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女性経営者が薦める「間違いない手土産」15選

プレジデントオンライン / 2019年10月5日 11時15分

訪問、御礼、お祝い、お見舞い、餞別など、年齢を重ねるごとに贈り物をする機会は増えますが、品物選びに悩みすぎて正解がわからなくなってしまう人もいるかもしれません。相手に喜んでもらえて、センスのよい手土産とは? お付き合いの多い5人の女性経営者に、1万円以下の商品を教えていただきました。

※肩書は「プレジデント ウーマン プレミア」2019年春号掲載当時

「お子さんがいるご家庭に」
●ゲッティ イメージズ ジャパン 島本久美子社長

■メッセージカードに思いを乗せて

実家がある神戸(兵庫県)はケーキの激戦区です。価格帯も高くないので、ご近所や友人宅に遊びに行く際には自分が気に入っている店の生ケーキをお持ちする文化があります。東京にいるときには神戸まで生ケーキを買いに行けませんから、日持ちがするカップケーキやチョコレートケーキを取り寄せています。

海外の方には、機能的かつ価格帯が手ごろな日本の文具や、女性には丈夫なストッキングやかわいい柄の靴下などを贈ります。ただし、海外ではモノよりカードのほうが重要です。ロンドンでも管理職から部下へ、日ごろの感謝をしたためた手書きのカードを贈ることがよくあり、品物より何を書くかに頭を悩ませました。最近では、アジア圏で大きなプロジェクトを終えたとき、アジアの管理職間でカードとお花を贈り合ってねぎらい合ったのもいい思い出です。

「舞台などの差し入れに」
●シーボン 金子靖代社長

■自分の好物なら自信を持てる

開けたときに「うわぁ」と感激して手が伸びて、口に入れて「美味しい!」と思わず声をあげてしまうような手土産ってありますよね。都心には新しい店がどんどんできますが、常にチェックする余裕はありません。そこで私の場合は、自分がいただいて感激した品をリストアップしておいて利用しています。

「呼(こ)きつねのいなり寿司」は何種類も味があるので、お芝居やオフィスへの差し入れに最適です。かわいい竹籠に入った、ずっしり重くて大きな「こごめ大福」は友人へ。オフィスには、黒糖の香りが口いっぱいに広がって、その美味しさに驚いた「松風」のほか、缶にカラフルなチョコレートがぎっしり詰まった「カカオマーケットのチョコレートボール」も歓声があがります。

「どこで買えるの?」と聞かれると嬉しくなりますね。

「甘いものが苦手な男性にも」
●エステー 鈴木貴子社長

■手土産は会話の糸口にも必要なもの

お庭で何百種類ものバラを育てている友人は、拙宅にお越しになる際、えりすぐったバラと、ブランデーにバラの花びらを漬け込んだ自家製のバラ酒をお持ちくださいます。絶妙な香りと繊細な色に、どこまでも心豊かな気持ちになります。

友人のバラのように、手土産は大切なコミュニケーションツールの1つととらえています。プライベードでもビジネスでも、手土産がきっかけとなって会話が弾むこともありますから、相手のお顔を思い浮かべながら、お好みや季節感、どのように使っていただけるかなどを考えて選ぶことを心掛け、内容について少し触れながらお渡ししています。

例えば毎年年末に行われるクラシックコンサートのチケットをくださる友人には、シャンパンを。ご家族のクリスマスや新年のテーブルにご活用いただいています。

「冷えが大敵な妊婦さんへ」
●ホッピービバレッジ 石渡美奈社長

■あの人に合いそう!を決め手にしています

買い物をするのが好きな家庭で育ったので、手土産や贈り物をする機会は人よりも多いほうだと思います。子どものころは自分が買ってもらうものでも、適当に選んだりすると母にひどく叱られました。だから、贈り物はお中元やお歳暮などの時期だから選ぶというだけでなく、街で「あの人に似合いそう!」と感じる品に出合ったら、そのつど買ってお渡しするということも多いんです。

最近のヒット商品は、お腹や手首、足首などにつけるウォーマー「イオンドクター」です。切迫早産になりかけた社員に妊婦さん用を一式プレゼントしたら「自分の体がこんなに冷えているとは思いませんでした」と、とても喜ばれました。私が体調不良の際に、社員がすぐ食べられるものを贈ってくれたこともあります。相手を思う気持ちが贈り物という形になる、それが神髄だと思います。

「海外の方へ日本限定味を」
●森トラスト 伊達美和子社長

■意外と難しい海外の方向けのお菓子

手土産は「伝統、美的感性、オリジナリティー、新規技術、遊び心」などを念頭に置き、相手の方にとって普段出合わない特別感がありながらも、その方のライフスタイルにマッチするものを選びます。

例えば、世界的な工芸作家の「木村浩一郎さんの作品」は、漆器とは思えない質感とポップなデザインが魅力です。また、価格は張りますが、「エグリ・ウーリエのシャンパン」は、現在の4代目になってからノンドサージュ(糖分を添加しない製法)に成功し、伝統と新しい独自技術が融合していると思います。

一方、海外の方には日本限定フレーバーの「キットカット」と日本酒をセットで。和菓子は口に合わない方もおられますし、洋菓子は現地にあるものと比較されがちですが、日本限定の「キットカット」は興味を持っていただけます。

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島本 久美子(しまもと・くみこ)
ゲッティ イメージズ ジャパン 社長
1991年に神戸大学卒業後、大阪ガス勤務。マンチェスター大学でメディア教育の修士号を取得し、2001年に英・イメージネット(現ゲッティイメージズ)入社。英・独・西の報道写真事業拡大に尽力。09年より日本や一部アジア地域のセールスを担当。ゲッティイメージズバイスプレジデント兼務。

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鈴木 貴子(すずき・たかこ)
エステー 社長
1984年に上智大学を卒業後、日産自動車に入社し、海外事業本部のセールス&マーケティング部門に所属。その後LVJグループ(現LVMHグループ)などを経て、コンサルタント会社を設立、エステー商品のデザイン革命に携わる。2010年1月にエステー入社。執行役、取締役を経て13年4月より現職。

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(ゲッティ イメージズ ジャパン 社長 島本 久美子、エステー 社長 鈴木 貴子 構成=干川美奈子 撮影=干川 修)

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