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「地方の公立進学校」が難関大にどんどん学生を送り込めるワケ

プレジデントオンライン / 2021年8月10日 9時15分

名門大学への合格者が多い公立進学校は何が違うのか。自身も地方公立高校から東京大学に合格した参考書作家の船登惟希さんは「地方の進学校には、勉強をしたい人にとって有益な情報が集まっている」という――。

※本稿は、船登惟希(著)・usi(マンガ)『行きたい大学に行くための勉強法がマンガでわかる 高校一冊目の参考書』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA
©船登惟希・usi/KADOKAWA

■「中高一貫校じゃないと難関大は無理」は思い込み

僕の店にはいろんなお客さんが来るけど、多くの親御さんが「中高一貫校に行かないと難関大には合格できないんでしょ」とか「高校受験で失敗して私立高校に通っているから、難関大なんて無理よ」といった話をしているのを耳にすることがある。ちょっぴり悲しくなるね。

そう考えてしまっているのは、どうすれば志望校に合格するかわかっていないから。昨日話をしたように、まずは模試でいい成績を取ることが目下の目標。そのためには基本問題・典型問題が網羅的に、自力で解けるようになったらいい。じゃあそのためにはどうしたらいいか……って、どんどん具体的にブレイクダウンしていくことができる。

でも、こういった志望校合格のために押さえておくべき勘所を知らない人は、すごそうな進学校や塾に何か秘密があるだろうと考え、そこに行きさえすれば何とかなる、何とかしてくれると思っている人が多い。

■地方進学校は「頑張れる人に有益な情報」がある

まぁ、そうは言っても進学校がどんなところなのか知らなければ、納得できないよね。気持ちもよくわかる。だからサクマくんがチホさんを捕まえて進学校の実情を紹介してもらったんだよね。

船登惟希(著)・usi(著、イラスト)『行きたい大学に行くための勉強法がマンガでわかる 高校一冊目の参考書』(KADOKAWA)
船登惟希(著)・usi(著、イラスト)『行きたい大学に行くための勉強法がマンガでわかる 高校一冊目の参考書』(KADOKAWA)

チホさんは地方の進学校出身。彼女の言っていることを一言で言えば、魔法はないが、勉強したい人にとって有益な情報があるということになる。

使っている教材にも先生の指導力にも、これといった特徴はないけど、周りがよく勉強しているという環境や、どれくらいの成績でどれくらいの大学に先輩が行っていたかといった、頑張れる人にとって有益な情報が身近に存在するらしい。

頑張らなくても成績を上げてくれる場所じゃなくて、どう頑張ったらいいかについての情報があるということかな。

ただ、進学校に存在する情報も万能ではない。サクマくんのお話をこれからもしっかり聴いていった方が、いろいろと役に立つと思うよ。

おっと、パンの仕込みの時間が来たみたいだ。僕はここで失礼するよ。

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船登 惟希(ふなと・よしあき)
参考書作家
1987年新潟県佐渡島生まれ。東京大学理学部化学科卒業。新卒入社したDeNAを経て独立。東京大学へは、独学で現役合格した。在学中から参考書の執筆をスタートし、『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズ(学研プラス)をはじめとした、ベストセラー学習参考書を多数上梓。幼児向けや一般向け書籍も多数執筆している。

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usi(うし)
イラストレーター
静岡県出身。書籍の装画を中心にイラストレーターとして活動。イラストを担当した書籍は『5分後に意外な結末』シリーズ(学研プラス)、『しゅうまつがやってくる!』『行きたい高校に行くための勉強法がわかる 中学一冊目の参考書』(以上、KADOKAWA)など、多数。

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(参考書作家 船登 惟希、イラストレーター usi)

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