「馬車馬のように働けや! 一生奴隷だ」専業主婦妻のDVに5年も耐えた自営業男性の"100倍返し"
プレジデントオンライン / 2021年11月27日 11時30分
■退職と起業
妻(当時22歳)の出産とほぼ同時に決まった橋本幸男さん(当時27歳)の勤め先は、実はブラック企業だった。橋本さんの2カ月前に入社していた同年代の男性が、上司や社長からのいびりに耐えかねて辞職すると、橋本さんがターゲットに。
会社ではパワハラ、自宅では妻からのDVに悩む日々が始まる。それでも橋本さんは、子どもたちの笑顔に癒やされて、「明日も頑張るぞ!」と自分を奮い立たせた。
しかし、次々に起こる理不尽な事件や問題に、橋本さんはついに辞職を決意。おそるおそる妻に相談すると、「辞めるなら、今より稼げて早く帰ってこれるところを探せよ!」と言う。橋本さんは、「それなら話が早い!」と思った。こんなことがあったときのために、少しずつ起業をするための勉強を進めていたのだ。
2008年9月。ブラック企業を辞職し、起業をすると、すぐに妻から課された収入ノルマを達成する。
だが、よいことばかりではなかった。起業前から懸念していたことだが、自宅の一室で仕事をする橋本さんは、ほぼ1日中、家の中で夫を束縛し、財布を握る専業主婦の妻と過ごすことになる。
朝、保育園に娘たち(当時3歳・1歳)を送り届けた後、仕事を開始するが、仕事にノッているときに限って妻が声をかけてくる。用件は、「洗濯・食器洗い・トイレ掃除・買い出しの運転手をしろ!」というものだった。
ある日、橋本さんは勇気を出して言った。
「ごめんね。納期が迫っていて、このままだと間に合わないから、集中させてほしいんだけど」
すると妻は言った。
「はあ? 誰のおかげでのんびり仕事できると思ってんの? 全部やれや!」
結局橋本さんは、睡眠時間を削って納期に間に合わせるしかなかった。
■DV妻の不倫
家で仕事をするようになった橋本さんは、妻の外出を不審に思い、「いつも誰とお出かけしてるの?」と声をかけた。
すると沈黙の後、「おめーに関係ねーだろが」と妻。
「いや、でも気になるから」と橋本さんが言うと、「あたしが誰と遊ぼうがあたしの勝手だろーが!」と一蹴。
また別の日、橋本さんが仕事をしていると、隣の部屋で、妻が誰かと電話をしている。聞こえてくる会話は、まるで恋人同士のよう。
電話が終わった後、「いつも男友だちと遊びに行ってたの?」と問いかけた。すると妻は悪びれもせず、「だったら何?」と言う。
橋本さんが、「不倫とかやめてね」と言うと、「してないし! 人の交友関係に口出しするの、やめてくれる?」と妻。
その数日後、「今日は朝まで女子会だから」と言って出かける妻。「平日に朝まで女子会なんて、どこでやるんだろう? 女友だちの家かな?」などと考えながら、橋本さんは娘たちに夕飯を食べさせ、風呂に入れて寝かせる。
翌朝、娘たちを保育園に送り届け、仕事を始めようとしたときに、「駅まで迎えに来て」と妻から電話。
自宅に到着すると妻は、「寝るから昼過ぎに起こして」と言って荷物を置き、寝室へ向かう。何気なくテーブルに置かれたライターを見ると、ラブホテルのライターだった。
すぐにライターを手に取り、妻を問いただす。「不倫なんてするわけないって言ってんだろが!」と怒鳴るが、その首筋には明らかにキスマークが……! 結局、妻はすべてを自白したが、その後、ますます橋本さんに対するDVをエスカレートさせた。
橋本さんはなおも、「まだやり直せる」と思っていた。なぜなら、「(自宅に)帰ってきてくれるから」。次第に橋本さんは、妻が側を通りすぎるだけで動悸がするようになっていた。
■つのる不満と出現する不調
妻は、仕事のやり方にも口を挟んできた。
橋本さんが、「取引先に、挨拶がてら資料を渡してくる」と言うと、「電車代やガソリン代がもったいないからメールですませろ」。「担当さんと顔を合わせてつながりを持っておきたい」と説明しても、「電話でいいだろが」の一点張り。
橋本さんの売り上げは伸び悩んだ。
「今日こんなことがあったよ!」「パパ遊ぼ〜!」と駆け寄ってきてくれる娘たちに癒やされる橋本さんだったが、そんなときは決まって、「今月の売り上げはどうなってんの?」とピリピリした妻が割り込んでくる。娘たちの表情はみるみる暗くなった。
橋本さんは、娘たちとの楽しい時間さえ、いとも簡単につぶしてしまう妻への不満が日に日に大きくなっていった。
「どうしたら家族で平穏な日々が過ごせるのか? 楽しくご飯が食べられるのか? 普通の生活ができるのか?」そればかりを考える。
気がつくと橋本さんは、強烈な肩こりや頭痛、食欲不振や吐き気、不眠に悩まされるようになっていた。
「妻は、娘たちの前であろうと、私に対しては一方的に怒鳴り散らしていましたが、幸い娘たちにはイライラをぶつけたり、手を上げたりといったことはありません。優しく、しっかりした母親でした」
だから、「自分はこの家庭にいないほうがいいのではないか?」と考えた橋本さんは、妻に「距離を置こう」と提案する。
しかし妻の言い分はこうだった。「お前が我慢してたらすむこと」「精神的に限界とか知らん。潰れないよう頑張れ」「距離を置いても私は変わらん」「両親が離れ離れになったら娘たちがかわいそう」「私を怒らせるお前が悪い」。
橋本さんは、「もう無理だ」と、途方に暮れた。
■DV妻からの逃走
2010年5月。橋本さん(当時31歳)は娘たちを保育園に送り届け、妻(当時26歳)が外出すると、車にパソコンなどの商売道具を積み込み、同じ自営業者の従兄弟に連絡。事情を説明すると、「すぐにおいで!」と言ってくれた。
従兄弟の仕事場に到着すると、40代くらいの哀川(仮名)という男性を紹介される。なんと哀川さんは、精神的DV離婚経験者だった。
橋本さんの話を聞くと、哀川さんは、「一回奥さんとこに戻りな」と言う。離婚するなら、①逃げ出した理由とその証拠、②相手が「離婚したくない」となったとき、第三者に「この2人は夫婦として修復不可能」と思わせる証拠、この2点が必要となる。それらを集めるために、「家に戻りなさい」と言うわけだ。
橋本さんはすぐに、哀川さんと家電量販店へ。哀川さんは、「お金を持たされていないだろ?」と言って、ボイスレコーダーを自腹で購入してくれた。
見ると、橋本さんの携帯は、妻からの着信やメールがすごい量になっていた。橋本さんが家に戻り、娘たちを寝かせると、妻からの追及が始まる。
橋本さんは、震える手でボイスレコーダーをオンにした。
妻は、「お前はあたしの言うこと聞いてりゃいーんだよ! 何回言えばわかんの?」から始まり、耳を疑うような汚い言葉が次々に飛び出してきた。やがて妻は橋本さんの両親までののしり始め、「お前の命なんてどーでもいいんだよ!」で終わった。
翌日、橋本さんは無意識に、かつて親友だったが妻のせいで疎遠になっていた滝沢(仮名)さんに電話していた。滝沢さんは事情を聞くと、すぐに来てくれた。滝沢さんの車に再び商売道具を詰め込み、橋本さんの実家へ向けて出発。車の中でこれまでの経緯を話し、実家に到着すると、「いつでも連絡してこいよ!」と言って滝沢さんは去った。
実家の玄関を開けると、びっくりした様子で母親が出てきた。橋本さんが「離婚しようと思う」と言うと、母親は「そう……」と頷いた。
しばらくして妻から電話がかかってきた。無視すると、メールが届く。「今から行くから待っとけよ!」。橋本さんはボイスレコーダーを握りしめた。
深夜に妻が到着。橋本さんが、車の中で眠る娘たちを抱きかかえて家の中で寝かせていると、出迎えた母親が妻を応接間に通す。
応接間に行くと妻は、「昨日あれだけめちゃくちゃに傷つけてやったのに、まだあたしに反抗するのかこの野郎! 逃げることも、反抗することも許さない! 黙ってあたしに従っていればいいんだよ!」と言い放つ。
「それじゃあ奴隷と一緒じゃないか……」橋本さんがぽつりとこぼすと、「そうだよ! 奴隷なんだよ! お前はただあたしに従って、馬車馬のように働けや!」と嘲笑。その後もひたすら汚い言葉を妻は吐き続けた。
「そろそろ、帰ってくれる?」ふと、橋本さんは無意識に口にしていた。「はあ? 帰るわけねーだろが!」「じゃあ、実家に迷惑かけたくないから一緒に帰ろう」。橋本さんは、妻が乗ってきた車に商売道具を積み込み、眠っている娘たちを乗せ、家に向かった。
家に着くと娘たちを寝かせ、仕事道具を元通りにし、橋本さんは仕事部屋に残る。
深夜2時。橋本さんは寝室に行き、眠っている長女を抱きしめ、次女の頭をなでて、外に出た。橋本さんは寝間着姿のまま、わずかなお金しか入っていない財布を持って家を出た。
歩いていると、早朝、母親から昨晩のことを聞いた父親が電話をしてきた。実家に向かっていることを伝えると、「身体は大丈夫か? ちゃんと帰ってこれるか?」と父親。「もう、しんどい」と言った途端、橋本さんは声を上げて泣き出した。誰もいないスーパーの駐車場で、うずくまるようにして号泣した。
「すぐに行くから待ってろ!」
父親が到着するまで、橋本さんは哀川さんに連絡する。哀川さんは録音に成功したこと、逃げ出してきたことを聞くと、「弁護士に連絡するから待ってな」と言った。
■DV妻との離婚
その日、哀川さんに紹介された矢作厚弁護士(仮名)に会い、妻からのDVについて話し始めた途端、橋本さんはまた号泣してしまった。
「いっぱい泣いたらいいよ」と言われ、少し落ち着いてくると、橋本さんはゆっくりと話し始めた。矢作弁護士は時々メモを取りながら、何度も相槌を打ってくれる。
「恥ずかしいという気持ちは全くなく、いつまでも口が動きました。私はずっと、誰かに話したくてたまらなかったのかもしれません。誰かに聞いてもらい、『そりゃひどいね』と、言われたかったのかもしれません」
ボイスレコーダーを聞かせると、数分で矢作弁護士は「奥さんきついね」と苦笑して音声を止めると、「幸男くんはどうしたいの?」と訊ねる。
「貯金も親権も車も、何もかもすべて妻に渡します。養育費も払います。とにかく離婚がしたいです!」橋本さんは即答。
聞けば、哀川さんは、橋本さんほど大事に至らなかったため、矢作弁護士は、DVによる離婚調停も裁判も未経験だと言う。橋本さんが「離婚できるでしょうか?」と不安げに訊ねると、「できるでしょ!」と笑った。
その後、矢作弁護士は、
・精神科を受診し、診断書をもらってくること
・妻が電話してきたり、会いに来たりしても、無視すること
・ボイスレコーダーを文字起こしすること
の3点を実行するよう橋本さんに言い、それらを基に書類を作成。矢作弁護士が妻に書類を送ると、あろうことか妻は矢作弁護士に電話をかけてきて罵声を浴びせたらしい。矢作弁護士は、「奥さんヤバいね!」と笑った。
精神科を受診した結果、橋本さんは「適応障害を伴ううつ病」と診断。妻から離れて気が緩んだのか、橋本さんには右耳の難聴や胃痛など、さまざまな不調が現れた。
2010年7月、離婚調停。3人の調停員は、「なぜ離婚を決意したのか」を訊ね、橋本さんはこれまで受けてきた妻からのDVを話すが、いまひとつピンときていない表情。そこで矢作弁護士が、「じゃあ音声を聞いてもらいましょう」と言い、再生すると、たちまち調停員は眉間にシワを寄せ、ゆっくりと頷いた。
しかし、離婚調停は不成立。離婚裁判へ持ち越された。
2010年11月、1回目の離婚裁判。矢作弁護士は、裁判所を通じて事前に妻が所有している銀行口座を調べたところ、橋本さんがうっすら記憶に残っていた男性の名前での複数回の振り込みが見つかる。「これで妻の不倫が立証できる。相手の弁護士もまずいと思ってるだろうね」と言った。橋本さんは、約半年ぶりに妻と法廷で対面した。
■なぜ人はDVを隠すのか
多くの場合DVは、加害者はもちろん、被害者もそれについて言及しようとしない。まさに「家庭のタブー」の代表格だと言えよう。
だが、なぜDVは、被害者もそれについて言及しようとしないのだろうか。
その理由には、以下の4点が考えられる。
② 依存 加害者と被害者が依存関係にあり、暴力や暴言の後にハーレム期を迎えると、被害者が「自分は愛されている」「(加害者が)反省してくれたからもう大丈夫」と思い、加害者を許してしまうため
③ 羞恥心 精神的DVや経済的DV、社会的DVなど、目に見えないDVや、身体的DVであっても、治療が必要なほどのけがではない場合、被害者は「おおごとにしたくない」「恥ずかしい」気持ちから、「単なる夫婦喧嘩だ」と思い込むため
④ 孤立 社会的DVにより交友関係を狭められた被害者は、外に助けを求められないため
特に、橋本さんのようにDV加害者が妻の場合、夫は羞恥心から、なかなか外に助けを求められないのではないだろうか。現に、橋本さんは、弁護士に依頼した後、妻からの報復をおそれて警察署へ相談しに行ったが、「何かあってから呼んでくれる?」と冷たく言われたという。
「きっと、『男のくせに情けないな』くらいにしか思われなかったのでしょう。『何かあったらすぐに連絡くださいね』と言ってくれたら、それだけで安心感が違います。やはり、長年DV加害者に支配されてきた被害者の恐怖は、経験した者にしかわからないのだと思いました」
経済的DVを受け、自由にできるお金もなく、社会的DVを受け、親しい友人知人との交際を禁止されていた橋本さんは、長年の精神的DVによる支配や恐怖から、極限まで声を上げることができなかったのだ。
■タブーを打ち破るには
では、周囲の人は、DVを受けている人や夫婦、家庭に気づき、手を差し伸べることはできないのだろうか。
数多くの離婚問題を解決に導いてきた、ベリーベスト法律事務所の渡辺裕美子弁護士に聞いた。
「DVの場合、単純に暴力だけであることはほとんどなく、精神的DV(モラルハラスメント)や経済的DVなどとセットであることが多いです。他者から見て、①経済的自由が極端に制限されている、②何かするのに配偶者の許可が必要、③1日の予定や帰りの時間を細かく報告するなど、配偶者から自由を制限されている様子があれば、DVの可能性が高いと言えます」
①〜③のような様子が見られ、友人知人がDVに遭っているかもしれないとき、どのようにして救い出したら良いのだろうか。
「DV被害者は、『自分が暴力を受けるのは、自分の不出来のせい』だと思い込んでいることが少なくないため、極論を言えば、加害者から引き離すことが一番の救済方法です。しかし、無理やり引き離す前にまず、『あなたは悪くない』ということ、『暴力を振るうほうが絶対的に悪い』ということ、『どのような理由があったとしても、あなたに暴力を振るっていい理由にはならない』ということを、丁寧かつ声を大にして伝えてほしいと思います」
被害者が自分で「逃げたい」と思わなければ、ある意味洗脳状態にある被害者を、第三者が救い出すのは容易いことではない。しかし、DVは命を脅かす可能性もあるため、違和感を抱いたら被害者を根気強く説得し、加害者から引き離すことが大切だ。
「協議で先に離婚した場合、後ほど家やお金などの財産分与が問題となりますが、離婚後も2年間は財産分与を請求できますので、調停や裁判手続きで自身の正当な権利を主張することが可能です。また、子どもについても、監護権者の指定や子の引き渡し請求、親権者変更等をおこなうことによって取り戻せる可能性があります。ただ、加害者側が子を養育している状況が長引くと不利になる場合も多いので、逃げた後や引き離した後は、なるべく早く弁護士に相談することをお勧めします」(渡辺弁護士)
橋本さんのように、着の身着のまま逃げ出したとしても、調停や裁判で大切なものを取り戻すことはできる。DV被害者をタブー視せず、早く安全な場所に避難させることが先決だ。
■家庭にのこり続けるタブー
筆者はこの取材をおこなうまで、「多くの女性は、男性に腕力でかなわない。なのに、妻が夫にするDVが成立するのはなぜだろう」と思っていた。
しかし、橋本さんに取材をして腑に落ちた。DV加害者の多くは、出会ってからしばらくは本性を隠し、被害者から確固たる信頼や愛情を得た上で、社会的DVで社会的に孤立させ、経済的DVで戦意喪失や支配強化を狙い、精神的DVでさらに支配や恐怖を強めていく。そのため男性でも、「反撃したり、抵抗したりすれば、さらにひどい目に遭わされる」という恐怖におののき、暴力に耐えてしまう人が少なくないのだ。
内閣府の調査によると、配偶者からの暴力に関する相談件数は、2016〜2017年に減少したが、その後は増加傾向にあり、2019年の相談件数は約12万件だった。
そのうち、男性からの相談は約3000件ほどだが、女性に比べて被害を訴え出ることに抵抗を感じ、相談できない男性は相当数いることが想像される。
2011年3月、2回目の離婚裁判が終わり、橋本さん夫婦は正式に離婚が確定。橋本さんは、家も車も貯金も子どもの親権もすべて妻に渡し、娘たちに養育費を支払う条件で離婚。妻の性格から考えて、「娘たちにはもう二度と会えない」ことを覚悟したが、離婚から約半年後には、娘たちとの再会を果たす。なんと、妻から「子どもたちと会ってあげてほしい」と言われたのだった。
「幸い娘たちは、『お母さんがいじめるから、お父さんが出て行っちゃったんだよ』と言っていて、寂しい思いをさせてしまいましたが、私のことは少しも恨んでいない様子で安心しました」
現在娘たちは17歳と15歳。橋本さんの仕事は順調で、“平凡な一日”のありがたみを噛み締めているという。
橋本さんが離婚にかかった弁護士費用は約20万円。当時一文無しだった橋本さんは、矢作弁護士に頼んで分割払いにしてもらった。
渡辺弁護士によると、弁護士費用については、調停か裁判か、財産や慰謝料、親権を争っているのかなどによって、かなり変わってくるとのこと。基本的に自己負担で、加害者に弁護士費用を請求することはできない。しかし、橋本さんのように分割払いが可能な場合や、法的トラブル解決のための総合案内所的な役割を担う「法テラス(日本司法支援センター)」を利用する方法もある。法テラスや弁護士事務所では、無料の法律相談を実施している場合も多いので、まずは連絡してみてほしい。
インターネットの普及により、かなりのタブーは破られてきた。しかしまだ、腫れ物のように扱われ、見て見ぬ振りをされ続けるタブーは確実に存在する。
家庭のように、限られた人間しか出入りできない閉ざされた空間にこそ、タブーは遺り続けるのだ。
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ライター・グラフィックデザイナー
愛知県出身。印刷会社や広告代理店でグラフィックデザイナー、アートディレクターなどを務め、2015年に独立。グルメ・イベント記事や、葬儀・お墓・介護など終活に関する連載の執筆のほか、パンフレットやガイドブックなどの企画編集、グラフィックデザイン、イラスト制作などを行う。主な執筆媒体は、東洋経済オンライン「子育てと介護 ダブルケアの現実」、毎日新聞出版『サンデー毎日「完璧な終活」』、産経新聞出版『終活読本ソナエ』、日経BP 日経ARIA「今から始める『親』のこと」、朝日新聞出版『AERA.』、鎌倉新書『月刊「仏事」』、高齢者住宅新聞社『エルダリープレス』、インプレス「シニアガイド」など。
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(ライター・グラフィックデザイナー 旦木 瑞穂)
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