絶賛大儲け中の「転職エージェント」の落とし穴

プレジデントオンライン / 2020年1月26日 11時15分

■転職市場のターニングポイントは東京五輪

シード・プランニングは2019年8月、転職サービス市場に関する調査結果を発表した。

18年の転職サービス市場の規模は前年比14.6%増の4,619億円。市場が大きく成長した理由について、シード・プランニング執行役員主任研究員の野下智之氏は「要因は大きく2つ、足元の企業業績が好調であることと労働市場の構造的な変化です。大手銀行や百貨店が店舗の縮小・撤退によって希望退職を募っている一方で、デジタルトランスフォーメーションやAIの導入によってITスキルを持つ人材を求めています。企業が求める人材の需給ギャップが存在しており、このギャップを背景に積極的な人材採用の需要が継続している」と説明する。

飲食サービス業や中小企業においては慢性的な人手不足が続いていることも、市場の成長を後押しした。

同調査では21年の市場規模を6,075億円と予測。今後も市場が大きく成長し続けると予想した理由について「構造的な人材不足、IT関連職種への高い人材需要などによって、市場は堅調に推移すると考えています。ただし、これは東京五輪の後に経済環境が大きく悪化しないことを前提にした予想です」と野下氏は語る。人材市場にも五輪が大きく影響しそうだ。

(吉田 洋平 図版作成=大橋昭一)

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