1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

外出制限中にTOEICの点数を100上げて、アフターコロナに備えよう!

プレジデントオンライン / 2020年4月25日 11時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/nikoniko_happy

■要注意なTOEICの頻出語

500点レベルで伸び悩む方の特徴として、まずTOEICに対する知識不足が挙げられます。このレベルの方は、英語に対する苦手意識はそれほど高くないはずですが、それでもTOEICに関して言えば、まだ「初級者レベル」であることを自認して学習に取り組みましょう。

残り1カ月の勉強では、この試験の全体像を確認することからスタート。600点向けの総合対策本を一冊ざっと目を通し、「頻出の出題パターン」「目標正答数」「適切な時間配分」といった基本情報を確認し、自分の苦手エリアをチェックします。英語が苦手な方なら拙著の『はじめてのTOEIC L&Rテスト とれるとこだけ3週間』がお勧めです。

同時に、語彙力強化を図りましょう。ポイントは3つ。①「聞いてわかる語を増やす」。たとえば「label」は「ラベル」ではなく、英語では「レィボゥ」のように聞こえます。②は「TOEIC頻出語を覚える」です。「wheelbarrow」は工事現場などで使う「手押しの一輪車」のことで、写真描写問題に頻出です。③は「TOEIC的な意味を追加で覚える」。たとえば「benefit」は「利益、恩恵」に加え「諸手当・福利厚生」という意味も覚えることが重要です。

そのためにはTOEIC用の語彙教材で必ず学びましょう。お勧めは『TOEICテスト 全パート単語対策』。アプリ版なら音声を聞きながら手軽に学べます。パート1から4までの308語を3つに分け、毎週100語ずつ覚え、最後の1週間は総復習。1日30分集中できる時間が取れれば、1カ月で十分達成可能です。

次にリスニングだけで320~350点程度は取りたいところ。苦手な方は『八島式 TOEIC L&Rテストの英語が聞こえるようになる本』や前述の『はじめてのTOEIC L&Rテスト とれるとこだけ3週間』などで基礎を学びましょう。英語はスペルどおりに発音されるわけではないので、そのルールを学びつつ、書き取りや音読する学習法がお勧めです。短文が聞き取れるようになればしめたもの。長文でも、部分的にキャッチできる語や文が増え、正解を選びやすくなります。

■割り切り上手で迷う問題に対処

続いてリーディング。「長文読解が苦手」という方は多いですが、600点を目指す段階では当たり前。読解の前提となる「文法」「語彙」がまだ発展途上だからです。優先して取り組みたいのは、文法のなかでも「品詞」に係る問題です。日本語で一例を挙げれば「Q:当社のサービスは[?]が魅力だ」の選択肢に「A:早さ、B:早める、C:早い、D:早く」が並ぶような問題です。母国語なら簡単に正解がわかりますが、外国語ではそうはいきません。学校英語のカリキュラムでは品詞をしっかり学ぶことがなく、学校で英語が得意だった方も要注意です。

これを克服するためにお勧めなのは『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』の第1章の品詞問題。残り1カ月なら、その基礎・応用編の計200問だけに絞り、解答の根拠が完璧にわかるまで反復しましょう。

メンタル面では「合理的に割り切る」攻め方が何よりも重要。TOEICが入試や英検等と全く異なるのは、「難度が大幅に異なる問題がランダムに出題される」点で、英検1級から4級までの問題が混在しているイメージです。今のレベルでは手が出ない問題も当然たくさんあります。想定の解答時間を超えても迷う問題は、適当にマークする“割り切り上手”になりましょう。今の実力に合わせて謙虚に。

直前の1週間は今までの総仕上げ。時間配分などの練習に、いよいよ模試を活用しましょう。『TOEIC L&Rテスト 目標スコア奪取の模試』は著者による「コメント付き」の模試で、実際の紙面のどこを見て、どう解くべきかが一目瞭然。テスト直前のシミュレーションにぴったりでお勧めの模試です。

「古澤流」500点から600点にアップするメソッド

----------

古澤 弘美(ふるさわ・ひろみ)
TOEIC専門塾「英語屋」代表
自身の受験は120回を超え、うち70回超の990点満点をマーク。指導のモットーは「忙しい社会人でも続けられる仕組みをつくる」。

----------

(TOEIC専門塾「英語屋」代表 古澤 弘美 構成=篠原克周 撮影=熊谷武二、石橋素幸)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください