顔の印象を200%左右する「キレイな髪のツヤと健康」に直結する意外な食べ物とは
プレジデントオンライン / 2020年6月3日 11時15分
■意外と見落としがちな、髪の紫外線対策
顔やボティは紫外線による肌の老化を防ぐため、日焼け止めを塗る、サプリメントを飲むといった紫外線対策を習慣にしている人は多い。しかしその一方で、紫外線対策を怠りがちなパーツもある。それは「髪と頭皮」だ。
バイエル薬品が30~50代の女性を対象に行ったインターネット調査によると、「紫外線によるダメージが気になる部位」として、顔、腕、首に次いで「髪の毛」と答えた人が多く(図表1)、さらに「紫外線によって髪の毛や頭皮にダメージを受けることを知っていた」という人は75%を超えた。ところが、実際に「紫外線から髪や頭皮を守る対策をしている」人は40%という結果に(図表2)。紫外線の髪や頭皮への影響を知りつつ、具体的なケアを行っている人は少ないのだ。
![紫外線によって髪の毛や頭皮にダメージを 受けることを知っていたか](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/a/b/670/img_ab5741c09b94f51946f9f6b91e79d9b5102725.jpg)
■紫外線は、髪や頭皮にどのような影響を及ぼす?
髪や頭皮が紫外線にさらされ続けると、どのような影響を受けるのだろう。
紫外線は波長の長いものから「UV-A」「UV-B」「UV-C」に分類されるが、「UV-C」はオゾン層に吸収されるなどして、ほとんど地表に届かない。しかし、「UV-B」は皮膚の表皮に、「UV-A」は真皮にまで届いて髪や頭皮にダメージを与える。
国際科学専門誌『International Journal of Cosmetic Science』に掲載された論文によると、紫外線は皮膚の細胞のDNAを傷つけることが知られており、頭皮の育毛などの機能をもつ細胞がダメージを受けると薄毛につながる※1。
さらに、紫外線によって髪の表面が変色したり、凸凹が生じたりすることで、外的な刺激によるダメージを受けやすい状態になるという※2。
※1 Gherardini J.,et al.Int J Cosmet Sci.41(2):164-182.(2019)
※2 Trüeb RM. Int J Cosmet Sci. Suppl 2:25-30. (2015)
そのほか、白髪は加齢やストレス、栄養バランスの偏った食事、運動不足、血流の悪さなどによって生じるが、こうした要因に加え、色素をつくる細胞「メラノサイト」が、紫外線を浴びることで発生する活性酸素に攻撃されてダメージを受けると、白髪になるという説もある。
実際にバイエル薬品のインターネット調査では、「紫外線によってダメージを受けたと感じる髪の毛や頭皮の状態、症状」について、「パサつき」「ツヤがなくなる」「頭皮が赤くなる」といった回答が多く見られた(図表3)。
さらに、こうしたダメージが気になる理由として、「身だしなみが整っていない印象」「清潔感がない」「健康的でない印象」などが過半数を占めており、紫外線のダメージを受けた髪は、見た目の印象を大きく左右するといえる。
![紫外線によってダメージを受けたと感じる髪の毛、頭皮の状態、症状](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/5/e/670/img_5ee9716699924b6731981fe905345afd246811.jpg)
■体の外側と内側から、髪のダメージを防ぐ
では、紫外線による髪や頭皮のダメージを防ぐには、どうしたらいいのだろう。
バイエル薬品のインターネット調査では、「髪のために意識して、おこなったり、気をつけていること」として、「悩みにあったシャンプー、コンディショナー、トリートメント剤を使う」「髪をきちんと乾かす」といった外側からのケアを行う人がほとんど。これに対し、「髪の毛によい食べ物を取り入れる」「ヘアケアのサプリメントを飲む」など、体の内側からケアをしている人は少数だった。
![髪の毛のために意識して、おこなったり、気をつけていること](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/670/img_0374ffd2648e4a04c756fea018f7f836248020.jpg)
しかし、健康な髪と頭皮をキープするには、体の内側からケアすることが必要。紫外線から髪を守るべく日傘や帽子で日差しをカットしたり、トリートメント剤でダメージをケアしたりすることも大切だが、紫外線に加え、偏った食事や睡眠不足、ストレスなども体をサビつかせる活性酸素を増やし、髪や頭皮に影響を及ぼすもの。毎日の食事や睡眠といった生活習慣を見直し、活性酸素の発生を防ぐことが髪と頭皮の健康につながる。
■美髪をつくる栄養素を摂取しよう!
髪と頭皮の健康に役立つ栄養素を積極的に摂ることも、重要なケア。ビタミンB2・B6やミネラル、アミノ酸のほか、ビオチン、パントテン酸、L-シスチンなども髪の健康をサポートしてくれる。
![美髪をつくる栄養素](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/670/img_dab4076f36417b3dca1f18175c8d6ed3212516.jpg)
髪にいい食べ物というと海藻を思い浮かべる人が多いが、実際にビタミンやミネラルのほか、食物繊維も豊富。体全体の栄養バランスを整えてくれる。
また、スーパーフードの「ミレット」も髪の健康維持に有効な食材。ミレットとは穀物の一種で、ビタミンやミネラルのほか、アミノ酸、食物繊維、不飽和脂肪酸を多く含むもの。日本ではあまり知られていないが、ヨーロッパでは古くから女性の美容にかかわる食材として愛されてきた。バイエル薬品が日本人女性118人を対象に行った臨床試験によると、ミレットエキス、パントテン酸、L-シスチン、ビオチンを含むサプリメントを継続して摂取したところ、「髪のツヤ、柔らかさ・弾力性、強さ、滑らかさ、毛量」などの8項目すべてが向上したことがわかった。
![解析方法:Wilcoxon signed rank test Jpn Pharmacol Ther; 2019; 47(10):1645-53.(画像提供=バイエル薬品)](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/5/4/670/img_547698415ed49da7194e4babc0cee22a153529.jpg)
とはいえ、毎日の食事で、これらすべての栄養素を摂取するのは難しいもの。最近では、ミレットエキスなど髪の健康をサポートする成分を配合したサプリメントが発売されているので、それを上手に活用するのもおすすめだ。
手軽に栄養が補えるサプリメントを取り入れつつ、食事や生活習慣を見直し、体の内側から紫外線に負けない健やかな髪と頭皮をめざそう。
![ミレットエキスのほか、髪のボリュームやハリ、コシにアプローチするビオチン、パントテン酸、L-シスチンを配合。髪だけでなく、肌や体全体の栄養バランスを整え、美容と健康をサポートする。カミエル 4800円/バイエル薬品](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/c/7/620/img_c7d1a41a343c1d653ca9162c817318d6130078.jpg)
(籔 智子 写真=iStock.com)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
50代からの肌老化!8割は実は●●が原因!? 「肌老化」を防ぐ「ビタミンACE」とは?
ハルメク365 / 2024年7月29日 18時50分
-
「暑すぎて、滝汗でメイク崩れがヤバい」ドラッグストアで見つけた!酷暑を乗り切るための【肌ケアアイテム7選】
OTONA SALONE / 2024年7月25日 11時15分
-
女性も気を付けたい加齢臭!気になる頭皮の対策は?!【頭髪治療の専門家が解説】
ハルメク365 / 2024年7月24日 18時50分
-
40・50代のエイジングケアに!キウイの意外な食べ方3つ
つやプラ / 2024年7月12日 12時0分
-
暑い夏にリフレッシュしながら、紫外線ダメージもケアできる6つの機能を持つオールインワンヘアケア新登場
PR TIMES / 2024年7月8日 10時45分
ランキング
-
1「上司が怖い」と思うときランキング、上位は? - 対処法1位は「できるだけ関わらない」
マイナビニュース / 2024年8月5日 9時18分
-
2落語界最長老の桂米丸さん死去、99歳…テレビ番組の司会でも活躍
読売新聞 / 2024年8月5日 10時17分
-
3やってはいけないお米の保存方法とは? 正しい保存場所や賞味期限を詳しく解説!
オールアバウト / 2024年8月3日 20時45分
-
4なぜ?株主優待廃止を発表した4社 それぞれの理由を比較
MONEYPLUS / 2024年8月5日 7時30分
-
5「がんが消える」「血液サラサラ」を信じてはいけない…専門家が指摘「買ってはいけない健康食品」を見分ける方法
プレジデントオンライン / 2024年8月5日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)