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化粧水は「顔をパンパンと叩いて入れる」は、なぜ大間違いなのか

プレジデントオンライン / 2020年6月1日 6時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/Erstudiostok)

よかれと思って日々、行っている美容法が、実は肌を傷め、老化を加速させることも……。5回目の今回も、皮膚科専門医の慶田朋子先生が、正しい美容法を教えます。

■間違い美容法8「ファンデもしっかりアイメイクも、同じクレンジング剤で落としています」

アイメイクをきちんと落とせず、肌に残ってしまうと、黒ずみの原因になります。また、時間をかけてこすらないとメイクが落ちない場合も、摩擦によって皮膚に刺激が加わり、シワやたるみを引き起こすことに……。

こすることなく、1分ほどでさっと落とせるようなら、いつものクレンジング剤を使っても構いません。ただ、落ちにくいウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使った日は、まず専用のクレンジング剤でアイメイクを落としましょう。そのあとは、メイクの重さに応じたクレンジング剤で、きちんとメイクを落としてください。

■間違い美容法9「夜、メイクを落とし忘れても、翌朝パックすれば大丈夫です」

昔に比べて、ファンデーションなどのコスメの質はかなり良くなっています。しかし、長時間、メイクを落とさないでいると、コスメに含まれる油分などが汗や皮脂と混ざって肌に有害な過酸化脂質に変化します。すると、肌のターンオーバーが乱れるほか、表皮が軽い炎症を起こして角層が乱れ毛穴が目立つようになったり、くすんだりして肌の老化が加速。翌朝パックしても、ダメージを回復することは難しいのです。

朝メイクをして翌朝まで落とさないと、24時間近くメイクをし続けていることになります。できれば一日のどこかで、メイクをオフするといいでしょう。

■間違い美容法10「化粧水は、顔をパンパンたたいてしっかり奥まで入れ込みます」

化粧水をどんなにたたき込んでも吸収率は変わりませんし、真皮まで届くこともありません。それどころか、皮膚を刺激すると防御反応としてメラニンがつくられ、肌がくすむ恐れがありますし、刺激によって炎症が起こることもあります。また、皮膚をたたくと一時的に血管が収縮して、そのあと拡張するので血行がよくなったように感じられますが、それもまやかしです。

化粧水をつけるときは手のひらでやさしくなじませ、最後に手のひらで顔を包み込むのが基本。コットンを使う人もいますが、肌をこすりがちなので使わないほうが無難です。

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慶田 朋子(けいだ・ともこ)
銀座ケイスキンクリニック院長 医学博士/皮膚科専門医
皮膚の働きや美肌に導くスキンケア、安心安全な美容医療など、的確な診断とわかりやすい解説で多くの女性たちに支持されている。雑誌やTVなど多くのメディアでも活躍中。著書は『365日のスキンケア』(池田書店)、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など

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(銀座ケイスキンクリニック院長 医学博士/皮膚科専門医 慶田 朋子 構成=籔 智子 写真=iStock.com)

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