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橋下徹「識者の説教『政策の中身をしっかりと検討』はなぜ間違っているか」

プレジデントオンライン / 2021年9月29日 11時15分

橋下 徹『大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう』(プレジデント社)

自民党総裁選に続いて衆議院の解散総選挙が予定されている。選挙のたびに識者は「政策をよく吟味してから一票を投じよ」と私たち国民にお説教をするが、橋下徹氏は「ベクトル」だけを見ればいいと言う。どういうことか。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(9月28日配信)から抜粋記事をお届けします。

(略)

■普通の有権者が政治を選択する時のこれが極意

原発政策やその他政策について各候補者は膨大な量の主張をしているが、有権者としてはその細かなところに入り込まず、このベクトルの色分けだけで判断してもさしたる問題はないと思う。

さらに各政党についてもベクトルの色分けをやってみたい。今の政権与党である自民党・公明党の矢印を基準として、各野党はどのような矢印になるか。

立憲民主党・共産党の矢印は、自民党・公明党のそれとは完全に違う方向を向いている矢印だ。

日本維新の会の矢印は、自民党・公明党とほぼ同じ向き。

国民民主党の矢印はその間という感じか。

さらに「色」として、政権与党である自民党・公明党の現在の政治を基準とすると、日本維新の会は「改革」、立憲民主党・共産党は「弱者救済」、国民民主はその「間」という感じだろう。

そして「勢い」としては、日本維新の会は、自民党・公明党と同じ方向を向きながら、さらにスピードをあげるイメージ。

立憲民主党・共産党は自民党・公明党の勢いにブレーキをかけて、違う方向に展開するイメージ。

国民民主党はその「間」。

これくらいのベクトルの色分けの整理をつけることができれば、あとはそれぞれの議論を聞いてどれにするかを選択すればいいだけだ。

政策を細かく吟味しても、なかなか選択できない。しかしベクトルの色分けで各政治家、各政党を選択すれば、そのベクトルの範囲内で打ち出される政策については概(おおむ)ね賛成するというのが有権者のあるべき政治態度だ。

もちろん自分が選んだ政治家や政党が、自分の考えと違うことをやることもあるだろう。それは政治家や政党を選ぶ時点において、自分の考えを100%実現してくれる政治家や政党などそもそも存在しないから当たり前だ。

ゆえに、自分が選んだ政治家や政党が打ち出す政策が、自分が選択した「ベクトル」の範囲に概ね入っていれば良しとしなければならない。

他方、あまりにも自分の選択したベクトルとは違うことばかりするようになれば、それは次の選挙で支持する政治家や政党を変えればいいだけだ。

これが、普通の有権者が政治を選択する極意である。この点は、少し前に三浦瑠璃さんと共著した『政治を選ぶ力』(文春新書)に詳述している。

(以下省略/全文はメールマガジンでお読みください)

(ここまでリード文を除き約900字、メールマガジン全文は約9700字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.265(9月28日配信)から一部を抜粋したものです。気になった方は、メールマガジン購読をご検討ください。今号は《【白熱!自民党総裁選(2)】なぜ投票先は「ベクトル」で選ぶべきなのか――学者には絶対に説明できない実践的政治選択術》特集です。

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橋下 徹(はしもと・とおる)
元大阪市長・元大阪府知事
1969年、東京都生まれ。弁護士、政治評論家。2008年から大阪府知事、11年から大阪市長を歴任し、大阪都構想住民投票の実施や、行政組織・財政改革などを行う。15年に大阪市長を任期満了で退任。現在、テレビ出演、講演、執筆活動を中心に多方面で活動。『実行力』『異端のすすめ』『交渉力』『大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう』など著書多数。

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(元大阪市長・元大阪府知事 橋下 徹)

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