「1兆円夫のカトパン」「女優・田中みな実」に嫉妬…続々"闇落ち"する20代女性アナが直面する人生格差
プレジデントオンライン / 2021年7月2日 11時15分
■歴代の女性アナウンサーの「その後」に見る人生格差
女性アナウンサーは昔も今も華やかな印象の職業ですが、視聴者からずっと憧れられ、崇められる存在でい続けることは至難の技です。なぜなら、一部のベテランアナウンサーを除けば、いまだに「女子アナ30歳定年説」という、女性活躍を阻む悪しき習慣がテレビ業界に根強く残っているから。この暗黙の了解があるために、道半ばでアナウンサーの仕事を辞めてしまう人も少なくありません。
フリーになったとしても、地上波のレギュラーを持てたり、活躍できたりする人はごくわずか。元TBSアナウンサー、田中みな実(34・敬称略、以下同)のように女優になって成功するには、よほどの潜在能力がないと難しそうです。
彼女の場合は、ジムやエステに通って美を磨く努力家の面と、アナウンサーになる前の学生時代に自主制作映画に出演した過去があるなど、もともと演技の素養を持っていたことが成功につながりました。元TBSの後輩、宇垣美里(30)もその道に進もうとしています。2人のように、華やかな光の部分だけでなく闇の部分というか、表現者として地道な活動をしている人は女優として表現力が高そうです。
■中村江里子(52)、雨宮塔子(50)、滝川クリステル(43)……
女性アナウンサーにとっての理想的なキャリアプランはどんなものなのでしょう?
30代、40代以上の場合、テレビ局社員でなくなっても、セレブ感や知名度を保つことにこだわりを持つ傾向があるかもしれません。例えば、フランス人のイケメン実業家シャルル・エドワード・バルト氏と結婚しパリに住んでいる元フジテレビの中村江里子(52)は、あらゆる要素でずっと憧れられる存在。嫉妬という低波動の感情が届かないほどの、幸せで素敵なパリ生活を送っています。
以前、カンヌ映画祭のレッドカーペットにドレス姿で現れた時、手が届かない遠い存在になってしまったと思わされましたが……。コロナ禍のパリで苦労されていましたが、その間の生活を綴った本は即重版。インスタに写真を投稿すると、ファンが賛辞を書き込みまくっています。先日は元TBSの雨宮塔子(50)と一緒の写真を投稿していて、「昔から憧れの大好きなお二人です」「素敵な女性ですね」などと賞賛されていました。
ファンのコメントもさらに輝くエネルギー源となります。投稿文内にあった「我が家のアパルトマンの中庭」という羨望ワードもまぶしすぎました。彼女のようになるには、実力や美貌だけでなく、運とか先祖代々の人徳とか様々な要素が絡んできそうです。
小泉進次郎(40)と滝川クリステル(43)の2人も、映え度が高いパワーカップルとしてずっと注目され続けることでしょう。
■在京20代女性アナ「適当な事務所に所属して、土曜日曜に働こうと」
若い世代は、もっと現実的に、そこそこの成功を望む価値観の人もいるようです。
昨秋、某テレビ局のアナウンスルームに何者かによって仕掛けられた録音機で2人の女性アナウンサーの生々しい本音が週刊文春などの報道で露わになりました。20代の社員アナ2人が、スタッフや同僚の悪口を言っていて、内容のエグさに驚かされましたが、それ以上に、仕事に対するいい加減な姿勢に関しては聞き流すことができませんでした。
「(私)本当にモチベーションがないのよ」
「私は結婚して、それまでにスキルをつけて、適当な事務所とかに所属して、土曜日、日曜日に働こうと思ってる」
といったセリフを言い放っていたのです。女性アナウンサーという誰もが憧れるキャリアを手に入れたのに、もうそれで燃え尽きてしまったのか、モチベーションの低下がもったいないです。
■カトパンは10年後にグループ売上1兆円を目指す夫とスーパー玉の輿婚
先が見えないコロナ禍で、優良な男性を見つけて結婚し、とりあえず生活の基盤を安定させて適度に自己実現するのが一番気楽なのかもしれません。
スポーツ選手や起業家、芸能人など、経済力があればベストです。有吉弘行と結婚した夏目三久(36)のように、「少し安らげる場所を作れれば」と、夫を支えるために引退するほど潔くなれる人はなかなかいないです。夏目三久はアナウンサーとしてやりきった感があるのかもしれません。
一方、結婚しても変わらず仕事を継続するのが加藤綾子(36)。フジテレビのエースだった実力とルックスを保ち続けています。6月7日に「一般人男性」との結婚を発表しましたが、実際は全然一般人ではなく年商2000億円のスーパー一般人であることが明らかになりました。
加藤綾子も高収入だと思われますが、夫の会社は2031年グループ売上げ1兆円を目指しているそうなのでスーパー玉の輿感が。そして加藤綾子もフジテレビの採用時に、オーラの強さから「スーパー綾子」と呼ばれていたそうです。その「スーパー」は「スーパーマーケット」「スーパー玉の輿」にもつながる予言だったのかもしれません。ニックネームの言霊はその後の運命を左右します。
加藤綾子の先輩で、同じく高いプロ意識を保ちつつ、ゆずの北川悠仁との幸せな結婚生活を送っている高島彩(42)。全く変わらないアンチエイジングな美しさをキープしているのにも驚かされます。
彼女の著書に、ミリ単位で自分のルックスをチェックするとか書かれていた記憶があります。ある程度の経済力がないと美と若さを保つのは難しいのかもしれませんが……。
■仕事に打ち込まず、ステマ疑惑やパリピ飲み…「闇落ち」しそうな若手
そこまで意識高い系にはなれず、働きすぎてやつれるくらいなら、会話を録音された若手アナのように、労働時間少なめでも安定した露出度で働くのがベストなのでしょう。
ラクさを求めるあまり、無料で美容サロンやネイルサロンを利用して、自身のSNSで店名を“宣伝”するステマ疑惑を起こしたり、企業家や投資家との「パリピ飲み」合コンを仕切りまくったり、時々闇落ちしそうになる女性アナウンサーもいますが、そんな彼女たちは闇フェロモンをまとい、また別種の魅力を漂わせそうです。
女性アナウンサーは、メディアに出続ける場合、視聴者から見た目をあれこれチェックされたり動向を追われ続けたりして気が休まらないにちがいありません。
だからでしょうか、突然、自らテレビから消える人もいます。引く手あまたなのに、女性アナをやめる人。これはひょっとしたら、監視され続ける日々を回避すべく「いったん完全に忘れられる」という巧みな戦略なのかもしれません。
■表舞台から一度去ったものの、SNSでリア充ライフを見せつける
例えば、元フリーアナウンサーの山岸舞彩(34)は以前、「NEWS ZERO」(日本テレビ系)のキャスターとして大活躍していましたが、2015年に「丸井」の創業者の孫と結婚してからは引退し、姿を見せることがなくなりました。
あれだけ毎日のように姿を見せていたのに、あまりにも引き際が鮮やかで、数年たつと名前を忘れられ……。でも昨年末、元テレビ朝日でフリーアナウンサーの竹内由恵(35)がインスタに彼女とのランチの写真を投稿。変わらぬ美しさで幸せそうな姿が公開されました(ハッシュタグは「♯見た目変わらない♯けど二児の母」)。
こうやって、年に一度くらい、アナウンサー友だちのSNSで幸せな近況報告するくらいが、心穏やかなリア充ライフを送れそうです。華やかな世界を知ってしまっている女性アナウンサーは、そんなささやかな露出度では満足できない体かもしれませんが……。
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漫画家/コラムニスト
武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科卒。雑誌連載、執筆活動の合間を縫ってテレビ出演も。
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(漫画家/コラムニスト 辛酸 なめ子)
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