会社が潰れた・傾いた途端に人生が詰む人の共通点
プレジデントオンライン / 2020年2月24日 11時15分
■「働く=我慢」という感覚はもう通用しない
「東京オリンピック後の20年で、日本の80~90%を占めるオールドエコノミーの様々な分野が新たなビジネスに取って代わられると予想しています。新しいテクノロジーを駆使したビジネスで業界の地図やルールを書き換えるチャレンジャーがどんどん現れ、従来ある仕事を奪っていく」
こう語るのは、投資家としてベンチャー企業の経営者や起業家の成長を応援してきた著者の藤野英人氏。これからどんな20年を迎えるかは考え方ひとつ。「投資家の思考」で行動できるかどうかがカギになるという。
「投資家の思考とは、自分が人生の決定者となり、エネルギー(お金や時間など)を投じることによって社会を変える主体になる、という考え方です。投資といっても、株や債券などを買うのはそのごく一部。寄付やボランティアにお金や時間を使ったら社会投資、自分磨きに使えば自己投資となります。日本人は、あらゆる分野で投資が足らない。それが経済の停滞にもつながっているのだと思います。逆にいえば、未来の社会は私たちが今、エネルギーを投入していかないと切り開いていくことは不可能。投資する姿勢を失うと、世の中も自分自身も成長が止まってしまいます」
同じ会社で働き続け、その狭い世界でのみ通用するスキルしか身につけていなければ、会社が潰れた途端に人生が詰んでしまう。「楽しそうに生きている人が、我慢して働いてきた人を駆逐していく。駆逐されるほうとしてはまったく納得がいかないでしょう」。
本書が授ける「投資家の考え方と習慣」を身につければ、リスクをコントロールして日々の行動を決めることができるし、自分の市場価値を念頭に置いて生きられるようになるという。
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投資家
ファンドマネージャー。レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 最高投資責任者。1966年生まれ。早稲田大学法学部卒業。2003年同社を創業。
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(河合 起季 撮影=榊 智朗)
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