東大生が実際に使っている最新「スマホ学習アプリ」3選
プレジデントオンライン / 2020年4月17日 15時15分
■1.進捗ステータスを確認できる!「Trello」
みなさんのスマホにはどんなアプリが入っているでしょうか?
今は品質の良いスマホアプリがたくさんあります。音声を認識して勝手に文字起こしをしてくれるアプリ、睡眠の質を高めることができるアプリ、他人とメモを共有できるアプリ……。数年前までは考えられなかったような夢のようなアプリが日進月歩で開発されているのです。
東大生は、これらのアプリをうまく活用することで、自分の勉強や課外活動を効率的に行っています。新しいツールを、どんどん自分の活動に活かしているのです。
彼らのアプリの使い方は、学生だけでなく社会人の方にも応用できるものが多いです。今回は、東大生が使っている勉強や進捗管理に役立つアプリを3つ紹介したいと思います。
東大生の多くが勉強でも課外活動でも使っているのがTrelloという進捗管理アプリです。これは、勉強や仕事でやらなければいけないことを「To Do」というリストに入れておき、それらをやっている最中には「Doing」に、やり終わったものは「Done!」に入れることで、自分がやるべきことを管理することができるというものです。3種類の画面をスワイプして表示切り替えができるので、自分がやるべきことがぱっと見でわかるのです。
■タスクを可視化できるので進めやすい
東大生はこれを使って1カ月または半年スパンの「やりたいことリスト」を作り、それをノルマとしてどんどんやりたいものから着手していくという使い方をしています。
東大生は「目標から逆算して事前にやるべきことを全部決め切ってしまう」という方法を、受験生時代に実践しているのです。「高校3年生、受験まであと半年」というタイミングで、受験までにやるべきことを事細かにリスト化し、毎日少しずつその山を崩していく……というやり方です。「やるべきことリストを作ってゴリゴリに進めていく」のは非常に合理的で、そのやり方に適しているのがこのアプリなのです。
また、Trelloは共有ができるため、ほかの人の進捗を確認することができてグループ活動でも便利です。勉強でも仕事でも活用できるので、皆さんぜひ活用してみてください!
■2.確実な暗記ができる「モノグサ」
みなさんは暗記は得意でしょうか? おそらく、多くの人が勉強で苦戦することの一つが暗記です。なぜなら暗記は、「どれくらい頑張れば覚えられるかがわからない」分野だからです。
3回単語帳を見れば覚えられるというわけでも、100回書けば覚えられるというわけでもありません。忘れがちな単語もありますし、覚えられたと思ってもど忘れしてしまうこともあります。覚えられているか覚えられていないかは、雲をつかむような話なのです。
そこで、東大生はスマホアプリで暗記を行うことが多いです。スマホアプリで、覚えたい単語が答えになる問題を解いていくことで、解きながら覚え、覚えているかどうかを何度もチェックし、忘れがちな単語を可視化することができるからです。
このような「解きながら覚えられる」系のスマホアプリは最近多くなっているのですが、その中でも特に質が高いのがモノグサというアプリです。
これはドラえもんに出てくる「暗記パン」と言っても過言ではなく、このアプリを使えば覚えたいことを確実に覚えることができるようになります。
まず、覚えたい単語や項目を入力します。英単語なら英語と日本語、歴史なら年号と出来事を入力します。すると、それを使った多種多様な問題をAIが自動的に作成してくれます。
■AIが最適な問題を瞬時に出題
「この英語の意味を日本語で答えなさい」と言った単純なものから、「この4つの中から答えを選びなさい」「スペルはどう書くでしょうか?」と、その人の記憶の定着度合いに応じて問題の難易度を変えてくれるのです。
「覚えられているな、じゃあ難しめのこの問題を」「これは忘れがちだな、じゃあこういう問題を出せば暗記できるはずだ」という具合に、AIが自動で自分に適した問題を瞬時に出題してくれるのです。
私たちは、アプリで出題される問題をただただ解いているだけで、暗記できるようになるのです。しかもどの言葉を覚えられていないか、あるいは忘れがちかもデータとして管理することができます。自分の頭の中が、AIによって管理できるのです。
そして「○日で暗記したい!」と期限を決めている場合でも、目標日を入力すればAIがそのスケジュールで暗記する道筋をすべて決めてくれます。覚えたい単語と覚えたい日数を入力して、問題を解いているだけで、必ず確実に暗記することができるようになるのです。とても革命的なアプリなので、みなさんぜひ試してみてください。
■3.忘れた頃にリマインドしてくれる! reminDO!
人間は忘れっぽい生き物です。昨日食べたご飯は思い出せても、一昨日食べたご飯までは思い出すことができない、という人もいるでしょう。同じように、勉強したこと、仕事で覚えておかないといけないことも、どんどん忘れていってしまうのが常だと思います。
ではそんな中で、忘れないようにするためにはどうすればいいか? それは、何度も復習して、「そうだった、この単語はこういう意味だ」と自分でリマインドする以外に方法はありません。何度も何度も復習する中でやっと、その物事が忘れにくくなるのです。
reminDOは、その名の通り、覚えたいことを勝手にリマインドしてくれるアプリです。
スマホを使っていると、メール受信などの通知が来ますよね? この通知機能を使って、忘れたくないことや覚えておきたいことをこのアプリの中のAIが勝手に教えてくれるのです。
つまり、「この単語を忘れたくない」と入力しておけば、「このタイミングで忘れているだろうな」という時を見計らって通知を送ってくれるのです。それを見て、「あっ、これ忘れていたな!」とリマインドができるようになります。
東大生は、講義が終わった段階でこのアプリに覚えておきたいことや忘れそうな事柄を入力し、日常生活の間で復習をする人が多いです。みなさんもぜひ活用してみていただければと思います。
いかがでしょうか? 今、スマホアプリは非常に速い速度で進歩しています。時代に取り残されないように、僕も毎日新しいアプリをチェックする習慣をつけています。みなさんもぜひ、新しいスマホアプリをインストールする習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
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東京大学4年生
1996年生まれ。偏差値35の無名校から東大を目指すものの、2年連続で不合格に。二浪中、独自のスマホ勉強術を駆使して東大合格を果たす。自身のノウハウを全国の高校生に教える傍ら、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生チーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーも務める。『東大式スマホ勉強術』(文藝春秋)など著書多数。
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(東京大学4年生 西岡 壱誠)
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