石炭、太陽光ほか"新電力"7年後に販売量2倍強
プレジデントオンライン / 2019年11月30日 17時15分
■新電力への切り替え、どこまで進むのか
富士経済は2019年8月22日、電力・ガス自由化市場に関する調査結果を発表した。2018年度の新電力の見込み販売量は前年度比20%増の1,225億kWhで、電力市場全体でのシェアは15%ほどに達している。新電力は、東京電力エナジーパートナーなどの旧一般電気事業者10社を除いた小売電気事業者が提供している電力のことを指す。
新電力にはガス、通信、金融、省エネサービス、再生可能エネルギー関連などの企業が参入しており、発電方法も石炭、LNG火力、太陽光などさまざまだ。また自らは発電する手段を持たず、他の事業者からの卸売や市場取引によって電源を調達する事業者も増えている。
富士経済東京マーケティング本部の津金春樹氏は「16年度以降、事業者の増加や電力自由化の認知度向上などにより、新電力の販売量が増えています」と語る。ただ、家庭用を中心とした低圧で新電力がシェアを伸ばしている一方で、企業施設などが利用する高圧市場では、「旧一般電気事業者が、新電力では太刀打ちできない価格を提案してシェアを再獲得しています。低圧でシェアを失って余った分の電源を、高圧市場に展開している」と津金氏。
新規事業者がどこまで食い込めるのか注目だ。
(吉田 洋平 図版作成=大橋昭一)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ゲオホールディングス、株式会社シェアリングエネルギーと連携 太陽光発電によるオンサイトPPA電力を導入
PR TIMES / 2024年9月18日 13時15分
-
低圧PPAサービス「おうちdeソーラー」の提供開始について
PR TIMES / 2024年9月17日 11時45分
-
脱炭素化支援機構が株式会社クリーンエナジーコネクトによる特定の需要家向け太陽光発電事業に対して出資を実行
PR TIMES / 2024年9月6日 11時45分
-
モノクローム建設が横須賀市、「公共施設への再生可能エネルギー等導入事業」事業者に決定。
PR TIMES / 2024年9月5日 7時15分
-
EV・家庭用蓄電池等を最適に組み合わせて再エネの調整力に
PR TIMES / 2024年8月26日 16時45分
ランキング
-
1「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
-
2漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
-
3ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
4ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
5為替相場 21日(日本時間 5時56分)
共同通信 / 2024年9月21日 6時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください