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橋下徹「菅さんに『やってもらわなければならないこと』が日本にはまだたくさんある」

プレジデントオンライン / 2021年9月8日 11時15分

橋下 徹『大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう』(プレジデント社)

菅義偉政権の発足以来、政権の打ち出す政策に是々非々で接しつつも「功」の部分により多く光を当ててきた橋下徹氏。退陣表明に当たり、菅首相を評価するポイントや、無念を感じる理由について力のこもった論を展開する。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(9月7日配信)から抜粋記事をお届けします。

■大きな政治決断を下し実績を残してきた菅政権

先週末(9月3日)、菅さんが首相を辞めるという驚きのニュースが飛び込んできた。この日、菅義偉首相は次期自民党総裁選に立候補しないと表明したのだ。次の総裁が決まる9月末にも首相を退任する。

正直残念だった。

菅政権の政治には賛否が色々あるだろう。しかしメディアが政治に文句・批判ばかり言ったところで政治はよくならない。民主国家において政治とメディアは両輪・両翼だ。

政治とメディアがお互いに切磋琢磨し、政治が国民の適切な民意を受けることができるようにする。そして国民の民意を推進力として政治が前に進む。与野党という政党間の切磋琢磨だけでなく、このような政治とメディアの切磋琢磨も必要だ。そしてそれは政府与党とメディアの切磋琢磨だけではない。野党がよくなるためにも、野党とメディアの切磋琢磨も必要だ。

ところが戦後政治は、例外的に野党に下ったことはあるものの、自民党が当然のように政府与党の座を占めていたので、野党もメディアも政府与党(自民党)に対して批判するばかりの存在になってしまった。

これでは政治はよくならない。批判だけでは民意と政治をつなぐことはできない。

そういう思いで、菅政権の功績について僕は各番組で評価すべきところは評価してきたつもりだ。そしてその功績を挙げれば、菅政権が多大な実績を残していることが分かる。

しかもそれは大きな政治決断がなければ進まないものばかりだ。

■賛否が激しく分かれる課題でプロセスを踏んでいなかったのは残念

そのことは、このメルマガでも何度も(Vol.243【首相に直言!】待ち構える原発処理水、外交・安保問題で「菅さんにしかできないことを粛々と進めてください!」、Vol.253【菅政権「仕事師」の功績】コロナ禍に隠れがち「携帯値下げ」「デジタル庁創設」「100万回接種」の本当の意味)論じてきた。

他方、菅政権の一番の問題点として、賛否が激しく分かれる課題について、最終決定に至るプロセスをきちんと踏んでいないことも繰り返し指摘してきた(Vol.257【自治体のワクチン「在庫」問題】科学的根拠だけではダメ! 菅政権に必要な「信頼感」の取り戻し方、Vol.258【コロナ禍転じて大改革へ!(1)】なぜ1年半コロナ病床は増えなかったか? 菅政権が切り込むべき医療制度の大問題)。

拙著『決断力』(PHP新書)の宣伝をしながらね(笑)

改めてこのように菅政権の功罪を見てみると、ほんと残念だ。菅さんは、最高権力を使わなければできないことを迅速にどんどん進めてきた。日本には、まだまだ菅さんにやってもらわなければならないことがたくさんある。菅さんにしかできないことがたくさんある。

(以下省略/全文はメールマガジンでお読みください)

(ここまでリード文を除き約1000字、メールマガジン全文は約6600字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.262(9月7日配信)から一部を抜粋したものです。気になった方は、メールマガジン購読をご検討ください。今号は《【ポスト菅の政治課題(1)】菅さん退任は本当に残念! 小選挙区時代に政権を獲るための政治家の条件》特集です。

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橋下 徹(はしもと・とおる)
元大阪市長・元大阪府知事
1969年、東京都生まれ。弁護士、政治評論家。2008年から大阪府知事、11年から大阪市長を歴任し、大阪都構想住民投票の実施や、行政組織・財政改革などを行う。15年に大阪市長を任期満了で退任。現在、テレビ出演、講演、執筆活動を中心に多方面で活動。『実行力』『異端のすすめ』『交渉力』『大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう』など著書多数。

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(元大阪市長・元大阪府知事 橋下 徹)

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