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夏から秋の季節の変わり目に、大活躍する「意外なお仕事服」の選び方

プレジデントオンライン / 2020年9月11日 6時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/kupicoo)

短かった夏が終わり、いよいよ秋本番。おしゃれが楽しい季節になってきました……が、服はあるのに着るものがない!  毎朝コーディネートを決めるとき、そう感じている人は少なくないはず。いつまでたっても解決しない“季節の変わり目の着こなし”大人の正解とは? ファッションは、ただ見た目の印象を決めるものにあらず!

■季節の変わり目、デキる女性は何を着る?

9月もすでに中旬にさしかかり、朝晩はなんとなく秋の気配を感じる今日この頃。日中の気温はまだまだ夏を引きずっているとはいえ、コットンのTシャツ一枚、透け感のあるスカートにサンダルといったようなザ・夏服を着るのははばかられますよね。世間のニュースもすっかり秋色、お店に並ぶ服も新作ばかり。「外は暑いけれど暦は秋まっただ中」、そんな毎日が続いています。

夏から秋へ移るタイミングで着るものには毎度悩まされますが、よく考えてみるとわれわれ大人が“季節の変わり目”を迎えるのは、いったい何度目なのでしょう? もちろん一度や二度ではないはずなのに、なぜかいつも着るものがない。なぜならその都度問題を解決できていないからです。だから昨年は何を着ていたのか思い出そうとしても思い出せない。なんとなく取り繕ったワードローブでしのいでいたからなのです。

けれど私たちだって、毎日の着るものでいつまでも悩んでいたいわけではありませんよね。急に寒くなったり、また、暑さがぶり返したりしても、T.P.O.にふさわしく、常に気持ちが上がる服を着ていたいのが本音です。反対に、家を出た途端に帰りたくなる適当服や、不本意な組み合わせでちぐはぐさが一日中気になる服、またはひとり季節が浮いたように感じてしまう服は、地味に仕事の成果にも影響します。なぜなら本来ファッションというのは、その日の行事に集中すべきための脇役。常にどこかが気になって、服のせいで仕事や目の前のことがおろそかになるなど、あってはいけないことなのです。

では、自身のワードローブの脆弱さを目の当たりにする季節の変わり目には、いったい何を買い足すのが正解なのでしょう?

■“見えない部分”があなたの印象をつくっている

「着るものがない!」そう叫びたくなるほど、もどかしく感じる季節の変わり目には、実は“あなたが今本当に必要なワードローブは何か”が明確にわかるヒントが隠されています。とくに忙しい朝、コーディネートに困ったら浮かんでくる「こんな色のトップスがあれば」「合わせる靴がないな」という気づきこそ、今のあなたに足りないアイテムを知るための大切な不満=本心。とくにこれまで積み上げてきたワードローブの盲点が浮き彫りになるのがこの季節の変わり目なのです。

急に涼しくなったら着るものがなく、クローゼットをあさってどうにか見つけた服をかき集めて着ている人と、なんとなく心構えができていて、きちんと準備をしていた服を着ている人とでは、明らかに差が出ます。その差は時間的余裕なのか、丁寧な生活感なのか、もしくは服にシワがよっていない清潔感なのか――たとえ理由は明確でなくても、なんとも説明のつきがたいオーラが出るものです。

そしてその差はいずれ見た目の差から振る舞いの差、仕事の成果の差、収入の差へと広がってゆきます。ファッションは見た目の話のようで実は違う。あなたの見えない部分、つまり性格や生活ぶり、生きざままでをも象徴する“内面のいちばん外側”に過ぎません。このようにきちんと自分と向き合って買い足すアイテムを選び取れれば、今後買い物の失敗もぐんと少なくなるでしょう。

■オススメはカーディガン、でも選び方に要注意!

夏から秋へ移るタイミングで買うべきものとして今回オススメしたいのは、上質なカーディガン。けれどカーディガンはワードローブの定番中の定番なだけあって、気をつけたいのはその選び方です。

季節の変わり目に役立つカーディガン選びの条件、まず1つめは秋色であること。このタイミングでなんとなく軽やかな色を買い足してしまうと、変わり映えがしないうえに、せっかくの新しいワードローブも夏を引きずっているように見られかねません。

条件2つめは、ネックの形。大きく分けてカーディガンにはクルーネックとVネックがあります。似合うかどうかで決めるのはもちろん、手持ち服の襟との相性で選んでもよいでしょう。

そして3つめの条件は、上質な素材感にこだわっているということ。先に述べたようにカーディガンは定番のアイテムなだけあって、何にでも合わせやすく、とにかく着まわせるという目線で選びがち。けれど「何にでも合う」ということは、言い換えれば「どれにもベストマッチではない」可能性が高いのです。無難を条件に選んでいては、会社のロッカーに入れっぱなしの“置きカーディガン”に見えてしまいます。素材や縫製の美しい一枚を選んで、長く愛用するのが大人の選択です。

カーディガンは、今の時季なら夏のトップスに羽織ったり、季節が進んだらジャケットのインナーにしたり、前ボタンを留めてニット代わりにしたりと、数通りの使い方ができる万能アイテム。着こなし次第でいかようにも印象を変えてくれるはず。気温の乱高下が激しいシーズンにこそ本当のお気に入りを買い足して、オンオフ問わずパワーアイテムとして活躍させましょう。

今月の名品 ジョン スメドレーの新作カーディガン

ジョン スメドレー定番の長袖カーディガンがこの秋アップデート。すっきりとしたシルエットはそのままに、腕回りや身幅に若干のゆとりを出すことで、女性のボディシルエットが美しく見える仕上がりに。各3万4000円/ジョン スメドレー

ジョン スメドレー定番の長袖カーディガンがこの秋アップデート。すっきりとしたシルエットはそのままに、腕回りや身幅に若干のゆとりを出すことで、女性のボディシルエットが美しく見える仕上がりに。各3万4000円/ジョン スメドレー

上品なクルーネックと、女性らしい深めのVネックの2タイプ。カーディガンの品格はネックに象徴される。ボタンを留めて一枚で着るのはもちろん、羽織りものとして活用しても。同色のニットと組み合わせてセットアップで着こなすのも人気!

上品なクルーネックと、女性らしい深めのVネックの2タイプ。カーディガンの品格はネックに象徴される。ボタンを留めて一枚で着るのはもちろん、羽織りものとして活用しても。同色のニットと組み合わせてセットアップで着こなすのも人気!

肌あたりがやわらかい、上質なメリノウール100%。ニットによって色を変えたボタンもさりげなくアクセントになって、上品な存在感を醸している。

肌あたりがやわらかい、上質なエキストラファインメリノウール100%。ニットによって色を変えたボタンもさりげなくアクセントになって、上品な存在感を醸している。

※価格はすべて税抜きです

問い合わせ先●リーミルズ エージェンシー TEL:03-5784-1238

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乙部 アン(おとべ・あん)
フリーエディター/執筆家
女性ファッション誌のフリーエディターをしながら執筆家としても活動、いくつかの連載を掛け持ちする。現在ブログ「ANNE MAGAZINE」にて、大人の女性に役立つファッション・仕事・サステナブル・独自の人生哲学を発信するほか、パーソナルスタイリングやファッション講座などを定期的に開催。

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(フリーエディター/執筆家 乙部 アン スタイリング=乙部アン 撮影=小林美菜子 写真=iStock.com)

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