韓国の負け犬たちが日本に群がる…「ここは仕事、金、女、全て手に入る」

プレジデントオンライン / 2020年7月6日 9時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/B_Lucava

■韓国ではエリート以外は全てダメ、だから日本に来る

「日本に来るのは頭の悪い韓国人です」

新宿、歌舞伎町の取材を続ける中、深夜のコンビニで出会ったのがキムさん(仮名)だった。韓国からの留学生で時給がいいのでコンビニの夜勤に入っているという。新宿に限らず、東京のコンビニ店員は外国人が多い。

「留学したいので、一番頭いいのがアメリカ行きます。次がヨーロッパ、そして頭の悪い韓国人が日本です。私は頭が悪いから、日本」

キムさんが自嘲する。韓国ではソウル大学や高麗、延世、梨花女子といった名門大学に入れなかった者は留学で箔(はく)をつける。日本より学歴社会で、留学にも積極的だ。キムさんは日本の某マイナー私大の大学生、よほど大学に詳しくなければ、誰も知らないような大学だ。

「韓国では一流大学に入れなかったらエリートにはなれません。あとは兵役で特殊部隊とか配属されると親が喜びます。スポーツ選手も成功したらエリートです。そうでないのは全部だめ」

断っておくが、キムさんの日本語力は私たちよりは当然劣る。語彙も不足しているので乱暴な言葉に聞こえてしまうかもしれないことは了承していただきたい。私たちだって海外でその国の言葉を話せば、話せるようになるほどに現地の人から嫌がられることがある。また今回はキムさんの言いたいこと、言っていることを曲解しないように気をつけながら、こんな感じだろうと私が補足している部分も多い。重ねて誤解なきようご容赦を。

■日本の大学に入るには日本語はいらない?

「だから日本は残念な韓国人の行くとこです。私がまさにそう」

つまり、韓国の若者にとって、アメリカやヨーロッパ(といっても多くが旧西側の先進国だろう)の残念賞が日本ということだ。そして韓国は超学歴社会、超エリート社会なので、成績上位者や特別な英雄(成功したスポーツ選手だったり、特別な軍人だったり)以外は価値がない。キムさんの言葉すべてには同意できないが、韓国という国にそういう面があるのは事実だ。キムさんは韓国の受験競争に敗北し、いろいろな事情があって日本に来たという。

「日本を選んだ理由は成績でここしか来れなかったから。日本の大学はどこでもいいなら誰でも入れます。学生ビザも取れるし、こうして働ける」

留学に至る試験形態はさまざまなのでおくが、日本留学試験(EJU)にせよ日本語能力試験(日能試)にせよ、大学によっては抜け道が用意されている。

日本の大学は選ばなければ日本語のあやしい外国人すら大学生になれる。無名大学の別科や研究生、専門学校に至っては学費さえ納めれば日本語が出来なくても受け入れる。実際、出稼ぎ目的の学生による集団失踪が問題になっている。これが中曽根内閣の留学生10万人計画から受け継がれてきた、日本の受け入れ政策の現実である。そして万年定員割れの無名大学は彼ら外国人で食いつないでいる。もちろん、日本にいる留学生全員がそうだとは言わないが――。

■韓国人にとって日本人男性は弱いし幼稚

「私は兵役も終わってます。いい経験でした。軍隊生活をした私からすれば、日本人男性は弱いし幼稚ですね」

本国で無職の期間もあり、兵役も終えているキムさんは、学生というには少し年齢が高い。日本人男性のどこがどう弱くて幼稚なのだろう。キムさんの言い方に引っかかるものがあったので問いただした。すると韓国語でまくしたてて笑ったあと、

「あなたも日本人、怒るのはあたりまえです。でも私は強いしコンビニでバカな日本人の泥棒を捕まえたこともあります。軍隊行った人には勝てないよ」

そう言って、私の肩を強く叩いた。韓国の人の親しみというか、近くなった証拠なのかもしれないが気分のよいものではない。まくしたてた韓国語の内容もわからないし、その時のキムさんの半笑いに決して良い印象は抱かなかった。キムさんは強がっているが、このコロナ禍の異国で相当ストレスがたまっているのだろう。そうでも思わないと私も気分が悪い。しかし、それならなぜ「残念」な日本に来たのか?

■来てみたら日本は大したことない

「仕事ですね、韓国は仕事がありません。仕事だけなら日本のほうがいっぱいある。韓国はバイトもない。放射能もコロナも怖い、でも日本は仕事だけはあるし、大学も簡単。大学出たら外国人の就職先もいっぱいある。日本の会社は韓国人を欲しがってます」

コロナ禍でかなり状況は変わったが、昨今の日本企業は積極的に留学生を採用してきた。少子化の穴埋めに若い人材を求める。本来は団塊ジュニア、氷河期世代の採用でも構わないはずだが、日本企業は年食った日本人より若い外国人の新卒者を望んでいる。

「日本はもっとすごい国だと思ってました。韓国人は日本が嫌いですが、日本のすごさは認めてました。でも来てみたら大したことない」

こんなふうに言われるのは心外だが、最近はこういう韓国の若者が増えたように感じる。私がオタクカルチャーの仕事をしていた90年代、韓国企業の若者は日本のアニメやゲームのすごさを語り、日本の出版社に提携や商品化のお願いに来たものだ。冷戦期、そもそも韓国のことなど日本人の多くは興味がなかった。相手にもしていなかったはずなのに。時代と世代が移る中、恨日から反日、そしていまは侮る意味の侮日となったということなのか。

■仕事、金、女、日本では全て手に入る

「コンビニは韓国にもありますが、時給は日本がいいです。日本のコンビニと韓国のコンビニに違いはないです。あ、韓国はコピー機がないです。それと日本は挨拶にうるさいですね、韓国のコンビニは挨拶ないです」

コンビニの内容は日本と韓国に違いがないことは私も知っている。違いはサービスくらいか。韓国のコンビニは箸やスプーンを入れてくれないし、キムさんの言うとおり挨拶なんかまずしない。あと立ちっぱなしもない。客の前で椅子に座りながらスマホをいじっていることも。

「ほんとはコンビニなんか働きたくないですが仕方ないですね」

生活費のためには仕方がない。ただ学費はご両親が出してくれたそうで、それなりの家庭環境ではあるのだろう。日本に来たのは、仕事と金のためだそうだが、キムさんにとって日本のいいところはないのか。

「女の子は日本のほうがいいですね。優しいし言うこと聞くし、韓国女は怖いし反抗的です」

キムさんによれば、日本の女の子は韓国人男性に人気だという。日本のことが嫌いな親も、日本人の女性を嫁に連れて帰ると喜ぶというくらい価値があるそうだ。もちろんキムさんが言っているだけで、どれだけ本当かは知らないが。

「私も日本人女性と何人も付き合ってます。なんでもしてくれるし最高ですよ」

薄笑いでうなずくキムさん。なるほど、長身で細身のキムさんは確かにモテるだろう。片言の日本語も母性をくすぐるのかもしれない。何人もとっかえひっかえだそうで、文句タラタラながら日本を満喫しているようだ。キムさんの印象は、昔の生真面目な外国人留学生のイメージとは違う。まあ、今どきの韓国の男性なのだろう。

「日本では大学生でモテるしお金も入る。日本の韓国人の男って仕事と、金と、日本の女の子目当て、これは学歴ない私には韓国で難しいです」

■日本のコロナ対策で失望の念が増した

先にも述べたとおりキムさんの語彙力は低い。誤解されるような言い方に聞こえてしまうのは仕方がないだろう。変に自信家なのもお国柄か。それでも私は韓国人の普通の男子の本音が聞けてよかった。日本でよく聞くのはどうしても日韓友好だの、文化交流だのと上っ面の意見になる。外国人だって日本人と同様に欲望や邪心があるのは当たり前。外国人だから、ましてや韓国人だからと遠慮することはないと私は思う。だから日本人も言いたいことは言うべきだし、我慢する必要も変に気を使う必要はないだろう。それほどまでに日本社会に外国人、とくに外国人労働者や留学生は浸透している。

「コロナでは日本にイライラです。韓国は抑え込んだのに、日本は全然です。10万円もまだもらってません。遅いです。韓国は2週間でもらえました」

そう言われるとなんだか恥ずかしい気持ちになる。とくに新宿区はクラスター多発な上に給付金も遅れている。キムさんは、シェアハウスに住んでいるそうだが、他の外国人も多くは給付金をもらえていないそうだ。またコロナで母国に帰れず不機嫌な人もいるらしい。

■もはや日韓の政治問題は話題にも上らない

キムさんは休憩が終わるとコンビニに戻っていった。バックヤードでもっと話そうよと言われたが、仕事中にそれはさすがにまずいだろう。そんなことしたら怒られると言ったが日本人は怒んないから大丈夫と言っていた。日本人がオーナーなのか店長なのかはわからないが、この大胆なケンチャナヨ(大丈夫)精神はなかなか理解しづらい。

それでも私たちは彼らと付き合っていかなければならない。コロナ禍の東京で働く外国人留学生という体で話を聞いてみたが、それ以外の部分でいろいろと考えさせられた。予定どおりにうまくいかないのもルポの妙味と言うべきか。それにしても、これまでの韓国人留学生といえば「日本はあやまれ」とか歴史問題、政治問題を盾にあれこれ言うのが常だったが、キムさんはもちろん、最近の留学生からはそんな話はあまり聞かない。もうそんなことを言う必要がないほどに韓国は自信をつけたのか。もう日本はそこまで歯向かうような大国でなくなったということなのか。

■卑屈なインバウンド政策が結局分断を生んでいる

ともあれ、コロナによる世界変動は私たちの身近にも起こるだろう。インバウンド事業に固執した日本はコロナで外国人観光客を失い、回復のめども立たないまま倒産や人員整理にあえいでいる。国力の衰退は優秀な外国人労働者からもそっぽを向かれてしまうだろう。キムさんには申し訳ない言い方だが、かつて韓国からの留学生といえばキムさんの言うような「残念な韓国人」ではなく、優秀な国費留学生が多かった。私の学問の師である韓国人教授も1970年代に高麗大学校から同志社、そして東大で社会福祉学を学んだ人だった。近年の日本は韓国でしくじった若者の受け皿になってしまっている。外国人に対してなんてひどい言い方だと非難する人もいるだろうが、私はそういう意見には賛同できない。外国の方だから、ましてや韓国の方だからと特別扱いする必要はないし、日本にもうその余裕はないと思っている。日本人の若者と同様に、普通の若者として接するべきだし厳しいことも言うべきだ。それは嫌韓でも外国人差別でもない。むしろお互いの対等な姿勢である。

卑屈なインバウンド政策の失敗の果てに迎えたコロナ禍における在日外国人との共生は、日本人がへりくだり、おもてなしをしていればいい段階を終えている。むしろその日本人の外国人に対する卑屈さが軋轢(あつれき)を生んでいることを、一部リベラルは猛省すべきである。アメリカのような分断の不幸に陥らないために。

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日野 百草(ひの・ひゃくそう)
ノンフィクション作家/ルポライター
本名:上崎洋一。1972年千葉県野田市生まれ。日本ペンクラブ会員。ゲーム誌やアニメ誌のライター、編集人を経てフリーランス。2018年、評論「『砲車』は戦争を賛美したか 長谷川素逝と戦争俳句」で日本詩歌句随筆評論協会賞奨励賞を受賞。2019年『ドキュメント しくじり世代』(第三書館)でノンフィクション作家としてデビュー。近刊『ルポ 京アニを燃やした男』(第三書館)。

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(ノンフィクション作家/ルポライター 日野 百草)

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