かるようなクイズ用紙が置いてあるなど、ゲーム機やテレビがなくてもみんなで楽しめる遊びも用意されている。

(左)ライブラリーにあるボードゲーム。ひっそり置いてあるが、子連れにはうれしい。/(右)子供向けのエンターテインメントスケジュール。毎日楽しそうなイベントばかり。

子供向けにも乗船中のエンターテインメントのスケジュール表が配られる。大人のように1日ごとではなく、乗船中の日程すべてのものが1つにまとまっており、アート工作や映画上映会、パジャマパーティーや子供ディスコまで毎日イベントが目白押し。好きなものだけ出ればいいのも気が楽だ。

■3歳以上は無料託児あり

子連れでなんといっても魅力的なのは、無料で利用できるユース&ティーンセンター(以下、ユース・センター)と呼ばれる子供用の部屋。3歳から12歳までの子供はそこで預かってもらうこともできる。ユース・センターは、3~7歳、8~12歳、13~17歳と分かれており、13歳以上は出入り自由だ。それ以下の子供は、基本的に親が送迎する(一定年齢以上は、親の許可があれば一人で退出もできる)。

ビデオゲームでもみんなで対戦したり、ダンスゲームで体を動かしたりと、スタッフが一緒になって盛り上げてくれるので、年齢や国籍が違う子供同士でもすぐに仲良くなれる。

ユース・センターには専任スタッフが常におり、子供たちも徐々に顔見知りになっていくので、1、2回行くうちに「また行く!」と入り浸るほど(実際、8歳のわが子は、乗船中ほぼ入り浸って、食事と睡眠以外なかなか姿を見なかった)。テレビゲーム、工作やお絵描き、ボードゲームなどさまざまな遊びが用意されており、子供にとってはパラダイスだ。ただ、ずっとゲームばかりということはなく、工作やダンスなど、子供たちが異なるプログラムを楽しめるように工夫されている。

船内ではミュージカルやマジックショーなどさまざまなエンターテインメントショーも行われているので、家族で見に行くこともできる。

このユース・センターは、航海日と寄港日で開いている時間が異なるが、基本的には朝から夕方まで開いている。航海日には、夜も10時まで開いているので、夫婦でディナーをゆっくり食べたいというときにも助かる。預けている時間も子供が目いっぱい楽しんできて、罪悪感を持たずに大人も子供も充実した時間を過ごせるのが何よりだ。

ユース・センターに行くたびに制作やプレゼントをもらってくるので、帰る頃には子供は両手いっぱいのぬいぐるみや思い出を抱えていた。

下船日が人によって異なるので、子供も去る日が違う。下船前日にユース・センターに行くとペンギンのぬいぐるみをプレゼントされ、その夜、大事そうに一緒にベッドに寝ていた

(ライター 岩辺 みどり)

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