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探偵も実践、すぐ寝るための「忍者マッサージ」

プレジデントオンライン / 2019年11月4日 11時15分

探偵 金澤秀則氏

■体をゆがめない習慣が大事

相手の動きに合わせたスケジューリングは、探偵という仕事の常です。

当社が扱っているのはおもに企業調査。最近はこんな仕事がありました。アパレルメーカーの営業が、商品を余分に発注して、それを問屋におろして現金化、自分の懐に入れていた。このときは探偵が3人チームで張り込みと尾行をしました。

夜の商売をしている人を調べるときは、我々の仕事も深夜に及びます。風俗店をクビになった従業員が逆恨みで放火を予告してきた案件では、深夜2時から車中で張り込みました。そういうときは、車中やネットカフェで仮眠をとります。いかにも寝付きが悪そうな環境ですが、探偵は場所を選ばず平気で寝てしまいます。

不規則な生活なのに、どうして寝付きがいいのか。慣れもありますが、毎日の小さな積み重ねが大きいと思っています。体によさそうなことを、細かくいろいろやっているんです。

例えば、体の疲れは毎晩寝る前に、「ストレッチポール」を使ってほぐす。血行がよくなり眠りが深くなりますよ。体に余計な力を入れないことも意識しています。顕著なのは歯の食いしばりです。人間、気が付かないうちに歯を食いしばっていることがある。すると、疲れがたまります。舌を上顎につけるようにすると、食いしばらずにすみます。

それから体をゆがめないこと。例えば、座っているときは腰骨を立て、背筋を伸ばすように心がける。ゴルフをするときも、たまには左利きの要領で素振りをしてみる。カバンを持つにも、右手と左手を均等に使う。また両手を背中側にまわしてお尻の後ろでカバンを持つと、肩甲骨の周りの筋肉がほぐれます。

■インナーマッスルを鍛える

また、電車に乗るときは、つり革を使いません。インナーマッスルを鍛えるため、両足を内股にして膝を少し落とし、空手でいう「三戦」(サンチン)の姿勢をとります。

あと「忍者マッサージ」は知っていますか?甲賀流の忍者が身につけていた治療法を今に伝えているもので、日本酒を使ってマッサージをします。伝道者の芳原雅司先生は伊調馨さん、吉田沙保里さんのメンテナンスを担当した人で、野球やプロレスなど様々な分野のアスリートの不調を治しています。

このようにいろいろやっているわけです。私の仕事は体が資本。ちょっとでも体にいいと思えることは、試す価値ありだと思っています。

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金澤 秀則 児玉総合情報事務所代表取締役
おもに企業調査を扱うベテラン探偵。各方面のエキスパートと幅広い人脈を持つ。著書に『こんなにおもしろい調査業の仕事』がある。

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(児玉総合情報事務所代表取締役 金澤 秀則 構成=東 雄介 撮影=栗原克己、和田佳久)

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