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3位は「やめる」、2位は「空腹」、1位は…「2月のビジネス書」ベスト20

プレジデントオンライン / 2021年3月7日 11時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Jtasphoto、kuppa_rock

毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、2月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サイトの編集部が紹介する――。
第1位:『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(塚本亮著、明日香出版社)
第2位:『「空腹」こそ最強のクスリ』(青木厚著、アスコム)
第3位:『やめる時間術』(尾石晴(ワーママはる)著、実業之日本社)
第4位:『ロジカルメモ』(村本篤信著、アスコム)
第5位:『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳、新潮社)
第6位:『2030年』(ピーター・ディアマンディス/スティーブン・コトラー著、土方奈美訳、NewsPicksパブリッシング)
第7位:『人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド著、鹿田昌美訳、大和書房)
第8位:『最高のパフォーマンスを引き出す習慣術』(大塚邦明著、フォレスト出版)
第9位:『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)
第10位:『99.9%は幸せの素人』(星渉/前野隆司著、KADOKAWA)
第11位:『夢を叶えるための勉強法』(鈴木光著、KADOKAWA)
第12位:『新装版 なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方』(ディスカヴァー・コミュニケーション・ラボラトリー編、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第13位:『2025年を制覇する破壊的企業』(山本康正著、SBクリエイティブ)
第14位:『シン・ニホン』(安宅和人著、NewsPicksパブリッシング)
第15位:『ビジネスの未来』(山口周著、プレジデント社)
第16位:『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第17位:『教養としてのお金とアート』(山本豊津/田中靖浩著、KADOKAWA)
第18位:『数学的思考トレーニング』(深沢真太郎著、PHP研究所)
第19位:『BRAIN DRIVEN ブレインドリブン』(青砥瑞人著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第20位:『Life Kinetik® 脳が活性化する世界最先端の方法』(ホルスト・ルッツ著、繁田香織訳、ダイヤモンド社)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2021年2月の閲覧数ランキング

■「すぐやる人」と「やれない人」は何が違うのか

今月の第1位は、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』でした。

塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)
塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)

世の中には、「すぐやる人」と「やれない人」がいます。「すぐやる人」が顔色も変えずにやるべきことをスピーディーに終わらせる一方で、「やれない人」は期限ぎりぎりになってやっと重い腰を上げる――この違いは、どこにあるのでしょうか。「すぐやる人は、意志が強いはずだ」と思い込んでいる人もいるでしょう。

本書を読めば、その謎が解けます。「すぐやれない人」がすぐに行動に移せないのは、意志が弱いからではありません。やれる人になるための「習慣」を知らないことが原因なのです。

本書で紹介されている「すぐやる人」の習慣の一つに、「やりたい!」と思った瞬間を逃さず、とにかく行動してみることが挙げられています。明日からやろうと後回しにしているうちにやる気がなくなってしまうのは、「やれない人」の典型的な行動です。一方、「すぐやる人」は、未来を信じません。「いつかやる」の「いつか」はやってこないと知っているから、「やりたい!」と思った瞬間に行動に移すのです。

「すぐやる人」になりたいなら、まずは本書を読むことから始めてみませんか。

■「1日16時間の空腹」が健康と若さをもたらす

第2位は、『「空腹」こそ最強のクスリ』でした。

青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)
青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)

近年、美容法や健康法として、断食が話題にのぼることが増えました。とはいえ、「1日3食が当たり前だと思って生活してきたから、今さらやめられない」「食べることが大好きだから、断食なんて絶対に無理!」という人も多いのではないでしょうか。

そんな人も、本書を読めばきっと、食生活を見直したくなるでしょう。

本書が読者に伝えるのは、「16時間の空腹時間を作るだけでも、健康や若さを維持することにつながる」というシンプルな事実。1日3食はそれだけで食べ過ぎの可能性があり、さまざまな体調不良を引き起こすというのです。

著者が勧めるのは、睡眠時間の前後に空腹の時間を組み込む方法。1日に6~8時間の睡眠をとるなら、寝る前と起きた後、それぞれ5時間程度ずつ、何も食べずに過ごせばいいのです。どうしてもつらいなら、味付けされていない素焼きのナッツ類なら食べてもOK。これならできる気がしませんか。

本書には、空腹力を鍛えるメリットが丁寧に解説されています。「1日3食で十分健康だ」という方も、将来への投資として、空腹がもたらす効果を学んでみることをおすすめします。

■忙しい日々を変えるための「やめる時間術」

第3位には、『やめる時間術』がランクインしました。

尾石晴(ワーママはる)『やめる時間術』(実業之日本社)
尾石晴(ワーママはる)『やめる時間術』(実業之日本社)

本書の著者は、2人の子育てをワンオペで行う超多忙なワーキングマザー、尾石晴(ワーママはる)氏です。著者は出産後に仕事に復帰してから「独身時代とはレベルが違う」ほど忙しい日々に突入。現状を何とか打破したいと試行錯誤の果てにたどり着いたのが、本書で紹介される「やめる時間術」です。

「やめる時間術」ではまず、自分が使っている時間を「生活時間」「ルーチン時間」「自分時間」の3つに分解し、「時間の見える化」を行います。そして、手持ちの時間のパフォーマンスを上げる工夫をしたり、時間の「引き算」や「足し算」をしたりして、時間をより有意義に使えるようにしていきます。

「やめる時間術」を編み出した著者は、外資系メーカーで管理職として勤務しながら発信業・不動産賃貸業・ヨガインストラクターなど、会社員以外での収入経路を次々と確保。2020年には会社を辞め、新たな人生を送っています。

「自分らしい人生を送りたい」と願う方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

■スマホを使いすぎると孤独感が強まり、集中力も下がる

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第5位は、『スマホ脳』でした。

アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮社)
アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮社)

スマホは、あっという間に私たちの生活必需品としての地位を確立しました。朝はアラームで起床し、天気予報を調べ、音楽を聴きながら身支度をし、乗換案内と地図を見ながら客先へ。電車の中では今日のスケジュールとニュースをチェックして、週末に出かけるレストランを選んで予約を済ませる――ほんの10年ほど前まではバラバラのツールで行っていたこれらの行動は、スマホ一台で完結できるようになりました。

スマホによって私たちの生活が便利になったのは疑いようのない事実です。その一方で、「このままではいけない」「スマホへの依存度を下げなければ」という危機感を抱いている方も多いでしょう。実際、iPhoneやiPadを世に出したスティーブ・ジョブズは、自分の子のスマホの利用時間を制限していたそうです。

本書では、スマホの利用時間に制限を課すべき理由として、SNSをすると孤独になることや、スマホが私たちの集中力を低下させることなどが挙げられています。いずれも、自分の行動を振り返ると、納得できるものではないでしょうか。

私たちは、スマホとどう付き合っていくべきか。本書を読んで、ぜひ考えてみていただければと思います。

■「お金にまつわる5つの力」を鍛える

続いて、第9位『本当の自由を手に入れる お金の大学』にもご注目ください。

両@リベ大学長『本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版)
両@リベ大学長『本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版)

本書は、YouTubeチャンネル登録者数70万人、動画再生回数1億回超えと、SNSを中心に熱狂的な支持を得ている著者、両@リベ大学長氏が、労働に縛られる人たちに「自分の人生=自由な時間」を取り戻してほしいという想いから執筆した一冊です。「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」ではビジネス実務部門賞を受賞しました。

著者は、自由な時間を手に入れるには「経済的自由」を達成する必要があるといいます。そしてそのために、「お金にまつわる5つの力」をバランス良く育てることを提唱しています。

「お金にまつわる5つの力」とは、お金を「貯める力」、「稼ぐ力」、「増やす力」、「守る力」、そして「使う力」のこと。本書では、それぞれの力の鍛え方が、圧倒的なわかりやすさで解説されます。

「お金の話は苦手」「難しそうだから」と、普段お金にまつわる情報を敬遠している人にほど、おすすめの一冊です。今後の人生を大きく変えてくれるような出会いになるかもしれません。

■「読者が選ぶビジネス書グランプリ」ダブル受賞の一冊

最後にご紹介したいのが、第14位の『シン・ニホン』。「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」で、総合グランプリと政治・経済部門賞をダブル受賞した一冊です。

安宅和人『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング)
安宅和人『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング)

『シン・ニホン』につけられたコピーは「この国は、もう一度立ち上がれる」。コロナ禍以前に構想された作品ながら、今の時代を生きる私たちを叱咤激励し、いっしょにこれからの日本を創っていこうと背中を押してくれるような内容となっています。

新しい日本を創るために、今私たちに何ができるのか。これからの日本を担う若者から今まで日本を支えてきたベテラン層まで、幅広い世代に届いてほしい一冊です。

今月も、話し方から勉強法、アートまで、幅広いジャンルの本がランクインしました。先月第1位だった『人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド著、鹿田昌美訳、大和書房)が今月第7位、第7位だった『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)が今月第16位、第20位だった『2025年を制覇する破壊的企業』(山本康正著、SBクリエイティブ)が今月第13位と、依然として多くの方に読まれております。

来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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flier編集部 本の要約サイトflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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(flier編集部)

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