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お金が貯まらない家の子がよくする「1億円貯まる家の子は絶対しない」スーパーでの"ある行動"

プレジデントオンライン / 2021年9月14日 11時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Hakase_

スーパーでお菓子やジュースをねだったり、電車でグズったりする子どもに頭を悩ませる親は多いでしょう。しかし、ファイナンシャルプランナーの藤川太さんは「数多くの家計相談を受けている中でも、1億円貯まるような家庭からは、そんな悩みをあまり聞いたことがありません」という――。

■お金持ちの子は自販機トラップにもはまらない

子どもが飲み物をねだって、自販機の前で駄々をこねる、スーパーに買い物に行くたびにお菓子をねだる――。そんな悩みをお持ちの方は多いかもしれません。一方、お金を堅実に貯められる家庭ではそうした子どもは不思議と少ないようです。数多くの家計相談を受けている中でも、1億円貯まるような家庭からは、そんな悩みをあまり聞いたことがないのです。

スーパーなどで子どもが何かをねだるのは、過去の経験が影響しているとみています。子どもの短期的な関心を引くために、親が何かを買い与えてしまった可能性があります。子どもはそれを記憶してしまい、「こうすれば買ってくれる」と学習してしまったのかもしれません。

■一度身に就けるとやっかいな習慣

電車の中で子どもがぐずり、スマホを渡している親を見かけることもありますが、これも同じです。「ぐずればスマホでゲームができる」と子どもが学習してしまい、電車に乗るたびに同じことを繰り返すようになってしまいます。それぞれ気持ちは分かりますが、一度習慣がついてしまったら後がやっかいです。

お金持ちは、ささいなことでも徹底しています。子どもがぐずっても、その場しのぎのために何かを買い与えることはありません。価値観が明確ですから、それが子どもにとって「良くないこと」だと理解しています。子ども側も、ねだっても買ってもらえないことを学習しているので、無駄なことはしません。

■子育ては「最初が肝心」

思春期のお子さんを持つ方からは、「子どもが反抗期で……」といった悩みを聞くことがありますが、これも同じです。親がオロオロしてはれ物に触るような対応をするので、ますます反抗するのです。反対に「おっ、いよいよ反抗期か!」などと親がよろこんで対応したことで、子どももばかばかしくなって反抗をやめたという家庭もありました。子どもは親が考えている以上に親の反応を見て行動していますから、子どもに何か問題があるときには、親の対応に原因があることも少なくないのです。

子育ては最初が肝心。親が方針をはっきりさせて、子どもがぐずっても買い与えないことが重要です。それはとても手間のかかることですが、そのほうが長期的に見て、いい結果を得るための早道ということなのでしょう。

■1億円貯まる家庭の子どもは「これ買って」とは言わない

お小遣いも同じです。お金持ちの中には、毎月決めた金額を与えるのではなく、お金が必要になったときに、「なぜ必要なのか」子どもにプレゼンをさせて、納得できた場合に渡している家庭も少なくありません。

電卓と小さな子供
写真=iStock.com/LightFieldStudios
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/LightFieldStudios

お小遣い帳をつけさせている家庭も多いのですが、何にお金を使ったのか、1円単位まできっちり金額合わせをさせています。そんな家庭で育った子どもは、「これ買って」とは言いません。子育てにはさまざまな方法があり、正解はないですから、同じことを実践すべきとは思いません。ただ、1億円貯まる家庭の習慣は、お金を貯めるためのヒントになるはずです。

■「将来何をしたいのか」常に子どもに問いかける

お金持ちの最大の悩みは子どもの教育です。どんな大人になるのか、何をなしとげるか。そのために、どんなことを身に付けさせればいいかを考えています。それは単純にいい学校に通わせることではありません。

子どもの自主性も尊重しています。お金持ちの家庭では、「将来何をしたいか」、「どうなりたいのか」子どもに問いかけています。子どもが何に挑戦したいと考えているかを確認して、その芽を摘み取らないようにしているのです。

一般の家庭では、受験自体が目的になってしまうことが少なくありません。しかし、それは短期的なものでしかありません。いい学校に入学することが将来にどうつながるのか、長期的な目標を見極める必要があります。

わが家でも子どもたちには「将来何をしたいのか」問いかけるようにしています。わが家の娘たちはそれぞれ音楽の道に進むことを希望し、現在も進んでいます。社会人になっても音楽を続けているかどうかはわかりません。それでもいいのです。自分で決めたことであれば頑張れるはずですし、頑張って成果を出した経験は他の社会でも活きるはずです。

■「お金が貯まる家庭」の貯蓄が加速していくわけ

最近は家計診断の役割も変わってきているように感じます。以前は、救急病院のような役割でした。出血を急いで止めるように、赤字家計を黒字に転換させるためのアドバイスをすることが多かったのです。

ところが、ここ20年ほどで無料の家計相談が増えました。赤字家計を何とかしたいと考えている人は無料サービスを利用する方が多いようで、当社への相談は少なくなりました。当社のような有料相談に来てくださる方には、一般よりも収入も高く、資産もある人が多くなりました

いまは病院というよりフィットネスクラブに近い感じになっています。健康な人が身体を鍛えてさらに健康になるために通ってくるようなイメージです。しっかり節約ができている人でも「まだ無駄遣いしているのではないか」と考えて、アドバイスを求めてくるのです。相談料を支払っても、それ以上の効果が得られるなら合理的だと考えているのでしょう。その結果、お金が貯まる家庭は、それがどんどん加速していきます。

子育てにしても貯蓄にしても短期的な損得よりも長期的視点で「何がいいか」を考えることが大事です。そうした考えや習慣を子どもたちに伝えることで、お金持ちがお金持ちを再生産しているのです。

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藤川 太(ふじかわ・ふとし)
ファイナンシャルプランナー
生活デザイン代表取締役社長。2001年に家計の見直し相談センターを設立以来、2万世帯を超える家計診断を行ってきた。『やっぱりサラリーマンは2度破産する』など著書多数。

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(ファイナンシャルプランナー 藤川 太)

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