50代から起業の夢を叶えた元商社マンが、100歳まで働ききるために70代でしていること
プレジデントオンライン / 2020年4月19日 11時15分
※本稿はかじえいせい『夢は60歳から現実化する。「老春時代」の成幸術』(Clover出版)の一部を再編集したものです。
■夢を語るのに、年齢は関係ない
たとえ明日死ぬと分かっていても、未来に夢を描こう
永遠に生きるつもりで。そして、希望を胸に死んでいこう
余生ではなく、「本生」であるローゴをどう生きるかを決めなければなりません。ローゴを暗く過ごすのか、明るく過ごすのかはあなた次第なのです。人生はひとりひとりみんな違うストーリーで成り立っています。そのストーリーを自分で描くのか、人の描いたシナリオに従って生きるのか、それもまたあなた次第です。
もう年だからと、あそこが悪い、ここが悪いと言い訳をしていては体力も気力もなくし、ボーっとして過ごすのか、あと何年生きるのか分からないけれども夢を持ち前向きに生きるのかで「本生」はまったく違ってきます。
ひょっとしたら明日死ぬかもしれません。70歳でも、まだ30年以上生きるかもしれません。いつ死ぬか分かりませんが、いつ死んでも悔いを残さないように毎日を精一杯生きて、明日につなげてみてはいかがでしょうか。
100歳まで生きると思って夢を描いてみてはいかがでしょうか。やりもしないで、どうせ実現できないと決めつけてしまうには、あまりにもったいないとは思いませんか。実現できようができなかろうが、死ぬまで夢を持ち続けることはできるはずです。バカにされても、笑われても気にしないことです。どうせみんないずれ死ぬのだから。人生は、常に「今が旬(春)」なのです。
■同窓会に行かない理由
私は、同窓会や老人会の類にはあまり行きません。過去の思い出話や病気をはじめ、暗い話が多いからです。私自身は、まだまだやりたいこと、やり残していることがたくさんあります。そうした夢を語る人といつも接していたいのです。
夢のある人と交わり、その人の夢を聴くことで自分の夢が触発されます。いままでどう生きてきたかが問題ではなく、これからどう生きたいのか、そして、どう生涯を終えるのかが問題なのです。
生きている限り、夢と希望を持ち続けることです。そして使命感を明確にすることです。継続こそ力、諦めてはいけません。誰しも明日目覚めるとは限りません。だからこそ死ぬまで遠くを見据えて、夢と希望を持って今を精一杯生き続けてください。
■79歳までは「老春」真っ只中
なかなか先が読みづらい今の時代ですが、むしろ、先が短いからこそ先を見通せるのではないでしょうか。これまで培った経験と、歴史を紐解き、積み重ねてきた勉学を元に未来を予測できる能力を備えているはずなのです。先人の底力を発揮して5年先、10年先の希望を語ることができるのではないでしょうか。
60歳から79歳までを第一のローゴとすれば、その先、80歳から100歳までは第二のローゴです。60~79歳までは「老春」真っ只中です。
80歳からは私にとっても未知数です。30年後、私が100歳になるとき、私自身は、そして日本、世界はどう変わっているでしょうか?
■恐れずに、未来の自分の姿を描きましょう
その時、どんな姿ですか? よぼよぼで寝たきりですか? 認知症になって肉親の顔さえ分からない状態ですか?
いやいや、私は元気ですよ。100歳になっても世界を旅しています。もちろん自分の足で歩いて。
背筋をピッと伸ばして、杖も持たず。かっこよく服を着こなし、矍鑠(かくしゃく)としていますよ。
人は自分が想像するようになります。100歳だから、もうよぼよぼになるだろうと思えば、そうなります。今と変わらない容姿を保とうと思えばそうなるのです。
100歳になっても子どものように好奇心に満ち溢れ、冒険を進んでします。そういうイメージを浮かべながら、100歳になるのを楽しんで待ちます。
あとわずか30年です。
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総合商社勤務後、熊本県阿蘇でペンションを開業、後に大分県久住高原に移住し観光牧場を設立。さらには阿蘇・西原村で築120年余りの古民家を改築し、ホテル、カフェを経営。60歳からNPO法人を設立し、英会話カフェ(熊本市)やベトナムカフェ(福岡市)などを開設。現在ではベトナムを中心に海外展開を図り、新たな挑戦を続けている。著書に『地球は我が家の教室』(くもん出版)、『プレーリーホーム』(東京経済)がある。ブログ「世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』」は毎日更新中。
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(世界一周タビスト かじ えいせい 写真=iStock.com)
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