なぜ日本人は「甘い飲み物離れ」をしているのか
プレジデントオンライン / 2019年9月7日 15時15分
■飲料市場を牽引する「無糖」カテゴリー
富士経済は2018年の清涼飲料市場についての調査結果を発表した。18年の市場規模は前年比0.5%増の5兆1936億円(見込)だった。同市場は14年以降、小幅な成長を続けている。
市場の伸びを牽引している1つが無糖飲料だ。無糖飲料はお茶、ミネラルウォーター、無糖炭酸水、無糖コーヒーなどを指す。18年の市場規模は前年比3.3%増の1兆5000億円(見込)だった(糖分や甘味料を含んだ飲み物は対象外で牛乳や豆乳、カロリーゼロの炭酸飲料、果実・野菜飲料などは対象外)。
同カテゴリーが伸びている理由について富士経済東京マーケティング本部第一部の河野賢太氏は「健康志向の高まりによる、消費者の“甘さ”離れが着実に進んでいます。購入時にラベルを見て原材料を確認する人も増えていて、甘味料すら敬遠する傾向も徐々に強まっているようです」と説明する。
調査では25年の市場動向も予想しており、清涼飲料市場全体は現在より縮小を予測する一方で、無糖分野は伸び続けるとしている。その理由について河野氏は「清涼飲料市場は人口減少の影響もあり縮小が予測されています。しかし、無糖飲料には、他のカテゴリーからのシフトがいままで以上に進むため、市場は今後も拡大を続けるでしょう」と語る。
(吉田 洋平 図版作成=大橋昭一)
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