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眞子さまの"結婚したい"思いを叶えるのは秋篠宮さましかいない

プレジデントオンライン / 2020年2月6日 6時15分

「全国学校・園庭ビオトープコンクール2019」の発表大会に出席された秋篠宮さま=2020年2月2日、東京都渋谷区 - 写真=時事通信フォト[代表撮影]

■2人の「結婚する」という決意は変わってはいない

2月28日、秋篠宮眞子さまが小室圭さんとの結婚について、短い文書を発表した。

「私たちは2年前に、結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、急ぎ過ぎていたと認識し、結婚に関わる諸行事を延期することを決断いたしました。

その旨を、天皇皇后両陛下、現在の上皇上皇后陛下にご報告申し上げ、両陛下は、私たち2人の気持ちを尊重してくださいました。

そのときにも申し上げましたが、これからは2人で結婚についてより深く具体的に考えるとともに、結婚までの、そして結婚後の準備に充分な時間をかけて、できるところまで深めていきたいと思って過ごしてきました。

この2年間で、どこまで深められたかはわかりませんが、私たちがお互いを思う気持ちは、少しも変わることはありませんでした。

このたび、私たちが新たな生活を始めるために一歩踏み出すことを、みなさまにご報告申し上げ、ご理解いただけますようお願い申し上げます」

これは、私が夢想してでっちあげた戯れ書きだが、私は、以前から書いているように、現代版ロミオとジュリエット物語は、結婚という大団円を迎えると考えている。

なぜなら、秋篠宮眞子と小室圭2人の「結婚する」という決意はいささかも変わってはいないからだ。

■今月中に2人についての最終結論が出る

特に、眞子さんは、家庭内で孤立し、公務で外に出れば、世間の好奇の目に晒されてきた。

頼りたい圭はニューヨークにいて、電話かSNSでしか思いを伝えられない。

眞子さんは意志の強い女性である。こうした女性と結婚する男は、よほどの覚悟がないと、妻の尻の下に敷かれたまま人生を終わる。

だが、小室圭も並みの人間ではない。眞子さんと結婚するためには「経済的裏付け」がなくてはならないと考え、単身、ニューヨークへ飛び、ロースクールで学び、国際弁護士資格を取得しようと懸命に学んでいる。

後がない状態に自分を追い込み、何が何でも弁護士資格を取って、眞子さんを嫁に迎えるために帰国したい。そのひたむきな一途さは、賞賛されても、非難されることではないはずだ。

昨年の11月30日、秋篠宮が誕生日会見で、納采の儀を延期してから2年目の来年2月ぐらいには、「2人から何らかの発表があるのではないか」と発言した。

2月には最終結論が出る。週刊誌を含めたメディアは挙って秋篠宮関係者や宮内庁関係者を取材し、さまざまに推測している。各誌のタイトルを見ていこう。

■新潮は「天皇誕生日を過ぎて発表に踏み切る」

女性セブン(2/13号)は「眞子さま『秋篠宮さまを完全スルー』」、女性自身(2/11号)「眞子さま結婚『もう止められない……』美智子さま秋篠宮家への嘆き肉声」、週刊女性(2/11号)「眞子さま無期延期発表で“事実上の破談”へ」、新潮(2/6号)「『天皇誕生日』後に迎える『眞子さま』運命の刻」

新潮から見てみよう。秋篠宮家の事情を知る関係者が、「皇嗣職をはじめ職員は、この件でまだ何も動き始めておらず、2月初旬には間に合いそうもない。やはり陛下のお誕生日を過ぎてから、時機を見て発表に踏み切るのだと思います」と語っている。

天皇誕生日は2月23日。その後に発表するというのだが、「小室さんが依然留学中で、秋篠宮家としてコンタクトできていない状態では、(中略)今回はひとまずやり過ごし、時が経つのを待つしかないのではないでしょうか」(同)と、再延長になると推測している。だが、その後どうなるのかには言及していない。

■女性自身は「美智子上皇后が『見守るしかないでしょう』と洩らした」

再延長なら事実上の「破談」だと見るのは週刊女性。女性セブンのタイトルはわかりにくいが、要は、秋篠宮夫妻と眞子さんはほとんど言葉を交わしていないので、秋篠宮の「何らかの発表をすべき」だという発言は、眞子さんにとっては寝耳に水だった。

そのため彼女は両親により反発を強めているというのだ。仮に秋篠宮夫妻が破談にすべきだと主張したとしても、彼女がそれに従うとは思えない。

英国王室から離脱するヘンリー王子とメーガン妃夫妻のように、眞子さんを皇籍離脱へと追い込んでしまうことになるかもしれない。

セブンの読みは、眞子さんは秋篠宮の意向をスルー(無視)し、5月頃まで発表はずれ込むのではないかというのである。

だが、もしずれ込んだとしても、発表内容は「圭さんと結婚します」となるのではないか。

女性自身は、美智子上皇后が知人に、眞子さんのことは、「見守るしかないでしょう」と洩らしたという言葉を手がかりに、眞子さんが皇籍を離脱しても結婚したいというのなら、致し方ないと考えているというのである。

消極的なものを含めて、2人は結婚へと進むと見ているのは2誌、様子見が新潮1誌、無期延期=破談と見ているのは週刊女性だけのようだ。

■眞子さんが“月”を題材に詠んだ和歌の意味は

「望月に月の兎が棲まふかと思う心を持ちつぎゆかな」

これは今年の歌会始で、秋篠宮眞子さんが詠んだ和歌である。新潮(1/30号)によると、「“満月に兎が棲む”という言い伝えを信じていた頃の純粋な気持ちを、いまも持ち続けたいものだ」という意味だそうである。

今年のお題は「望」だったそうだが、この眞子さんの歌が物議を醸したそうだ。

月というと、2017年9月に開かれた眞子さんと小室圭の「婚約内定会見」を思い出す。記者から小室圭の印象を聞かれた眞子さんは、「太陽のような明るい笑顔」といったが、小室圭は「宮さまは、私のことを月のように静かに見守ってくださる存在」と、眞子さんを月に喩えた。

これが、「皇族を月に喩えた」と批判を浴びたのである。今回、注目を浴びる令和初の歌会始で月を詠めば、その時のことを蒸し返されるのは予想できたはずだ。

それでもあえてそうしたところに、「眞子さまなりの“挑戦”ではないかと拝察いたします」(歌会始の儀に携わった関係者)

さる歌人が、「短歌とは、何を題材にしたところで、心に秘めた思いが匂い立ってしまうものです。(中略)ですから“眞子さまは、物事がうまく運ばないご自身の状況と重ね合わせて詠んでおられるのでは”との解釈も、決して的外れではありません」と話している。

私はこう解釈した。眞子さんは圭さんを信じ、結婚したいと思っていた頃の純粋な気持ちを今でも持ち続けています、と。

眞子さんは、年の初めの歌会で、自分の心情と決意を歌に詠み込んだのだと、私は思う。

■秋篠宮一家には一年中木枯らしが吹きすさんでいる

結婚否定派は、圭の母親と元婚約者との金銭トラブルが解決していないことばかり論(あげつら)っているが、元婚約者がこの話を週刊女性に持ち込んだのは、2人が婚約解消してから5年近くも経ってからである。

元カノの息子が“玉の輿”に乗るのを聞いて、週刊誌にタレ込むというのは、その意図や内容の信ぴょう性、その人間の品性が疑われて当然だと思うのだが、なぜかこのケースでは、男性のいい分を疑うことなく週刊誌は載せ続けたのである。

「400万円ぐらい返せばいいじゃないか」「そんなこともできない小室圭という人間は眞子さんの相手にふさわしくない」といった無責任な批判がある。

だが、決着済みの問題を、メディアに報じられたからといって、100万円でも返そうものなら、「それ見たことか、やっぱり借りてたじゃないか」と、今以上のバッシングが起きることは間違いない。

一部の週刊誌の報道にもあったが、眞子さんもこの件については了解済みで、おカネを返す必要はないというスタンスだといわれている。そうだとしたら、スジを通す彼女らしいではないか。

長女の結婚問題でがぜん注目を浴びてしまった秋篠宮家だが、親である秋篠宮と紀子さんには同情を禁じ得ない。

上皇上皇后や天皇皇后への気遣い、さらに宮内庁の人間たちの好奇の目に晒され、メディアも秋篠宮家に好意的な報道は少ない。

長女との会話は日に日に少なくなり、次女の佳子さんも姉に同情的で、家の中には一年中木枯らしが吹きすさんでいるのではないか。

■初孫が結婚するという朗報を喜ばないわけはない

秋篠宮夫妻にこれだけはいっておきたい。こうした問題は、長引けば長引くほど拗(こじ)れ、収拾が難しくなる。

秋篠宮が決断すべき時である。その際、最も大事にすべきことは、娘の幸せであること、いうまでもない。

小事に拘って大事を見失ってはならない。娘が2年もの間、両親にも相談できず苦悩していた姿を見ていたのなら、父親が選ぶ選択肢は一つしかないはずだ。

相手の母親にやや瑕瑾(かきん)はあるが、小室圭本人は今時珍しい猪突猛進型の真っ当な青年に思える。

弁護士資格を取得したらという前提でもいい、皇族という身分を離れ一人の父親として、2人の結婚を許してあげてはどうだろうか。

先日、上皇が突然倒れ、MRI検査を受けたと報道された。美智子上皇后も体調がすぐれないようだ。

眞子さんは上皇上皇后の初孫である。可愛さもひとしおであろう。その孫が結婚するという朗報を喜ばないわけはない。

世はまさに「立春大吉」。秋篠宮眞子と小室圭は長い冬の時期を耐え抜いて、人生の春を迎えるのだ。2人の笑顔を見れば、国民の大多数は祝福してくれるに違いない。(文中一部敬称略)

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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