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顔の産毛剃りは、なぜ入浴時にやってはいけないのか

プレジデントオンライン / 2020年5月6日 6時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/LightFieldStudios)

ふとした瞬間に気になる肌トラブルや、なんだか肌の老化が加速していると思ったことはありませんか。それは、毎日行っているそのスキンケア方法のせいかも。4回目の今回も、間違えがちな美容法3つを、皮膚科専門医が教えます。

■間違い美容法5「顔そりはお風呂の中で、顔をお湯で濡らしてから行います」

男性のヒゲは顔を濡らしてそっても大丈夫ですが、女性の産毛の場合、顔を濡らした状態でそると深ぞりになり、皮膚の角層までとり除いてしまうことに……。顔そりのあと、シェーバーの刃にカスのようなものが付いていたら、角層がとれているということ。角層がとれると、肌のバリア機能まで失われてしまいます。

顔の産毛をそるのは、2週間に一度くらいの頻度にしましょう。また、そるときは肌を濡らさず、顔専用の電動シェーバーをフワッと浮かせるようにあて、毛の流れにそって動かすのがおすすめ。そのあと、いつも使っているクリームだけをたっぷり塗ってお手入れをすれば大丈夫です。顔専用のカミソリを使って顔そりをする人も多いと思いますが、電動シェーバーのほうが角層が傷つきにくいでしょう。また、機種にもよりますが、電動シェーバーを使う場合は、顔にクリームなどを塗る必要はなく、完全に素肌の状態で顔そりを行ってください。

■間違い美容法6「ローラー美顔器で往復マッサージして、肌をリフトアップ」

顔をたるませ、輪郭をくずす原因は「①皮膚のたるみ、②脂肪の減少・萎縮・移動、③顔面じん帯の劣化、④骨の萎縮、⑤筋肉の持続的な拘縮」の5つ。なかでも、たるみに大きくかかわるのが「顔面じん帯の劣化」と「皮膚のたるみ」です。

ローラー美顔器は皮膚をつまんで引き上げるため、じん帯に強い刺激を与えるもの。間違った使い方をすると、じん帯の劣化を加速させてしまいます。そもそも、皮膚に物理的な刺激を加えたところで、リフトアップはしないのです。

ローラー美顔器は、顔のむくみを解消する目的で週1回ほど使うのはOKですが、リフトアップしようと毎日がんばって使うと逆効果に。また、必ず下から上など一定方向に動かし、力を入れずに使うことがポイントです。

■間違い美容法7「敏感なまぶたに塗るアイクリームは、たっぷりしっかり擦り込みます」

保湿のために、美容液やアイクリームをたっぷり厚く塗ることは問題ありません。量が少ないと、どうしても乾燥してしまいます。ただ、すり込んだり、たたき込んだりすると、肌を痛めることになります。やさしく肌にのせるように塗りましょう。

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慶田 朋子(けいだ・ともこ)
銀座ケイスキンクリニック院長 医学博士/皮膚科専門医
皮膚の働きや美肌に導くスキンケア、安心安全な美容医療など、的確な診断とわかりやすい解説で多くの女性たちに支持されている。雑誌やTVなど多くのメディアでも活躍中。著書は『365日のスキンケア』(池田書店)、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など

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(銀座ケイスキンクリニック院長 医学博士/皮膚科専門医 慶田 朋子 構成=籔 智子 写真=iStock.com)

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