「もう5回も会っているのに?」38歳男性が33歳女性にお断りされたひとこと
プレジデントオンライン / 2021年2月5日 11時15分
※本稿は、鎌田れい『100日で結婚』(星海社新書)の一部を再編集したものです。
■男性側の物差しが原因で破局するカップルも
この章では、「男性が女性からお断りされる原因ワースト3」の第2位“女性の気持ちがわかっていない”という問題を解決する策をご紹介していきます。
女性の気持ちを読み取るには、主に2つの方法があります。メインの方法は、行動から気持ちを読むというもの。サブ的な方法として、女性の言葉から本音を探るというもの。
ただ、それらをお伝えする前に、男性には理解しておいていただきたいことがあります。婚活市場の男性が女性から、「なぜ彼は、私の気持ちがわからないのかしら?」と思われてしまうのはどうしてでしょうか。それは、「彼女がこんな行動を取るのは、こういう意味だろう」と、自分の物差しで彼女を測ろうとするからです。
先日も、男性側の物差しが原因で破局を迎えたカップルがいました。
■「5回も会ってるんだから」は理由にならない
男性は38歳で、さばけた明るいタイプの方。女性は私の相談所の会員で、33歳。非常に真面目で、男性に対しても慎重。そして、とてもきれいな方でした。彼女と出会った彼は、一目惚れ状態で猛烈アタックを開始。
![女性](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/670/img_a11a6dc1fa07d4c89c243e7e552e7c35542455.jpg)
彼女の方は慎重ながらも徐々に心を開いていき、「彼と一緒にいるととても楽しいです。このままいいおつきあいを続けていけたらいいですね」と、恥ずかしそうに報告をしてくれていました。ところが、順調に“仮交際”が進み、お相手から“真剣交際”への打診があった頃、その女性が、硬い表情で面談にやってきたのです。
聞けば、前回のデートで彼は、何も言わずに手をつなごうとしてきたそうです。驚いた彼女が手を離すと、彼はこう言いました。「恥ずかしがらなくて大丈夫だよ。さ、つなごう!」そこで彼女が、まだそんな気持ちになれないことを伝えたところ、彼は呆れたような表情で、こう言い放ったそうです。
「えーっ、まだダメなの!? だって、僕たちはもう5回も会っているんだよ。手ぐらいつないでおかないと、“真剣交際”に入れないんじゃない?」
一連の対応に、彼女はショックを受けました。とはいえ、彼を好きな気持ちももちろんあるため、結局は迷いながらも“真剣交際”に入ったのですが……。「彼の歩調に、うまくついていくことができなそうです」と、すぐに交際終了の希望を出してしまいました。お相手の男性は非常に未練を残していましたが、全ては後の祭り。彼女の気持ちが変わることはありませんでした。
■タイミングが良くても気持ちがなければ意味がない
彼は、手を解かれた時点でやめるべきだったのです。“手を解いた”は、「嫌」のサイン。しかも彼女は、それをはっきり言葉でも伝えているのです。にもかかわらず、強引に自分のペースで進めては、“気持ちをわかってもらえない”と思われて当然でしょう。
「100日結婚」のスケジュールだけに重きを置くならば、確かに私も、“真剣交際”に入る前、ちょっとしたスキンシップでお互いの距離を縮めるのはいいと思います。5回目のデートも、ちょうどいいタイミングだったことでしょう。
しかし、何度もお伝えしているように、それはあくまでお互いの気持ちがあってのこと。本章で私がお伝えする、女性の気持ちを読み解く方法も絶対のものではありません。しかし知っておけば、女性からのサインはぐっと読みやすくなるはずです。
ぜひ、皆さんが女性の気持ちを知りたいと思った時などに、参考としていただければと思います。まずは、行動を通して女性の気持ちを読み解くという、メインの方法からお伝えしていきましょう。
■初めて手をつないでゾッとしてしまうことも…
わかりやすいもので言えば、“ボディタッチ”。2人が触れ合った時、彼女がどういう態度を取るか、というもの。“手をつなぐ”も、ずっとつないでいてくれたら、それはいい兆候。しかし、手をつなぐことを断られたり、つないだ手をすぐ離されたりした時は、残念ながら、脈なしの可能性が高いでしょう。
女性は、好きでもない男性から触れられると嫌悪感を覚えるからです。
もちろん、先にお話しした女性のように、まだ彼女の気持ちが温まっていないだけという可能性もありますが、6~7割は厳しい状況にあると思います。先日、“仮交際”中のお相手に交際終了の連絡をした33歳の女性会員も、こんなことを言っていました。
彼女がおつきあいをしていたのは、40歳の男性です。「実はこの間のデートで、彼に言われて初めて手をつなぎました。そうしたら違和感どころかゾッとしてしまって。とはいえ、すぐにふり解くこともできず、そのまま歩いたんですけど……。信号が赤になり立ち止まったタイミングで、ショルダーバッグの中で携帯が鳴っているふりをしながら、手を解いてしまいました。
そして、さりげなくバッグを彼のいる側の肩にかけ直して、もう手がつなげないよう、ガードしたんです。申し訳ないとは思うけれど、それくらい嫌でした」
■自然に接近できる機会を作るべき
「可もなく不可もなく」のお相手と交際していた場合、触れ合って初めて、自分の気持ちに気づく女性は、少なくありません。好きな人とは、いつまででも手をつないでいたいのが女性です。つないだ手をすぐに離した挙げ句、バッグでガードしてしまうほどの気持ちが、プラスに転じる日は恐らくやって来ないでしょう。
逆に言えば、よく恋愛マニュアルなどにもある、“女性からボディタッチをしてくる”は、やはり気持ちがあるというサインです。例えば話をしている時に、「やだ、もう!」と言って軽く体をたたく。スマホの画面を見せて「これ、かわいくない?」などと言いながら、腕に触れてくるなど。
これは、気を許していない男性や嫌な男性には、決してしない行為です。特に婚活市場という真剣な場では、男性に対して慎重になる女性が多い。そんな中でも触れてくるとしたら、かなり好意があると見ていいと思います。
「嫌よ嫌よも、好きのうち」は、今の時代にそぐわない。そういう意味では、自然に接近できる機会を作り、彼女の気持ちを測る方法も有効です。
■カウンター席で相手との距離感をはかる
例えば食事の際、向かい合ったテーブル席ではなく、カウンター席に座ってみましょう。カウンターであれば隣同士並ぶことになるため、物理的な距離が近くなります。何度かデートをして、あなたとしては2人の距離が縮まったと思っていた。
![鎌田れい『100日で結婚』(星海社新書)](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/4/9/200/img_49c0078dea755f20c30dd9a551369e6b99424.jpg)
そこで、カウンター席に座り女性のほうへ身を寄せたのに、彼女がその分離れていったら……残念ですが、あまり芳しくない状況でしょう。しかし、そのままじっとしているなら、彼女のほうも少なからずあなたに気があるはずです。
以前、独身時代はプレイボーイで名を馳せた芸人さんからも、こんな話を聞きました。
「女の子と何度かデートして、“そろそろ彼女を落とせるかな?”というのを見極めたい時、僕は必ず、カウンター席がある店に行くんです。そして、物を取るふりをしてわざと触れてみる。その時に女の子がビクッとしたら、まだ僕に心を開いていない証拠。だけど、びくともしなかったら――彼女はもう、僕のもの(笑)。帰りはその子の腰に手を回して、店を後にします」
もちろん、婚活市場で腰を抱くのはどうかと思いますが、カウンター席を利用して女性の気持ちを見極める方法は、決してハードルが高いものではありません。例えばお醬油を取る時などに彼女に触れてみて、その様子を見極めればいいのですから。
■「嫌よ嫌よも、好きのうち」は通用しない
「だけど、もし彼女が嫌がる様子を見せた時は、その後はどうやり過ごせばいいんですか?」
そんな心配をされる方がいるかもしれませんが、答えは簡単。拒否されたら引けばいい、ただそれだけのことです。手をつないでいたのに、彼女が携帯を見るために手を引っ込めて、その後はつなぐ気配がない。それはもう、「つながないで」というサイン。すっと引く潔さを持ちましょう。
今の時代でもまだ男性の中には、「嫌よ嫌よも、好きのうち」などと考えている方がいます。しかし、それはもう通用しません。今の女性は、「嫌なものは絶対に嫌!」なのです。
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ライター
雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。東洋経済オンラインで『仲人はミタ』連載中。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ。著書に『100日で結婚』(星海社新書)などがある。
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(ライター 鎌田 れい)
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