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「眞子さまと小室圭さん結婚へ」意地悪な週刊誌もそう書くしかない決定的状況

プレジデントオンライン / 2020年10月21日 15時15分

第67回日本伝統工芸展授賞式に出席された秋篠宮家の長女眞子さま=2020年9月16日、東京都中央区の日本橋三越本店[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

■11月8日に行われる「立皇嗣の礼」の意味

秋篠宮眞子さんと小室圭さんにとって「運命の11月」になる。

新型コロナ感染拡大で延期になっていた秋篠宮の「立皇嗣の礼(皇位継承順位1位であることを内外に宣明する)」が11月8日に行われることが決まった。週刊新潮(10/22号)はこう書いている。

「宮殿の正殿松の間で執り行なわれる中心儀式『立皇嗣宣明の儀』は、予定されていた約350人の招待客を50人ほどに減らし、立食形式の祝宴『宮中饗宴の儀』は中止に。また天皇・皇后両陛下や秋篠宮さま以外の方にはマスク着用を求め、換気を徹底して行なわれます」(宮内庁担当記者)

夕刻近くには松の間で、秋篠宮と両陛下が会う「朝見の儀」も行われる。

その後は、秋篠宮に宮中祭祀の際、宮中三殿への昇殿が許されることになり、11月23日には皇居で恒例の新嘗祭(天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇に供えて感謝の奉告をし、神からの賜りものとして自らも食する儀式)が行われ、天皇陛下が祭祀を執り行う神嘉殿に秋篠宮も昇殿して参拝をするという。

■やはり結婚する意志は揺るがないようだ

「現行の皇室典範に則れば、皇統は次代で皇嗣家、すなわち秋篠宮家へと移ることになる」(新潮)

秋篠宮と長男・悠仁さんを擁する秋篠宮家は、暖かい日だまりに包まれているように思うが、そこに棘のように刺さった難事があると、新潮は眞子さんの結婚問題を持ち出す。

新潮はこの号でも、小室圭の母親と元婚約者との間の金銭トラブルが解決していないことをあげつらい、SNSで眞子さんを諭すことができない秋篠宮夫妻のことまで批判するコメントがネットに溢れていると報じている。

だが、その新潮でさえ、秋篠宮が眞子さんと話したいのだが、会話がない状態が続いているとし、「つまり、眞子さまの“お心変わり”を待っておられるのではないかと拝察いたします」(秋篠宮家の関係者)と、眞子さんの結婚の意志が揺るがないと書かざるを得なくなったのである。

週刊文春(10/2号)も、眞子さんが小室圭と結婚する意志を変えることはないと断定し、こう書いている。

「立皇嗣の礼や新嘗祭を終えた十一月三十日、秋篠宮さまが五十五歳の誕生日を迎えられます。このとき、結婚問題にも言及されるでしょう。眞子さまの“お気持ち”発表はその後の十二月になると見られますが、眞子さまが結婚を取りやめにされる雰囲気は微塵もなく、ここで再び親子間の対立が浮き彫りになる可能性が高い」(宮内庁関係者)

この結婚問題、特に小室圭と母親への厳しい論調が多かった両誌でも、2人の結婚は決定的だと書かざるを得ないのである。

■結婚のタイミングは卒業する来年7月か

女性誌はあたかも、眞子さんに“ひれ伏した”かのような論調が多いように、私には見える。

小室圭の母親と婚約者との金銭トラブルを最初に報じた週刊女性(10/20号)は、「眞子さま借金トラブル未解決も結婚へ」とタイトルを打った。

女性自身(10/20号)も「眞子さま来夏NYセレブ婚生活」と、ニューヨークで2人の新婚生活が始まると見ている。

女性セブン(10/22号)は、「紀子さま波乱の晴れ舞台 眞子さま『もう皇室にはいられない』」と、両親との確執が解消されないまま、眞子さんが皇室を出て、秋篠宮家と決別するのではないかと報じているが、彼女の向かう先が小室圭であることに変わりはない。

週刊女性は、秋篠宮の諸行事が一段落した後、眞子さんから結婚に対する“お気持ち”が発表されるのではないかと見ている。

「眞子さまの結婚発表の後、月末に控える秋篠宮さまのお誕生日にあたる会見内容によっては、“なぜご両親は娘の結婚を止めないのか”という声も飛び交うかもしれません。過密スケジュールで体力面はもちろん、精神的にも負担の大きい11月が訪れることに不安を抱えていらっしゃることでしょう」(皇室ジャーナリスト)

眞子さん本人ではなく、父親・秋篠宮のほうの体調や心理面を心配している。

女性自身も、「『立皇嗣の礼』挙行後に眞子さまから“何らかの発表”がある可能性が大きいのです。眞子さまのお気持ちはまったく揺らいでいません。小室さんとの結婚の意思を改めて宣言されることになるのではないでしょうか」(皇室担当記者)

結婚は、来年7月に、小室圭がフォーダム大学を卒業する予定だから、そのタイミングになるのではないかと見ている。

手をつなぐカップル
写真=iStock.com/Xesai
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Xesai

■御代がわりが終わり、立皇嗣の礼も終われば…

女性誌の中では比較的2人に厳しかった女性セブンもこう報じている。

「立皇嗣の礼の終了によって、『眞子さまのご結婚』がただちに動き出すと見られている」。さらに、「これまでは“御代がわりが終わるまでは”“立皇嗣の礼が終わるまでは”と眞子さまを諫め、結婚発表へと急ぐお気持ちを抑えることができたかもしれない。しかし、その“制限”が外れたとき、眞子さまのお気持ちを抑えるものは、もう何もない」

眞子さんは、小室圭との結婚はもちろんだが、「“自分を自由にさせてくれない環境から離れたい”というお気持ちもあるのではないでしょうか」(宮内庁関係者)。それは、秋篠宮と学習院時代に“熱愛”の末、「3LDKのプリンセス」と呼ばれた母親・紀子さんなのに、私が平民の男性と結婚することをなぜ許してくれないのかという「反発心」につながっているのではないだろうか。

ともあれ2人が結婚すれば、世界的な熱愛として今でも語り草になっている、イギリスのエドワード8世がアメリカ人女性シンプソン夫人と恋に落ち、彼女と結婚するために退位までした「王冠を賭けた恋」に匹敵するのではないかとさえ、私は思っている。

■借金の一部がついに時効を迎える

国際基督教大学(ICU)で学んでいた眞子さんは、同級生の小室圭と知り合い、話を交わすうちに友情が芽生え、それが愛情へと花開いていった。

結婚を誓い合った2人は、秋篠宮と紀子さんに会い、結婚を認めてもらう。小室圭に会った紀子さんは当初、その人柄を褒め、娘の結婚相手にふさわしいと考えたと、これまで何度も報じられてきた。

2017年9月3日に2人して婚約内定会見を開き、楚々とした眞子さんと、物おじせずに自分の思いを語る圭に、国民は惜しみない祝福を送ったのである。

だがそれからわずか3カ月後に、2人の前途は突然暗転してしまう。

圭の母親と一時婚約していたという男性が、週刊女性に「400万円ばかりを貸してあるが、返してくれない」と話したのである。

男性側が、最初に圭の大学への進学費用として45万3000円を母親の口座に振り込んだという件が、今年の11月1日で10年が経ち、時効を迎える。

その他、授業料、留学費用を振り込んだと男性側は主張するが、当時は圭の母親と結婚を前提に付き合っている時期であった。

その後、2人は婚約を解消し、小室側にいわせると、この問題はお互いが了解済みで、解決したものだと思っていたという。

少なくともそれから4、5年が経ち、圭が皇室の女性と婚約すると知って、週刊誌にタレ込むというのは“底意”が見え見えではないのか。

私は当時、この男性のやり方を「品性が下劣ではないか」と、プレジデントオンラインの記事「だれが眞子さまと圭さんの破談を望むのか」(2018年2月28日)で批判した。だが、この情報を後追いして、小室家のプライバシーを毎週のように暴きたてたのが文春と新潮であった。

インタビュー
写真=iStock.com/microgen
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/microgen

■報道の在り方はきっちりと「検証」されるべきだ

小室家側にまったく非がなかったとはいわない。だが、読んだ人間が、あたかも結婚すると男性を騙してカネを巻き上げた“結婚詐欺”と勘違いするような、週刊誌やワイドショーの報道の在り方は、この問題が完全に決着したら、きっちりと「検証」されるべきだと考える。

昼夜を分かたず小室圭と母親を追いかけまわし、張り込みまでするに至っては、尋常ではない。

しかし、メディアが煽り、小室の母親を稀代の悪女に仕立てるような報道に、不思議なことに、「いい加減にしろ」「男性側の情報だけでバッシングするのはおかしい」という当たり前の声が、大きくはならなかった。

母親が家に閉じこもり、圭は弁護士資格を取得するためにニューヨークの大学に留学してしまうと、メディアの刃は秋篠宮家に向かった。

秋篠宮紀子さんは、職員たちに厳しい「ご難場」だ。学習院に行かせないからこんなことになる。秋篠宮と皇太子(当時)の確執などなど。

挙句に、ICUを卒業するにあたって、次女の佳子さんが出した、「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」という文書に対して、週刊新潮によると、「秋篠宮の御教育が間違っていませんか」「国民のことをまるで考えていない思慮の浅い言葉でした。悠仁様は、大丈夫なのか」というコメントがSNS上に並んだという。

■数々の批判にも心折れず、初心を貫いた

この国の民の中には、メディアによって植え付けられた小室家像を無邪気に信じて、誹謗中傷まがいの匿名コメントを無責任に吐き出し、当事者たちの心情を斟酌(しんしゃく)しない者もいる。

かつて、子どもを授からない雅子妃(当時)を情け容赦なくバッシングした宮内庁の一部の人間や、その尻馬にのって囃し立てたメディアのことを思い出してほしい。

天皇以外の皇族は、やや制限はあるにしても、日本国憲法で保障されている基本的人権を有しているのだ。そのことを今一度思い起こすべきである。

私は、同じ文章の中で佳子さんが、「以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています」と、皇族としては珍しく痛烈なメディア批判をしているのを高く評価する。

これは、眞子さんの結婚問題や秋篠宮家に対するバッシング報道に対しての、見事なカウンターパンチであるとともに、メディアからの情報を疑うことなく信じてしまう国民に対して、強く反省を促すもので、皇室史に特筆されるべき貴重な発言だと思う。

口さがない国民からの批判や、結婚問題をきっかけに拗れ始めた両親との関係、外へ出れば無遠慮な世間の視線は、どんなに気丈な女性でも気後れしたり、心が折れそうになったりするものだが、眞子さんは初心を貫き、小室圭との結婚の意志を変えることがなかった。

愛とはかくも女性を強くするものだということを、身をもって教えてくれたのではないかと、私は思っている。

■金銭問題は母親と元婚約者が話し合えばよい

愛は不毛などと腑抜けたことをぬかして、本当の愛のすばらしさも知らない昨今の若者たちに、眞子さんはこういいたいのではないか。

「宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで広げること、それが恋愛である」(ヴィクトル・ユゴー)

小室圭について考えてみよう。彼が決断力と行動力のある若者であることは、大方異論のないところではないか。

金銭トラブルについては、評価が立場によって別れるだろうが、昨年1月に弁護士を通じて文書を出し、金銭問題に関しては「解決済みの事柄と理解」と回答している。

彼の中には、この問題に対するブレがない。私は、この問題は圭の母親と元婚約者との間のことで、両者が話し合えば済むことだと考える。

付け加えれば、元婚約者も、週刊女性で報じられた後、この問題が予想外の大きな問題に広がったため、さまざまな批判や中傷を受けたことは、想像に難くない。

精神的にも肉体的にも弱っているようで、週刊文春で皇室ジャーナリストが、「最近はX氏(元婚約者=筆者注)自身が高齢ということもあり、借金返済を求める意欲を失いつつあるようです」と報じている。

両者が歩み寄って、和解する日が近いことを願っている。

■惜しみない拍手と祝福を送ってあげてほしい

小室圭の近況は、来年の司法試験に向けて勉学に励む傍ら、毎日、スカイプで眞子さんとテレビ電話で話し合っているという。

報じられているところによると、成績は優秀で、司法試験に受かるのはほぼ間違いないようだ。だが、資格を取得したからといって、弁護士になるのか、資格を生かして他の仕事に就くのかは、まだ決まっていないそうである。

どちらにしても、日本で暮らす気持ちはないようで、眞子さんとニューヨークで新婚生活を始めるというのが、大方の見方のようである。

英語も堪能な眞子さんにとっても、世間の目を気にしなくていいニューヨークは望むところだろう。

「私たちは結婚します」という眞子さんの宣言が出たら、彼女の一途な思いと、2年以上にわたって耐え忍んで貫き通した愛に、惜しみない拍手と祝福を送ってあげてほしいものだ。

「眞子&圭の結婚問題」は紆余曲折あったが何とかハッピーエンドを迎えそうだ。だが、もし何か起これば、ここでレポートさせていただく。(文中一部敬称略)

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198630283/presidentjp-22" target="_blank">編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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