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周りに一目置かれて目立ちすぎない、エグゼクティブの「本命時計」はどう選ぶか

プレジデントオンライン / 2020年8月14日 6時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/metamorworks)

さりげないのに品格があって、抜群の存在感を示してくれる──。働く女性の時計は、それを身につける人の誠実さをアピールしてくれるものでなくてはなりません。ファッション性や機能美だけではない、エグゼクティブ的・時計選びの正解とは? ビジネスでNGなファッションを考察するこの連載、今月は間違いやすいチョイスと、今買うべき本命デザインを考えます。

■時間の確認をスマホで…は即NG!

ファッションの中でもキャリアのステータスを示すアイテムとされているのが時計。その選び方にも身につける人のセンスが表れることは、皆さんもすでに承知のうえですよね。けれど、ひとくちに「センス」といっても、それはファッションのセンスばかりではなく、同時にビジネスのセンスまでもが相手に伝わってしまうことは意識しているでしょうか?

ビジネスシーンにおいてパッと目を引く時計には、その人の趣味趣向だけでなく、仕事への心持ちやセルフプロデュース能力、そしてときには収入レベルさえ垣間見ることがあります。しかしながらできるだけ高級なものを身につければよいというわけではありませんし、これ見よがしにブランドを主張するようなデザインも、仕事の場にはあまりふさわしくありません。

また最近は、あえて時計を持たずともスマホさえあれば、時間の確認などすぐにできてしまうわけですが……そのたびに画面に目を落としていては相手に失礼になることも。もちろんその場の空気を優先するがあまりに時間の管理ができないなど言語道断です。

そうなると、やはり仕事のできる大人としては、ビジネスシーンにふさわしく、品のよさとクラス感を兼ね備えた腕時計が必要不可欠といえます。

■どんなに素敵な時計も、選び方次第では「センスなし」!?

管理職という立場としてまず避けたいのが、先に挙げた“これみよがしな”時計。腕からはみ出てしまいそうなあまりに大ぶりのものや、まるでパーティに出かけるようなキラキラの時計では、スーツ姿に不釣合い。もちろんそれらがふさわしい華やかな場でなら問題ありませんが、普段使いするには少し気をつけたいところです。

また、学生の頃に愛用していたようなカジュアルなスポーツウォッチにも注意が必要。最近はスポーティなテイストがひとつのトレンドなので、流行していることはたしか。けれど、そのタイプの時計の魅力であるプラスチックやシリコン等の素材は、フォーマルな着こなしには浮いてしまう恐れが。よほど絶妙なマッチングにこだわる人以外は、仕事の場では避けるのが無難でしょう。

さらには色やデザインで主張が強すぎるものも、やはり仕事上ではふさわしいとはいえません。「時計はセンスを表すもの」であることは間違いありませんが、決して相手を威圧するためのアイテムであってはなりません。行き過ぎたアピールはときに相手にとって不快なもの。言葉によるコミュニケーションと一緒で、仕事服のポイントとなる時計でも、それは同じことなのです。

ではビジネスシーンで身につける腕時計として、ふさわしいのはどのようなデザインなのでしょう?

■品格・クラス感・好感度の3拍子揃った「大人の本命時計」

本物志向のPW世代にオススメしたいのが、ヴィンテージの腕時計。

長い時を経て多くの人々に愛され、後世に受け継がれているヴィンテージ時計は、トレンドに左右されることがなく古く見えないマスターピースの代表格。多くが有名ブランドのものですが“いかにも”な感じがなく、上品な雰囲気が魅力です。

また、さりげないのに優雅な存在感のあるデザインは、合わせる服を選ばず、スーツにも美しくマッチしてくれます。一方で仕事上の会食やパーティなど、華やかなシーンにも悪目立ちすることなくラグジュアリーな雰囲気を後押ししてくれるでしょう。

きちんとメンテナンスすることで時を刻み続けるヴィンテージものは、何も言わずともあなたの丁寧な暮らしぶりまでも仕事相手にそっと伝えてくれます。現行のデザインと変わらないものもありますが、いまや販売されていない希少なものも多く、他人とかぶることも少ない──あなたという人を品よく主張するにはもってこいの時計といえるでしょう。

通常は大きな決断が必要なラグジュアリーブランドのものでも、20万円台から存在するのがヴィンテージ時計。あなたの仕事センスを上手にアピールしてくれる唯一無二の相棒として、ゆっくり探してみるのもいいでしょう。

今月の名品 ヴィンテージの腕時計
知的で端正な雰囲気のレザーストラップ。時計(右)[18KYG/1960年代]31万9000円/ピアジェ、(中)[18KYG/1970年代]33万6000円/カルティエ、(左)[18KYG/1970年代]30万8000円(すべてケアーズ 表参道ヒルズ店)
知的なレザーストラップ。(右)[18KYG/1960年代]31万9000円/ピアジェ、(中)[18KYG×WG/1970年代]39万6000円/カルティエ、(左)[18KYG/1970年代]30万8000円/ジャガールクルト(すべてケアーズ 表参道ヒルズ店)
ミニマルなカッコよさに溢れたヴィンテージのロレックス。現行モデルとは異なるディテールは、マニアならずとも垂涎モノ。時計(右)[SS/1966年]22万円、(左)[SS/1961年]23万1000円/ともにロレックス(ケアーズ 表参道ヒルズ店)
ミニマルなカッコよさにあふれたヴィンテージのロレックス。現行モデルとは異なるディテールは、マニアならずとも垂涎モノ。(右)[SS/1966年]22万円、(左)[SS/1961年]23万1000円/ともにロレックス(ケアーズ 表参道ヒルズ店)

※文中の記号はYG=イエローゴールド、SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールドの略です。
※掲載の時計はすべて一点もののため、すでに売り切れている場合もあります。
※価格はすべて税込みです。

問い合わせ先●ケアーズ 表参道ヒルズ店 TEL:03-6912-0316
(ウェブサイト:ケアーズ 表参道ヒルズ店)

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乙部 アン(おとべ・あん)
フリーエディター/執筆家
女性ファッション誌のフリーエディターをしながら執筆家としても活動、いくつかの連載を掛け持ちする。現在ブログ「ANNE MAGAZINE」にて、大人の女性に役立つファッション・仕事・サステナブル・独自の人生哲学を発信するほか、パーソナルスタイリングやファッション講座などを定期的に開催。

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(フリーエディター/執筆家 乙部 アン スタイリング=乙部アン 撮影=小林美菜子 写真=iStock.com)

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