1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「ポニテ→好青年ヘア」国民の心をザワつかせる小室圭さんは億単位を生み出す無双コンテンツだ

プレジデントオンライン / 2021年10月19日 13時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/brize99

「今、自宅を出ました」。なぜ、テレビの情報番組は秋篠宮眞子さまの婚約者・小室圭さんの言動を速報扱いするのか。皇室ウオッチャーのコラムニスト・辛酸なめ子さんは「この4年間、常に小室さんに関する情報が溢れていました。世の中は、小室さんを中心に回り、メディアなどに億単位の莫大なお金をもたらしている」と指摘する――。

■「小室さんが今、自宅出発」情報番組で小室圭さんが速報されるワケ

世の中は小室圭さん(29)中心に回っているのかもしれない……。ここ数年間の皇室関連のニュースを振り返るとそんな気さえします。

2017年5月、眞子さま(29)と婚約するというニュースのあと、マスコミが小室さんの元に殺到し、朝の情報番組などが「小室圭さん 自宅出る」とその一挙一動を「速報」扱いで紹介してから4年以上。10月17日、結婚前に秋篠宮さまに挨拶する日ということで、テレビの画面には朝から「小室さん 自宅出発」というテロップが。デジャヴュかと思いました。

ちなみに、前日は「自宅に美容師呼び、髪整える」という件もニュースになっていました。4年以上世間の注目を集め続けた小室さん。母親・佳代さんと元婚約者の男性との借金トラブルは暗礁に乗り上げたままになっていても、新聞・テレビ・雑誌・ウェブ……メディア上で累計億単位、もしかしたら何十億円単位のお金を動かしていそうです。もはやお笑い芸人やアイドルの比ではない、最強のコンテンツと言えるかもしれません。

「文藝春秋」(10月号)によれば、眞子さまは、宮内庁長官に対して「小室さんは素晴らしい男性です」と結婚相手として最適な存在であると直談判したと言われています。3年以上も遠距離恋愛していたらたいていのカップルは思いがさめてしまいそうですが、眞子さまの気持ちは変わらぬまま……。そしてこのたびついに結婚の運びとなりました。周りが全く見えなくなるほどの世紀の恋は、後年まで語り継がれるかもしれません。

皇室を敬愛するひとりの国民としては、小室さんの皇室利用疑惑や小室家のお金の問題、佳代さんの人脈など多くの心配な点がありますが、もう結婚が決まった今となっては、仕事も決まった小室さんのポジティブな可能性にも着目していきたいです。

宮内庁は10月1日、眞子さまが「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と診断されたことを明らかにしました。ご自身や小室さんらを巡る批判や意見が“誹謗中傷”だと感じられたわけです。それ以来、本連載などでコラムを書いている私のところにもバッシングのコメントが多数寄せられていますが、眞子さまにお幸せになっていただきたいという気持ちは昔も今も、そしてこれからも変わりません。

ただ、皇室関連の人物ウオッチングを続ける私にとって小室さんは唯一無二の“逸材”だと感じるのです。今回の帰国でも、その片鱗を存分に発揮いただきました。例えば……。

■髪を切って好青年に

不良少年が、実は子猫を助けていたり優しい一面を見せたりすると、反動で好感度が急上昇する、という現象があります。最初は悪印象だった人が、次に良いことをするとイメージアップになりますが、小室さんはそんな人間心理を熟知しているのかもしれません。

今年9月、NYから帰国した時のポニーテールは世間をざわざわさせました。好意的に、勉強や就職活動が忙しすぎて髪を切る暇がなかった、と捉える意見もありました。イケメン度がアップしたという説も。

ポニーテールのイラスト
イラスト=辛酸なめ子

でもこれは、小室さんの戦略のひとつだったのかもしれません。秋篠宮さまに面会するために、自宅に美容師を呼んでヘアカットした小室さんはサラサラの短髪の好青年に。ポニーテール姿を見て驚かれた秋篠宮さまも、その変貌ぶりに胸をなでおろされたかもしれません。

蛇足ですが、ちょうど小室さんのポニテが話題になっていた頃「小室氏 髪ばっさり金髪ショートに!『応援してます』などの声」という記事が出て、まさか金髪に? と思ったら、音楽プロデューサーの小室哲哉氏でした。小室さん効果に便乗してTK氏を取り上げる、こうした悪ふざけが眞子さまの症状を悪化させないことを祈ります。

今回来日前に、わざわざ日本からNYへ駆け付けたテレビレポーターをガン無視していた態度の悪さも指摘されましたが、翌日以降はがらりと変わり、会釈しまくる謙虚なキャラに。それを受けて、どちらかと言えば小室さんにネガティブな姿勢だった「アッコにおまかせ!」(TBS系)は、10月3日の放送では、小室さんは空港では31回も会釈したと指摘しました。同日付の「東スポweb」も「小室圭さん4年前の“直角おじぎ”からの変化でわかる『自立心』」と、所作を高く評価。これでまたポジティブな印象を上書きすることができました。

■手土産らしき白い紙袋を2つ持参

18日、秋篠宮さまを訪問するために自宅を出た小室さんの手には2つの白い紙袋が。NYのお土産でしょうか。これまで小室さんには倹約家のイメージ(というか、他人のために出費しない)がつきまとっていたので(米フォーダム大学に入学した当初、同級生に寿司のキーホルダーを配って以来)、これもイメージアップになりそうです。

■謎の賞を経歴に記入

そうした中、ちょっとした物議を醸すのも小室さんらしいところです。就職先の法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー」のサイトの小室さんのページに、一時、謎の受賞歴が書かれていた、と週刊誌が報じたのです。

それは「JFK Profile in Courage Award」という賞。オバマ元米大統領やアナン元国連事務総長などが受賞した名誉ある賞で、科学者にとってはノーベル賞、政府関係者にとってはこの賞が最高だと認識されているようです。

「女性自身」や「週刊文春」の記事によると、小室さんの名前は受賞者リストに見当たらず。結局、フォーダム大学のロースクール内の賞ということだったようです(その後、「Fordham’s JFK Profile in Courage and Sweat Equity Award」という賞にサイトの記述を修正)。

もしかしたらこの賞を経歴に書いたのは、「いつか受賞したい」という小室さんの目標設定だったのかもしれません。大リーグの二刀流・大谷翔平選手が高校時代、夢をかなえるための目標達成シートに「ドラフト1位で8球団から指名される」と記入したようなアファメーションのひとつだったのでしょう。

「JFK Profile in Courage Award」は勇気ある行動を表彰する賞。大学時代に眞子さまにプロポーズした時点ですでに十分勇気はあります。もちろんメンタルの強さは言うまでもありません。

■社会貢献

9月下旬には、小室さんの持っている赤いスマホの機種に込められた理念も報道されました。おそらくiPhone12の『(PRODUCT)RED』という機種で、販売元のアップルが売り上げの一部を世界エイズ・結核・マラリア対策基金や、新型コロナウイルス対策のために寄付するそうです。

iPhone 12 (PRODUCT)RED(アップルHPより)
iPhone 12 (PRODUCT)RED(アップルHPより)

小室さんの社会貢献意識にこれからも期待したいです。眞子さまと小室さんがノーブレス・オブリージュの意識で生活されることで、日本の皇室に良いイメージが保たれることでしょう。

10月26日の結婚記者会見では、改めて小室さんのメンタルの強さやゆるぎない自己肯定感を実感することになりそうです。願わくば、小室さんの表情や発言に眞子さまへの変わらぬ愛情がにじみ出て、真実の愛だと感じさせてくれることを祈ります。

----------

辛酸 なめ子(しんさん・なめこ)
漫画家/コラムニスト
武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科卒。雑誌連載、執筆活動の合間を縫ってテレビ出演も。

----------

(漫画家/コラムニスト 辛酸 なめ子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください