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超お買い得…「偏差値50台なのに」東大・京大含む国公立大に最大6割が受かる中高一貫校ランキング50

プレジデントオンライン / 2021年12月2日 13時15分

『プレジデントFamily2021秋号』より

開成、桜蔭、灘、早慶付属といった中高一貫校の偏差値は60を超える。だが、50台でも東京大、京都大を含む国公立大合格率が極めて高い一貫校もある。プレジデントFamily編集部が大学通信の協力を得て調べたところ、合格率1位は茨城の公立校である並木中等教育学校で合格率は6割を超えた。偏差値50台で「難関グローバル系」「難関理系大」への合格実績の高い一貫校とともに紹介しよう――。

※進学実績は2021年春の数値。大学通信調べ。同率で順位が異なるのは、小数点第2位以下の差。偏差値は日能研のものを採用(2020年12月までに公表された2021年予想偏差値)。入試日が複数ある学校の場合は最も低い偏差値を採用。

※本稿は、『プレジデントFamily2021秋号』の記事の一部を再編集したものです。

■首都圏偏差値50台のお得校「トップ国公立大学に強い学校」編 1~50位

旧帝大を含む国公立大に合格者が多い上位50校を紹介しよう。大学通信常務取締役の安田賢治氏は次のように分析する。

「同じくらいのレベルでも、学校のカラーにより、国公立大志望者が多い学校と私立大志望者が多い学校があります」(以下すべて安田氏)

注目は18位の帝京大。帝京大学付属(最低偏差値53、国公立大合格率32.4%)の共学校だが、進学校として位置づけられており、大学受験に対して手厚いサポート体制がある。59人の国公立大合格者のうち9割近くが現役合格だ。

また25位の暁星(最低偏差値54、国公立大合格率26.8%)は医学部志望者が多く、44人のうち16人が医学部進学者だ。30位の高輪(最低偏差値51、国公立大合格率25.5%)は近年国公立大進学者が増えている学校。高輪ゲートウェイ駅ができて、埼玉や神奈川方面からの利便性がよくなり人気も上がっている。

■1位の茨城・並木中教ほか「公立中高一貫校」がランキング上位に

女子校では23位の頌栄女子学院(最低偏差値58、国公立大合格率26.9%)。

「早慶などの難関私大の合格率はもともと高いですが、近年、国公立大の合格実績も上がっています」

36位には横浜共立学園(最低偏差値55、国公立大合格率19.9%)、40位には横浜雙葉(最低偏差値53、国公立大合格率17.6%)と、神奈川の女子校がランクイン。

トップ大学に強い学校 11~50位
『プレジデントFamily2021秋号』より

28位の大宮開成(最低偏差値52、国公立大合格率26.3%)にも注目だ。

「埼玉県の私学では6位の栄東(最低偏差値57、国公立大合格率43.3%)、24位の開智(最低偏差値53、国公立大合格率26.9%)に続く存在となっています」

1位の並木中教(最低偏差値57、国公立大合格率61.1%)をはじめ古河中教(最低偏差値52、国公立大合格率50.9%)、立川国際中教(最低偏差値55、国公立大合格率47.7%)、三鷹中教(最低偏差値58、国公立大合格率42.7%)、桜修館中教(最低偏差値59、国公立大合格率38.4%)など、公立の中等教育学校も目立つ。

「1学年150人前後の小規模校なので、きめ細かな指導が行われています」

※偏差値50台の学校の、東京大、京都大ほか10国公立大別の合格者数などのデータ詳細は、『プレジデントFamily2021秋号』に掲載している。

■首都圏の偏差値50台のお得校「グローバル系に強い学校」編 1~20位

早稲田大国際教養学部、東京外国語大、国際基督教大など難関グローバル系大学への合格者が多い「グローバル系に強い学校」の1位は帰国子女が20~25%を占める頌栄女子学院(最低偏差値58、難関グローバル系合格率12.4%)。

グローバル系に強い学校
『プレジデントFamily2021秋号』より

「11人が早稲田大の国際教養学部(定員600人)に進学しています。英語教育に定評があり、帰国子女がグローバル教育をけん引しているのでしょう」

『プレジデントFamily2021秋号』
『プレジデントFamily2021秋号』

また、7位サレジオ学院(最低偏差値59、難関グローバル系合格率4.7%)、10位晃華学園(最低偏差値50、難関グローバル系合格率4.1%)、11位暁星(最低偏差値54、難関グローバル系合格率3.7%)、13位東洋英和女学院(最低偏差値58、難関グローバル系合格率3.3%)などキリスト教系の学校が目立つ。

「キリスト教系の学校は英語教育に熱心です。晃華学園は東京・調布にある女子校で、校内でスピーチコンテストを実施したり、英検やTOEICの取得に力を入れたりと、国際教育に取り組んでいます」

※偏差値50台の学校の、早稲田大国際教養学部、東京外国語大、国際基督教大学ほか5大学別の合格者数などデータ詳細は、『プレジデントFamily2021秋号』に掲載している。

■首都圏の偏差値50台のお得校「理系に強い学校」編 1~30位

東大・京大・早慶の理系学部、東京工業大、東京理科大などの難関理系大学への合格者が多い「理系に強い学校」の上位に目立つのは男子校だ。

グローバル系に強い学校
『プレジデントFamily2021秋号』より

「理系への進学者は女子も増えましたが、全体的には男子が多いことから、ランキングには男子校や共学校が目立ちます。3位攻玉社(最低偏差値55、難関理系合格率62.8%)、4位本郷(最低偏差値58、難関理系合格率54.4%)、8位の桐朋(最低偏差値56、難関理系合格率48.7%)は東工大への進学者が多いですね。東工大は大学院を含めた6年一貫教育で理系の専門教育を行っており、理系の人材育成には定評があります。また7位の東京都市大付(男子校・最低偏差値56、難関理系合格率49.1%)、17位の芝浦工業大柏(共学校・最低偏差値52、難関理系合格率30.9%)は理系大学の付属校ということもあり、理系志望者が集まっているのでしょう」

※偏差値50台の学校の、東京大理系、京都大理系、東京工業大、早稲田大理系、慶應義塾大理系ほか6大学別の合格者数などデータ詳細は、『プレジデントFamily2021秋号』に掲載している。

(プレジデントFamily編集部 文=本誌編集部 データ協力=大学通信)

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