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苦難の続く眞子さまと小室圭さんが全世界に発した「結婚へのシグナル」

プレジデントオンライン / 2020年5月20日 11時15分

皇居に入られる秋篠宮家の長女眞子さまと次女佳子さま=2020年2月23日、皇居・半蔵門[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

■「結婚宣言」に近い文書を準備していたが…

秋篠宮眞子さん(28)と小室圭さん(28)の「結婚問題」が新たな展開を見せているのをご存じだろうか。

世界中で新型コロナウイルスの感染が広がり、なかなか終息する兆しを見せない中、眞子さんの父親・秋篠宮が皇位継承順位1位の皇嗣となったことを国内外に宣言する「立皇嗣の礼」の延期が4月14日に発表された。

昨年11月の誕生日会見で秋篠宮は、眞子さんと圭さんの結婚問題について、「何らかのことは発表する必要はある」と述べていた。

2人の「婚約延期」が発表されてから、今年の2月で丸2年が経つ。そのため、眞子さんと圭さんが、結婚について何らかの文書を発表すると思われていた。

週刊朝日(5/1号)は、「眞子さま結婚への『全内幕』 宮内庁重鎮らを異例の呼び出し」というタイトルを掲げて、こう報じた。

年明け間もない時期に、宮内庁のある重鎮が眞子さんに呼び出されたというのである。

さらに何人かの重鎮が個別に眞子さんに呼ばれ、相談に応じたそうだ。そこで交わされたのは、「小室さんとの結婚をどう思うか」についてだったという。

週刊朝日によれば、昨年末、眞子さんは、「小室さんとの結婚をより強く望む、いわば『結婚宣言』に近い文書を準備していたのだ」というのである。

そう決意を固めたうえで、重鎮たちとの話し合いに臨んだそうだ。

■「立皇嗣の礼」が延期となり、園遊会も中止

極めて“異例”な彼女の振る舞いの背景には、今年に入ってから、父親・秋篠宮との話し合いが何回か持たれたことがあるのではないかと、週刊朝日は見ている。

父親や重鎮たちとの話し合いの結果、当初は強い結婚の意思表明が、少し穏当なものになっていったという。

だが、私が推測するに、内容的には「結婚する意志は変わらない」という程度の変更で、結婚へのためらいや、両親の意見に従うといったものではなかったはずだ。

眞子さんは、その文書を秋篠宮の「立皇嗣の礼」の後に出そうと考えていたようだ。ところが、新型コロナウイルス感染が日本でも拡大したため、安倍晋三首相は4月7日、東京など7つの都府県を対象に緊急事態宣言を発表した。

そのために「立皇嗣の礼」は延期、5月の園遊会も中止になり、眞子さんの文書も、しばらくは公表されることはなくなってしまった。

一部の報道では、憲法改正に熱意を示し、女性宮家創設には後ろ向きだった安倍首相に、当時の天皇(現・上皇)が不信感を持っていたため、改正のための時間の余裕をなくすためもあって、「生前退位」をいい出し、それをNHKにリークしたのが秋篠宮だったといわれる。

そのため、安倍首相は秋篠宮に不快感を持ち、「立皇嗣の礼」の簡素化や、いち早く、礼そのものの延期にも賛成したのではないか、と見る向きもあるようだ。

■「御進講」の後に文書が発表された

だが、秋篠宮の性格からしても、国民がこれだけ新型コロナウイルス感染の恐怖にさらされている時に、自分の式典を優先して行うなどということは、考えもしないであろう。

新型コロナウイルス感染が全国に広がり、国民の多くが自粛しているが、天皇皇后、上皇上皇后、秋篠宮家の人々も公務を休まれ、ひっそりと暮らしていて、その動向はなかなか伝わってこなかった。

4月10日、尾身茂新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長による「御進講」の後、天皇がこういう文書を発表した。

「現在,世界各地で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。我が国でも,人々の努力と協力により,爆発的な感染がなんとか抑えられてきましたが,このところ東京などを中心に感染拡大の速度が速まってきていることなど事態の深刻化が懸念されております。
医療提供体制のひっ迫が現れ始めていると聞き,先日は,政府による緊急事態宣言も出されました。
この度の感染症の拡大は,人類にとって大きな試練であり,我が国でも数多くの命が危険にさらされたり,多くの人々が様々な困難に直面したりしていることを深く案じています。今後,私たち皆がなお一層心を一つにして力を合わせながら,この感染症を抑え込み,現在の難しい状況を乗り越えていくことを心から願っています」(宮内庁のホームページより)

■フォーダム大の学生寮は新型コロナで閉鎖に

秋篠宮家でも、それまでは折に触れ何度も報じられてきた、紀子さんの従業員に対する“苛烈さ”報道も影を潜め、どんよりとした静けさに包まれているかに思えた。

だが、眞子さんと小室圭さんには、新型コロナウイルスが深刻な影を落としていたのである。

「3月には小室さんが通うニューヨークのフォーダム大でも感染者が出てしまった。授業はもとより試験もオンラインで行われ、キャンパスのみならず彼の住む学生寮も完全封鎖。今は知人宅にいるという話もありますが、結婚声明を出すには時期が悪いと、幻になってしまいました。立皇嗣の礼は早くても今年の秋以降に延期と見られていますが、その前後に再びメッセージが出される可能性はあります」(デイリー新潮5/02 17:00より)

さらに、小室さんの住むNY州は深刻な感染拡大によって、同市内だけでも、新型肺炎の死者は1万5000人を超え、感染者数は19万人超。外出制限は一部緩和されたが、まだまだ厳戒態勢は続いている。

■「小室さんが就活する時には競争が激しくなる恐れ」

デイリー新潮は、元財務官僚でNY州弁護士の山口真由氏の以下のコメントを紹介している。

「現在、ニューヨークのほとんどの法律事務所が閉鎖されており、このままでは今年の夏のインターンは物理的に受け入れられない状況です。小室さんは来年卒業なので、インターンの機会に自分をアピールできないとなると、就活が大変になる可能性があります」

つまりNY州の弁護士として法律事務所に職を得て、確固たる生活基盤を築くというプランが危機にあるのだ。

■圭さんのメッセージが世界に配信されていた

眞子さんと圭さんは、2年近く会っていない。今は、LINEを使ってテレビ電話もできるし、ZOOMというアプリを使えば、家にいながら友人を交えて話もできる。先日見たテレビでは、「婚活」もネットで済むそうだ。

“濃厚接触”はできないが、眞子さんと圭さんは、携帯やPCを駆使して、日々互いの思いを伝え合い、結婚への障害を乗り越えるための話をしているのであろう。

残念ながら、圭さんの母親と、元婚約者との話し合いが進展しているという話は聞こえてこないが、眞子さんと圭さんにとって、「この2年近くの試練の時を乗り越えた」という思いが強いのではないかと、私も思っていたのだ。

天は我々2人に、なぜ何度も試練を与えるのかと、眞子さんは、真夜中の夜空を何度見つめ、ため息をついたことだろう。

だが、ここへきて、圭さんからの力強いメッセージが、世界中の人たちが聞くことができるネットに上げられたというニュースが飛び込んできたのである。

■起業家の資金調達について専門家にインタビュー

そのことを女性自身(5/26号)が報じている。

コロナ感染の影響で、圭さんの弁護士資格取得のプランニングに狂いが生じているのではと心配になるが、女性自身で圭さんの代理人である上芝直史弁護士は、

「小室さんは3年間、帰国せず勉学に励むと決めています。そのプランに変更はありません」

と話している。

意志の強さは眞子さんと“似た者同士”のようだ。ニューヨークでの生活、資格習得のためのハードな勉強、携帯電話やSNSで話し合ってはいるが、直に会って眞子さんに今の心境を打ち明けられないもどかしさなどに、気丈に耐えている圭さんの姿は、眞子さんにとっても励みになるのであろう。

少し長いが記事の要旨を紹介したい。

女性自身は、フォーダム大学のロースクールのホームページに「Kei Komuro」の名前を発見したという。

4月21日、圭さんが、もう一人の学生とともに、フォーダム大学OBの金融専門家にインタビューしている音声が、アップされたのである。

ダウンロードして聞いてみると、「I am Kei Komuro. Willam and I are students from Fordham University School of Law」という圭さんの流暢な英語が聞こえてくるという。

インタビューのテーマは「起業家の資金調達について」というもの。

「なぜ、起業家たちはプライベートエクイティ投資による資金調達をほかのオプションより選択するのだと思われますか?」
「起業家たちがプライベートエクイティ投資で資本金を調達しようとする際に、起業家たちはどんな課題に直面するのでしょうか?」

■英語力は「ビジネスでも通用するレベル」

54分に及ぶインタビューの中で、圭さんは、経営についての専門用語を駆使して質問している。

プライベートエクイティとは未公開株式のことで、未公開株の取引・引き受けを行う投資行為のことをいうそうである。

企業の成長や再生に貢献することで大きなリターンを求める手法として、投資家と起業家の双方から注目を集めている分野だそうだ。

経済の知識がない私には全く分からないが、女性自身は、このインタビュー音声を、経済アナリストの森永卓郎さんに聞いてもらったという。

森永さんは、こう話している。

「小室さんの英語は日本人っぽい部分もありますが、発音は正確で、文法もちゃんとしています。十分、ビジネスでも通用するレベルだと思います。少なくとも、私よりはるかにうまいです」

森永さんは、シンクタンクに勤務していたころに、英語圏の顧客とのビジネスの経験も豊富だ。その彼が太鼓判を押しているのだ。

「資金調達というのは企業経営においていちばん大切な要素。小室さんが企業を相手にした弁護士業務を行うのであれば、資金についての勉強は必須です。もし、台本なしでインタビューを行っているなら、小室さんはすでに企業弁護士になる実力を十分に培っていると見ていいでしょう」

私も、フォーダム大学のホームページに飛んで行って、このインタビューを聞いてみた。私には英語のうまさを云々する能力はないが、森永さんのいう「日本人っぽい」というのは分かる。

だが、相手に問いかけ、その答えを聞きながら、次の質問をしていく流れはスムースで、小室さんが、この分野に詳しいことは、私にも分かる。

■留学の成果を認めてもらいたい気持ちの表れか

これまで、大学での生活や、プライベートをほとんど明かしてこなかった小室さんが、今なぜ、このような肉声を聞かせる決断をしたのだろうか。

女性自身の記事では皇室ジャーナリストがこういっている。

「実は、眞子さまは今年に入ってから、小室さんと結婚する意志を改めて表明するべく、文面の用意を進められていたのです」

そうして「秋篠宮さまの『立皇嗣の礼』が終了したあと、発表する手はずになっていたと思われます」(同)

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により「立皇嗣の礼」は延期になり、2人の「結婚宣言」発表も先送りされたことは先に書いた。

女性自身は、この圭さんのインタビューの音声が公開された日付に注目すべきだという。

『立皇嗣の礼』が行われる予定だった4月19日とほぼ同時期に、公開されているのである。

ということは、当初のスケジュールでは、この音声が公開され、その後に、眞子さんの文書が発表されるという順序だったことになる。先の皇室ジャーナリストはこう推測する。

「眞子さまお一人に結婚の意思表明を“丸投げ”するわけにはいかない――。小室さんは、そう思っているのかもしれません。

NYで奮闘する様子を発信し、秋篠宮ご夫妻、そして日本の国民に留学の成果を認めてもらえれば、眞子さまとの結婚にも弾みがつくはず……、と(中略)。

小室さんは、たった一人奔走する眞子さまに、自分の真剣な気持ちを届けるためにも、自身の肉声が全世界に配信されるインタビュアー役に志願したのではないでしょうか」

■母親は「金銭トラブル」解決に向け動くべき

眞子さんと圭さんの結婚には、なぜ、かくも多くの厄災が降りかかるのだろう。

2年以上前、2人は笑顔を浮かべて婚約内定の会見を開いた。日本中が2人を祝福したのに、そのわずか数カ月後、圭さんの母親の元婚約者という男性が、週刊誌に、母親との間で金銭トラブルがあると売り込んだのだ。

その情報を、他の週刊誌も追いかけ、誇張し、増幅して拡散したために、宮内庁から待ったがかかり、正式な婚約は2年先に延期されてしまった。

それでも彼らはくじけなかった。将来必ず一緒になるという誓いを立てて、圭さんは弁護士資格を取るためにニューヨークのロースクールへ留学した。

以来、2人が直に会うことはなかったようだが、2人の結婚への決意は変わることがなかった。

残るは、圭さんの母親と元婚約者との金銭トラブルだけである。

女性自身は母親の近況をこう伝えている。

「小室さんのお宅ですか? 最近、同居されているお祖父さんが買い物に出かけるところは見かけましたが……」

横浜市内の小室圭さんの自宅マンションの近くの住民は、記者にそう答えている。

やはり圭さんの母親の姿は、「最近見ていない」という。

新型コロナウイルス感染拡大の中、出歩くことは考えにくい。もしや圭さんのいるニューヨークへ行っているのかとも考えるが、かの地は、東京とは比べものにならないくらいの感染者拡大で、とても渡航できる状況ではない。

圭さんの母親が、息子と眞子さんとの結婚を真に望んでいるなら、この問題解決に向けて、自らが進んで動くべきだと思う。秋篠宮眞子さんは10月23日に29歳の誕生日を迎える。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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